センシティ
センシティは、千葉県千葉市中央区新町1000番地(千葉新町地区)および隣接する新町1001番地(千葉新町第二地区)における再開発事業で建築された複数の建物の名称に冠せられている語。 概要JR千葉駅東口の南側に、隣り合って位置する千葉新町地区(新町1000番地)と千葉新町第二地区(新町1001番地)につき、平面駐車場や戸建住宅が多く土地の有効な利用が図られていないなどとして、1980年代以降、二つの再開発事業が連携しながら進められた[1][2]。後者地区については駐車場への待ち行列問題もあるとされたほか[2]、前者地区を通過する千葉都市モノレールの建設計画や、両地区近辺における道路のアンダーパス化事業計画とも時期が重なっている[1]。中核となる施設建築物の工事は1990年から1993年にかけて行われた[1][2]。 センシティの完成に伴い、線路を挟んで反対側の千葉駅東口・駅前大通沿いにあった千葉そごう本館および新館が移転し、旧本店および新館は「千葉そごうBee-One館」となった。そごうの民事再生法適用前は、新本館、コリドーモール、Bee-One館、スポーツ館をひとまとめとして「そごうタウン≒センシティ」という構図であった(厳密には異なるが、イメージマップや地区区分上で紹介されることがあった)。そごうの民事再生手続後は、旧千葉そごう本館および新館は、塚本大千葉ビルおよびピーアーク千葉デジタルタウンとなっている。 2023年9月、セブン&アイ・ホールディングスはそごう・西武をアメリカの投資ファンドであるフォートレス・インベストメント・グループに売却したのに伴い、センシティパークプラザの土地と建物をヨドバシホールディングスが取得。建物を改修した上で2024年11月に館名を「ヨドバシHD千葉ビル」に改称した[3][4]。 施設の構成そごうについてはそごう千葉店、ヨドバシカメラについてはヨドバシHD千葉ビルを参照。 単に「センシティ」と言う場合、指し示すものは以下の何通りか考えられる。
センシティビルの敷地面積は約20,054平方メートル[5]。建築面積:13,922平方メートル[5]。容積率は約800%[5]。高さは約107メートル (最高部)、約96メートル (軒高)[5]。階数は地下2階、地上23階、塔屋2階[5]。1階部分が、センシティタワーとそごう千葉店本館のメインエントランスとなっている。また1階で京成千葉駅と、4階で千葉都市モノレール千葉駅とつながっている[6]。オフィスビルは地上23階[1]の超高層建築物となっている。ビル内に千葉県中央旅券事務所(4階)、みずほ銀行千葉支店、スターバックスコーヒー(共に1階)など。 再開発事業の沿革
周辺施設ヨドバシHD千葉ビル側の高架下にあるショッピングセンターは千葉ショッピングセンターシーワン(C-one)と名付けられている。 そごう千葉店本館は京成千葉駅と一体化しており、そごう4階およびセンシティタワー4階に連絡する改札口がある。京成千葉駅はJR千葉駅と千葉都市モノレール1号線・2号線の千葉駅に連絡する。 交通
脚注
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