よしながふみ
よしなが ふみ(1971年〈昭和46年〉 - )は、日本の女性[3]漫画家である。血液型はB型。 東京都出身で、東京都立富士高等学校[4]を経て、慶應義塾大学法学部を卒業後、大学院法学研究科を中退する。ペンネームは女優の吉永小百合と檀ふみから採った。多くの代表作を持つほか、同人サークル「大沢家政婦協会」の主宰者で、2006年以降活動を休止していたが2015年コミックマーケット89から活動を再開。 作風『ベルサイユのばら』や『スラムダンク』などの影響を受けながら、二次創作の同人活動を皮切りに青年誌・少女誌などで幅広く活躍する。ビブロスや芳文社などボーイズラブ (BL) 誌で執筆し、ボーイズラブ小説の挿絵なども手がける。メガネが好きで、作品内にメガネをかけた人物を必ず一人は登場させている[5]。 BL誌連載作品だけではなく、青年誌や少女誌連載作品にも、男性同性愛者(ゲイ)が登場する作品が多い。同人活動で、男性同性愛をモチーフとした創作JUNE系などの作品群を発表している[2]。商業誌で活動してからは、自身の商業作品の後日談を同人誌として発表した[2]。一部の作品はまとめて単行本化され、第1巻は比較的穏やかで2巻で性描写が多発する作品もある。『1限めはやる気の民法』は連載「第1巻」と同人「第2巻」として発売されている。 作中には料理やスイーツが多く登場し、描写から食にこだわりが感じられる[6]。『愛がなくても喰ってゆけます。』における食事シーンのキャラクター描写について、「官能的ですらある」「表情もまた見事」「人間関係の微妙なアヤを浮き彫りにしている」などと評し、食欲が性欲以上に「根源的でエゴイスティック」で「食べ方や食の嗜好には人間性が」表れることにきわめて自覚的である、と断定している[7]。 影響よしながが「最初に萌えたキャラクター」は、池田理代子『ベルサイユのばら』のアンドレ。以降、読者として「主人公に嫉妬をしないで『損得抜き』で応援する」「どこまでもへなちょこな」アンドレ的な立ち位置のキャラクターを探し続けていると述べている[8]。 ローカス賞を受賞したアメリカの女性ファンタジー作家N・K・ジェミシンは、よしながの影響を公言しており、『大奥』がジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞を受賞する以前から愛読していた[9]。 受賞歴
作品リスト漫画
エッセイ・その他
メディア化作品
脚注
参考文献
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