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アダム・オッタビーノ

アダム・オッタビーノ
Adam Ottavino
ニューヨーク・メッツ #0
ニューヨーク・メッツ時代
(2023年3月27日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区
生年月日 (1985-11-22) 1985年11月22日(38歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
230 lb =約104.3 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 投手
プロ入り 2006年 MLBドラフト1巡目
初出場 2010年5月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム イタリアの旗 イタリア
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
WBC 2009年2023年
獲得メダル
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ワールド・ベースボール・クラシック
2023

アダム・ロバート・オッタビーノAdam Robert Ottavino, 1985年11月22日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区出身のプロ野球選手投手)。右投両打。MLBニューヨーク・メッツ所属。愛称はオットOtto[1]

経歴

プロ入り前

2003年MLBドラフト30巡目(全体878位)でタンパベイ・デビルレイズから指名されたが[2]、この時は入団せずにノースイースタン大学へ進学した。

プロ入りとカージナルス時代

2006年MLBドラフト1巡目(全体30位)でセントルイス・カージナルスから指名され[3]、契約を結びプロ入り。

2009年はシーズン開幕前の3月に開催された第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)イタリア代表に選出された[4][5]

セントルイス・カージナルス時代
(2010年3月26日)

2010年5月29日のシカゴ・カブス戦でメジャーデビューを果たした。しかし、右肩を痛めて故障者リスト入りし、シーズン終了後に40人枠から外れた[6]

2011年はメジャー登板なしに終わったが、AAA級メンフィス・レッドバーズでは141イニングを投げて健康面での不安を払拭した。オフの11月18日には再び40人枠に加えられた[6]

ロッキーズ時代

2012年4月3日にウェイバー公示を経てコロラド・ロッキーズへ移籍した[7]。5月に2シーズンぶりのメジャー昇格を果たし、中盤以降はカルロス・トーレスジョシュ・レネキーらと共に、75球程度に投球を制限されたロッキーズの先発投手を救援する“ピギーバックハイブリッド)”投手として貢献した[8]

コロラド・ロッキーズ時代
(2014年5月18日)

2013年より、自身のイニシャルである「O」にちなんで、背番号を「0」に変更する。

2015年4月27日、右上腕の炎症で15日間の故障者リスト入りとなり、その後の検査で右肘のトミー・ジョン手術が必要であることが明らかとなり、5月14日に60日間の故障者リストに入り、シーズン中の復帰は絶望となった[9]。12月19日に3年契約で契約を延長した[10]

2016年2月18日、引き続き60日間の故障者リスト入りすることになった。7月5日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦でメジャー復帰した。最終的に34試合に登板して1勝3敗7セーブ、防御率2.67という成績を残した。

2018年は75試合に登板してナショナルリーグ最多となる34ホールドを記録した。オフの10月29日にFAとなった[11]

ヤンキース時代

ニューヨーク・ヤンキース時代
(2019年7月13日)

2019年1月24日にニューヨーク・ヤンキースと3年総額2700万ドルの契約を結んだ。また、ヤンキースの一桁背番号で唯一の空き番号であり、ロッキーズ時代より着用していた背番号0を背負うことも決まった[12]。ヤンキースの選手が背番号0を着用するのは球団史上初のケースとなる[13]。チームトップの73試合に登板し、6勝5敗2セーブ29ホールド、防御率1.90を記録し、移籍1年目にしてリリーフ陣の柱となった。

レッドソックス時代

2021年1月25日に後日発表選手または金銭とのトレードで、フランク・ヘルマンと共にボストン・レッドソックスへ移籍した[14]。オフの11月3日にFAとなった[15]

メッツ時代

2022年3月14日にニューヨーク・メッツと400万ドルの単年契約を結んだ[16]。 オフの11月6日にFAとなった[17]が、新たに2年$14.5Mで再契約[18]

2023年はシーズン開幕前の2月10日に第5回WBCアメリカ合衆国代表に選出された[19]。オフの11月3日に契約延長オプションを破棄して、FAとなった[20]

