エカテリーナ・ボブロワ
エカテリーナ・アレクサンドロヴナ・ボブロワ(ロシア語: Екатери́на Алекса́ндровна Бобро́ва、ロシア語ラテン翻字: Ekaterina Alexandrovna Bobrova、1990年3月28日 - )は、ロシア、モスクワ出身の元女子フィギュアスケート選手(アイスダンス)。パートナーはドミトリー・ソロビエフ。夫はフィギュアスケート選手のアンドレイ・デプタト。 2014年ソチオリンピック団体戦金メダリスト。2010年バンクーバーオリンピックアイスダンスロシア代表。2013年世界選手権3位。2013年欧州選手権優勝。 人物2016年7月16日、ペアスケーターのアンドレイ・デプタトと結婚した[1][2]。 2019年4月に第1子となる男児を出産した[3]。 経歴ロシアのモスクワに生まれ、4歳のころにスケートを始めた。2000年よりドミトリー・ソロビエフとカップルを結成。2005-2006シーズンよりジュニアグランプリシリーズに参戦を果たした。 2006-2007シーズン、ジュニアグランプリシリーズの2大会で連続優勝を飾り、2度目の進出となったジュニアグランプリファイナルでは3位となったものの、世界ジュニア選手権では初出場ながら優勝を果たした。 2007-2008シーズンよりシニアに移行し、ISUグランプリシリーズ初戦のスケートカナダでは5位、地元ロシアで開催された次戦のロシア杯では4位となりメダル獲得はならなかった。ロシア選手権では初表彰台の3位。初出場となった世界選手権では13位。 2010年にはバンクーバーオリンピックに出場。世界選手権では総合8位。 2010-2011シーズン、中国杯で、シニアのグランプリシリーズで初めてのメダルを獲得。続くロステレコム杯では優勝を果たした。ロシア選手権でも初の優勝を果たし、2度目の欧州選手権では銀メダルを獲得した。世界選手権では前年より順位を上げ、6位に入った。 2011-2012シーズン、中国杯で優勝。続くロステレコム杯では3位に入り、2年連続でグランプリファイナルに出場を果たしたが、昨年より順位を下げ6位に終わった。ロシア選手権では2連覇を果たした。3度目の欧州選手権ではSDで首位に立ったが、FDでは順位を下げ2年連続の銀メダルを獲得。世界選手権ではSDで転倒し9位と出遅れたが、FDはミスなく滑りきり、総合7位。4月にコーチをアレクサンドル・ズーリンに変更した[4]。 2012-2013シーズン、グランプリシリーズでは2戦連続で3位。ソチで行われたグランプリファイナルではソロビエフがFDの終盤で転倒し5位。欧州選手権は初優勝、世界選手権では3位に入り、4年ぶりにロシアからのメダリストとなった。 2013-2014シーズン、グランプリシリーズではロステレコム杯で優勝。グランプリファイナルではSDで3位となるも、FDでボブソロの靴にソロビエフが躓き転倒し4位でメダルを逃した。ロシア選手権は4連覇。欧州選手権はオリンピックの準備のために欠場した。ソチオリンピックの団体戦ではSDに出場し金メダルを獲得。世界選手権は公式練習中にソロビエフが鼠蹊部を負傷したために出場前に棄権した[5]。 2014-2015シーズン、ソロビエフの半月板の手術の影響でグランプリシリーズは欠場[6][7]。同様の理由でロシア選手権も欠場を発表した[8]。2月にはシーズン全ての試合を欠場することを発表した[9]。 2015-2016シーズン、復帰戦のスケートカナダでは銅メダルを獲得。NHK杯では銀メダルを獲得し、グランプリファイナルに進出。ファイナルでは5位だった。ロシア選手権では最多5度目の優勝を果たした。3月7日、欧州選手権のドーピング検査により、禁止薬物のメルドニウムが検出された[10]。3月8日、ISUより出場停止処分を受け [11]、出場を予定していた世界選手権を欠場。4月25日、WADAにより、メルドニウムの体外排出期間への科学的な根拠が足りないと判断された。ボブロワには過失がないとされ、出場禁止処分が解除された[12][13]。 2016-2017シーズン、ロステレコム杯で優勝。グランプリファイナルでは4位。ロシア選手権では最多優勝記録を6に伸ばした。欧州選手権では2年連続で3位。4年ぶりの出場となった世界選手権では5位。 2017-2018シーズン、ロシア選手権で3年連続最多7度目の優勝を果たした。欧州選手権では前年より順位を上げ銀メダルを獲得した。平昌オリンピックの団体戦では銀メダルを獲得し、個人戦では2大会連続で5位だった。 2019年7月8日、引退を発表した[14]。 主な戦績
詳細
プログラム使用曲
脚注
外部リンク
|