『スポーツショー行進曲』(スポーツショーこうしんきょく)は、古関裕而作曲の行進曲。
解説
『NHKプロ野球』や選抜高等学校野球大会、全国高等学校野球選手権大会など、日本放送協会(NHK)の各放送波で放送されるスポーツ中継番組(プロ・アマチュアにかかわらず)のオープニングテーマ曲として使用されている。相撲・サッカー・日本のゴルフ[1]・オリンピックや北米4大プロスポーツリーグ(MLB・NBA・NFL・NHL)の中継は別の楽曲が使用される(例として、『大相撲中継』では寄せ太鼓の音、日本のゴルフ中継ではKAMEN&HOTEIのギターコンチェルト第3楽章)。2010年代頃から甲子園大会のテレビ中継ではオープニングが原則としてタイトル表示のみとなり、高校野球中継で本曲が使用される機会は減少している。一般では、学校の運動会の入退場曲など、行進曲として使われることもある。
演奏時間が約17秒(前奏なし)と約25秒(前奏付き)の演奏がある。通常、放送で使用されるのは2種類であるが、フルバージョンとして1分57秒(2023夏の高校野球で使用)のものも存在している。
1995年にNHKのロゴマークが「三つのたまご」に変更されたのに合わせて『スポーツショー行進曲』もリニューアルされることになり、当時『NHKプロ野球』のテーマ曲や『NHKスペシャル』の番組楽曲などを手掛けていた篠原敬介が編曲を行い、ステレオ音声で再録音され、2020年現在も同バージョンが使用されている。篠原のバージョンはテンポもそれまでのものに比べてやや速くなり、中盤のパートは『テレビスポーツ教室』のテーマ曲(1970年代後半から1980年代頃まで、『スポーツショー行進曲』の前奏なし版に引き続いて流れていた曲)をアレンジしたものが置かれた。また、篠原のバージョンはハ長調であるが、リニューアル以前は変ロ長調、1977年頃までは変イ長調で演奏されており、再録音のたびにキーが上げられているのが、この曲の大きな特徴といえる。
コンピュータゲームでもファミリーコンピュータ『ベースボール』は、ゲームセット時に流れるSEにこの曲の旋律が採り入れられている。
レコード
脚注
関連項目
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