選手としての特徴

スリークォーターから、最速98.9mph(約159km/h)・平均93mph(約150km/h)の速球フォーシームシンカー)と、平均83mph(約134km/h)の横に大きく曲がるスライダーで全投球の大半を占める。2015年以降は稀に90mph(約145km/h)程度のカッターも使う。かつてはスライダーよりもチェンジアップを投げる割合が高かったが、ロッキーズ移籍後は速球とスライダーが投球の中心となった[21]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2010 STL 5 3 0 0 0 0 2 0 0 .000 110 22.1 37 5 9 1 0 12 1 0 21 21 8.46 2.06
2012 COL 53 0 0 0 0 5 1 0 6 .833 339 79.0 76 9 34 7 1 81 8 0 42 40 4.56 1.39
2013 51 0 0 0 0 1 3 0 8 .250 335 78.1 73 5 31 5 2 78 9 0 27 23 2.64 1.33
2014 75 0 0 0 0 1 4 1 21 .200 272 65.0 67 6 16 1 4 70 4 0 26 26 3.60 1.28
2015 10 0 0 0 0 1 0 3 3 1.000 35 10.1 3 0 2 0 1 13 0 0 0 0 0.00 0.48
2016 34 0 0 0 0 1 3 7 4 .250 107 27.0 18 3 7 0 2 35 4 0 9 8 2.67 0.93
2017 63 0 0 0 0 2 3 0 21 .400 243 53.1 48 8 39 2 4 63 8 0 30 30 5.06 1.63
2018 75 0 0 0 0 6 4 6 34 .600 309 77.2 41 5 36 5 6 112 7 0 25 21 2.43 0.99
2019 NYY 73 0 0 0 0 6 5 2 28 .545 283 66.1 47 5 40 3 2 88 3 1 17 14 1.90 1.31
2020 24 0 0 0 0 2 3 0 2 .400 85 18.1 20 2 9 0 1 25 1 0 12 12 5.89 1.58
2021 BOS 69 0 0 0 0 7 3 11 22 .700 276 62.0 55 5 35 2 7 71 4 0 31 29 4.21 1.45
2022 NYM 66 0 0 0 0 6 3 3 19 .667 258 65.2 48 6 16 2 5 79 7 0 15 15 2.06 0.97
2023 66 0 0 0 0 1 7 12 12 .125 261 61.2 46 7 29 3 8 62 5 3 24 22 3.21 1.22
MLB:13年 664 3 0 0 0 39 41 45 180 .488 2913 687.0 579 66 303 31 43 789 61 5 279 261 3.42 1.28
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

WBCでの投手成績








































2009[22] イタリア 1 1 0 0 0 11 3.0 1 0 1 0 3 0 0 0 0 0.00
2023[23] アメリカ合衆国 2 0 0 0 0 7 2.0 0 0 1 0 3 0 0 0 0 0.00

年度別守備成績



投手(P)












2010 STL 5 3 1 0 0 1.000
2012 COL 53 5 10 0 0 1.000
2013 51 8 8 1 1 .941
2014 75 2 6 0 0 1.000
2015 10 0 1 0 0 1.000
2016 34 3 0 0 0 1.000
2017 63 5 6 2 0 .846
2018 75 8 4 1 0 .923
2019 NYY 73 3 3 1 1 .857
2020 24 0 2 0 0 1.000
2021 BOS 69 0 7 3 0 .700
2022 NYM 66 3 6 3 0 .750
2023 66 11 3 1 1 .933
MLB 664 51 57 12 3 .900
  • 2023年度シーズン終了時

背番号

  • 35(2010年 - 同年途中)
  • 56(2010年途中 - 同年終了)
  • 37(2012年)
  • 0(2013年 - )

代表歴

脚注

  1. ^ Rockies Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月19日閲覧
  2. ^ 2003 DRAFT TRACKER” (英語). MLB.com. July 16, 2023閲覧。
  3. ^ 2006 DRAFT TRACKER” (英語). MLB.com. July 16, 2023閲覧。
  4. ^ Box Score |MLB.com: Stats
  5. ^ 2009 Tournament Roster WBC.com (英語) 2015年10月7日閲覧
  6. ^ a b Cardinals Add Three Hurlers to 40-Man Roster Scout.com
  7. ^ Adam Ottavino gives the Rockies a lift Scout.com
  8. ^ Thomas Harding (2012年9月14日). “Hybrid, piggyback: Whatever the name, it's working”. MLB.com. 2016年2月19日閲覧。
  9. ^ Nick Groke (2015年5月7日). “COLORADO ROCKIES / MLB Rockies pitcher Adam Ottavino undergoes Tommy John surgery”. The Denver Post. 2015年6月4日閲覧。
  10. ^ ロッキーズ、オッタビノと契約延長 ア軍は先発右腕との年俸調停回避」『スポーツニッポン』2015年12月20日。2024年7月25日閲覧
  11. ^ MLB公式プロフィール参照。2019年1月28日閲覧。
  12. ^ Bryan Hoch (2019年1月25日). “Deal official, Ottavino to wear No. 0 for Yanks” (英語). MLB.com. 2019年1月28日閲覧。
  13. ^ 新加入オッタビーノ、ヤンキース史上初「背番号0」」『日刊スポーツ』2019年1月25日。2019年1月28日閲覧
  14. ^ Yankees Trade Adam Ottavino To Red Sox” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年1月25日閲覧。
  15. ^ 160 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (November 3, 2021). November 5, 2021閲覧。
  16. ^ Adam Ottavino signs with Mets on one-year deal”. www.mlb.com. 2022年3月15日閲覧。
  17. ^ 131 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (November 6, 2022). November 14, 2022閲覧。
  18. ^ 【MLB】メッツが中継ぎ右腕のオッタビーノと再契約 WBCにもアメリカ代表で参戦予定”. www.sportingnews.com. 2023年2月9日閲覧。
  19. ^ USA Baseball Announces 2023 World Baseball Classic Roster” (英語). USA Baseball: Home (February 10, 2023). June 6, 2023閲覧。
  20. ^ 39 Additional Players Become XX(B) Free Agents” (英語). Home (November 6, 2023). November 10, 2023閲覧。
  21. ^ Brooks Baseball · Home of the PitchFX Tool - Player Card: Adam Ottavino
  22. ^ 2009 WBC Player Pitching StatsMLB.com 2023年3月26日閲覧
  23. ^ 2023 WBC Player Pitching StatsMLB.com 2023年3月26日閲覧

関連項目

外部リンク

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