エイリアンストーム
『エイリアンストーム』 (Alien Storm) は、セガ・エンタープライゼス(現在のセガ)が開発したベルトスクロールアクションゲーム。日本では、1990年よりアーケードゲームとして稼働を開始。アーケード版はシステム基板として「セガ・システム18」を使用している。 概要セガ社が本作の前にリリースした『ゴールデンアックス』(1989年)などと同じく、2DCG映像を横スクロールさせるタイプのアクションゲーム(ベルトスクロールアクション。BSA)。プレイヤーは「エイリアンバスターズ」と呼ばれる個性豊かなキャラクター3名から最大で2つ(プレイヤー1とプレイヤー2、合わせて最大2人で同時プレイが可能)を選び、地球に襲来した凶悪な宇宙人(エイリアン)を撃退することを目的とする。 普通に作ると単調になりがちなBSAだが、プレイヤーを飽きさせないように様々な映像的工夫が施されている。一例としては重火器を用いた派手かつハイスピードなキャラクターのアクションや、3Dシューティング面や高速スクロール面など、これらバラエティに富んだ構成が当時のゲームファンを楽しませた。 オリジナルであるアーケードゲーム版を基に、後年いくつかの家庭用ゲーム機へ移植されている。詳しく#他機種版を参照。 システムレバーと各3ボタンを使用。ボタンはそれぞれ、攻撃、飛び込み回避(高速移動テージではジャンプ)、特殊攻撃の3種類の動作を行う。素早くレバーを横に二度入れると走る。 回避ボタンを押すと転がるように横へ飛び込む。この最中に攻撃することも可能で、走る動作の最中で入力すると大跳躍しながら回りこむ。 特殊攻撃はエネルギーゲージを一定量消費する全体攻撃だが、障害物および特定の敵を倒すことで出現するエナジーユニットを取得することでエネルギーが溜まる。また、ステージクリア時の敵撃破に応じてある程度エネルギーが溜まる。また、エネルギーゲージは画面の表示を超えて溜めることができる。このエネルギーは3Dシューティングステージでも消費され、切れてしまうと攻撃に支障が起こる。 ステージは横ベルトスクロールステージと、高速移動しながら銃撃する高速スクロールステージ、主観視点での3Dシューティングステージに分かれている。 エネルギーの回復手段は上記のとおりだが、体力の回復手段は一切ない。 登場人物本作の主人公3人は普段はホットドッグ店「ALIEN BURGERS」を営んでいるが、エイリアンが現れると看板を「ALIEN BUSTERS」に変えて現場に向かう。彼らの素性は一切が謎に包まれている。なお、メガドライブ版ではまだ店を開いていないという設定である。
他機種版
評価
1991年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』内の「ビデオゲームフルリスト」の紹介文では、「『エイリアンシンドローム』と、『ゴールデンアックス』を合わせたような作品。ラップ調の曲と演出がよくできていた」と評されている[19]。
脚注
関連作品
外部リンク
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