コカ・コーラ600
コカ・コーラ600開催地 |
シャーロット・モーター・スピードウェイ |
---|
スポンサー企業 |
コカ・コーラ |
---|
初開催 |
1959 |
---|
全長 |
600 miles (965.606 km) |
---|
周回 |
400 |
---|
旧名 |
World 600 (1960–1984) Coca-Cola World 600 (1985) Coca-Cola 600 (1986–2001, 2003–present) Coca-Cola Racing Family 600 (2002) |
---|
コカ・コーラ600(Coca-Cola 600)は、NASCARカップ・シリーズの一つ。戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)前日の、日曜日の夕方に開催される。
概要
コカ・コーラ600は、NASCARの本部があるシャーロットの隣町であるコンコードに所在するシャーロット・モーター・スピードウェイで開催される。規定周回数400周(1周:2400m)、総走行距離600マイル(966km)で争われ、これはシリーズ全36戦中最も長い距離である。
1960年に初開催され、当時の名称はワールド600だった。その後1985年にコカ・コーラが冠スポンサーとなり、コカ・コーラ・ワールド600に改称された。
2016年にはファニチャー・ロウ・レーシングのマーティン・トゥーレックス・ジュニアが全400周中392周、588マイルに渡ってのラップリードを記録し勝利[1]。これはNASCAR全レース中最高記録である[2]。
2020年は新型コロナの影響で無観客レースの予定。
ダブル
メモリアルデーの日中にはインディ500が開催されるが、インディ500とコカ・コーラ600の両方に出走することを「ダブル(Double Duty)」という。ダブルに挑戦する場合、両レース共に完走すると合計1100マイル(1770km)を走行することになる。インディ500終了(例年は16時過ぎ)からコカ・コーラ600開始(18時20分前後)までは約2時間あるが、陸路では間に合わないため、挑戦者はヘリコプターや飛行機といった空路で移動する。
過去にダブルに挑戦したドライバーは4人(エントリーのみを含めば5人)いるが、両レースで完走したのはトニー・スチュワート(2001年)のみである。
ソース: RacingReference.info & IndianapolisMotorSpeedway.com
歴代優勝者
- 1960: サーキット建設の遅れにより、開催が3週間延期された。
- 1963, 2009: 雨天順延
- 1968, 2003, 2009: 降雨によりレース距離短縮
- 1974: 第一次オイルショックの影響で、レース距離が360周/540マイルに短縮された。この年よりインディ500と同日開催になる。
- 1986: インディ500とともに雨天中止
- 1992: 初めてインディ500と同時刻にスタート
- 1993: この年よりレース開始時刻が夕方になる。
- 1997: 降雨によりレース開始が遅れ、夜間外出禁止令によりレース距離が短縮された。
- 2005: スプリントカップシリーズ最多となる22回のフルコースコーションが発生
- 2011: グリーン・ホワイト・チェッカー・ルールにより、402周/603マイルに延長
複数回勝利(ドライバー)
回数
|
ドライバー
|
勝利年
|
5
|
ダレル・ウォルトリップ(英語版)
|
1978年, 1979年, 1985年, 1988年, 1989年
|
4
|
ジミー・ジョンソン
|
2003年, 2004年, 2005年, 2014年
|
3
|
バディ・ベイカー(英語版)
|
1968年, 1972年, 1973年
|
デヴィッド・ピアソン(英語版)
|
1961年, 1974年, 1976年
|
ボビー・アリソン(英語版)
|
1971年, 1981年, 1984年
|
デイル・アーンハート
|
1986年, 1992年, 1993年
|
ジェフ・ゴードン
|
1994年, 1997年, 1998年
|
ケイシー・ケイン(英語版)
|
2006年, 2008年, 2012年
|
2
|
フレッド・ローレンツェン(英語版)
|
1963年, 1965年
|
ジム・パッシャル(英語版)
|
1964年, 1967年
|
リチャード・ペティ
|
1975年, 1977年
|
ニール・ボネット(英語版)
|
1982年, 1983年
|
ジェフ・バートン
|
1999年, 2001年
|
ケヴィン・ハーヴィック
|
2011年, 2013年
|
複数回勝利(チーム)
回数
|
チーム
|
勝利年
|
12
|
ヘンドリック・モータースポーツ
|
1988, 1989, 1994, 1997, 1998, 2003–2005, 2007, 2012, 2014, 2021
|
6
|
リチャード・チルドレス・レーシング
|
1986年, 1992年, 1993年, 2011年, 2013年, 2017年
|
5
|
ペティ・エンタープライゼス(英語版)
|
1964年, 1966年, 1972年, 1975年, 1977年
|
4
|
ホールマン=ムーディ(英語版)
|
1962年, 1963年, 1965年, 1971年
|
ウッド・ブラザーズ・レーシング(英語版)
|
1974年, 1976年, 1982年, 1987年
|
ラウシュ・レーシング
|
1999年, 2000年, 2001年, 2002年
|
3
|
ディガード・モータースポーツ(英語版)
|
1978年, 1979年, 1984年
|
ジョー・ギブス・レーシング
|
1995年, 2015年, 2018年
|
2
|
ジュニア・ジョンソン&アソシエイツ(英語版)
|
1969年, 1985年
|
ロバート・イェーツ・レーシング(英語版)
|
1991年, 1996年
|
ジレット・エヴァ―ナム・モータースポーツ(英語版)
|
2006年, 2008年
|
マニュファクチャラー別勝利回数
回数
|
マニュファクチャラー
|
勝利年
|
25
|
シボレー
|
1960, 1978–1980, 1983, 1985, 1986, 1988, 1989, 1992–1995, 1997, 1998, 2003–2005, 2007, 2011–2014, 2017, 2021
|
13
|
フォード
|
1962年, 1963年, 1965年, 1970年, 1982年, 1987年, 1991年, 1996年, 1999–2002, 2020
|
8
|
ダッジ
|
1968年, 1972年, 1973年, 1975年, 1977年, 2006年, 2008年, 2010年
|
4
|
マーキュリー
|
1969年, 1971年, 1974年, 1976年
|
トヨタ
|
2009年, 2015年, 2016年, 2018年
|
3
|
プリムス
|
1964年, 1966年, 1967年
|
2
|
ビュイック
|
1981年, 1984年
|
ポンティアック
|
1961年, 1990年
|
脚注
出典
|
|