イワクラ
株式会社イワクラは、山林事業、建材関連事業などを中核とする企業。代表取締役社長は岡本泰雄。 企業概要株式会社岩倉組所在地は北海道苫小牧市晴海町23-1。1913年(大正2年)、岩倉巻次により造材薪炭業を開業。当時の拠点は白老村(現・白老町)であった[1]。 1932年(昭和7年)車両部を設け、木材運搬業を併業。業務拡張により本店を苫小牧に移設[1]、1941年(昭和16年)新冠村(現・新冠町)の国有林特売権を得たのを機に、地元の製材会社を買収し、製材事業を開始[2]。1948年(昭和23年)に株式会社岩倉組となり、以降はホモゲン工場を日本各地に建設、東京や名古屋に支店を置き、大阪や浜松にも出張所を設置するなど業務を拡張。1959年(昭和34年)5月に土建部を分離独立し、岩倉組土建株式会社(現・岩倉建設)を設立[3]。1968年(昭和43年)岩倉海陸運輸を設立[4]。 株式会社イワクラ岩倉組は木材業を柱とした多角的な企業展開で岩倉グループの中核的な企業として発展し、不動産、開発行為、ホテル経営など広い業務に参画していったが、1973年の第一次石油ショックと長期的な不況で、経営危機が表面化し、1980年4月、岩倉組は清算会社となり、株式会社岩倉組木材を設立し、主力事業の木材・住宅部門を譲渡した[5][6]。 2001年(平成13年)12月11日にISO9001:2000の認証を獲得、また、2004年(平成16年)1月16日にもISO14001の認証を獲得した。取り扱う事業・商品には治山・土木工事施工管理などの山林事業、北海道産原木(広葉樹・針葉樹)の販売など原木・製材・木製品、造園業務など緑化造園事業、パーティクルボードなど建材関連事業などが含まれる。 特筆すべき商品に、ドイツから技術を導入して製造している「イワクラホモゲン」というパーティクルボードがある。これは日本最初のものとなり、リサイクル推進功労者等表彰・内閣総理大臣賞を獲得した。 創業者の孫である岩倉博文は岩倉建設、自民党衆議院議員を経て、現在苫小牧市長[7]。 グループ企業[8]
山大岩倉グループ[9] アイスホッケー部日本アイスホッケーリーグに1966年(昭和41年)のリーグ創設以来参加し、1979年(昭和54年)に休部するまで参加した。岩倉組休部後は、雪印乳業(現・札幌ホッケークラブ)が選手を引き受けた。詳しくは札幌ホッケークラブの項を参照されたい。 脚注
関連項目外部リンク |