タニタ
株式会社タニタ(英:TANITA CORPORATION)は、体重計など計測器の大手メーカー。 概要シガレットケースや貴金属宝飾品などの製造販売を手がけた金属加工メーカーとして創業。独自の技術力で様々な製品を製造するが、かつてはOEMによる受託生産が主で、自社ブランド製品は少なかったという[1] が、1992年の「乗るだけで計測できる体脂肪計」の発売と、1994年の世界初となる「家庭用体脂肪計付ヘルスメーター」を発売して以降、自社ブランドの確立に至ったという。 日本で初めて家庭用体重計を製造・販売。「ヘルスメーター」と命名した。世界で初めて体脂肪計や体組成計を製造・販売するなど、常に先進の健康機器を提供している。その他、料理はかり、タイマー、活動量計、歩数計、医療施設向け体組成計・体脂肪計等を製造・販売している。 沿革
歴代社長社員食堂と外食事業同社の経営理念である「我々は『はかる』を通して世界の人々の健康づくりに貢献します」を自ら実践する場として、1999年に社員の健康の維持・増進を目的に東京都板橋区の本社に社員食堂をオープン。「おいしく、お腹いっぱい食べていたら、知らないうちにやせていた」をコンセプトに運営するスタイルを伝えたオンライン情報誌の取材がNHKの関係者の目にとまり[1]、同局のテレビ番組『サラリーマンNEO』のコーナー「世界の社食から」に取り上げられ(2009年4月19日放送分[4])、これを見ていた大和書房の編集者からのオファーによって[1]『体脂肪計タニタの社員食堂』(ISBN 4479920250) という書籍が発売され、これがシリーズ累計420万部発行という爆発的なヒットとなった。2013年にはこのレシピ本およびエピソードをベースとした映画『体脂肪計タニタの社員食堂』が優香主演で製作されている(ただしストーリーそのものはフィクション)。 上述の社員食堂は社員向けであり、社員・関係者以外の利用は出来ないが、2012年1月11日に上記書籍のレシピを基にしたメニューを提供する「丸の内タニタ食堂」を東京・丸の内にオープンした[5]。1店舗当たり年間7200万円の売上モデルを構築しており、1号店の状況を見極めた上で店舗数の拡大を検討するとした[1]。その後、関西や地方都市を含めて店舗を増やしている[6]。 2012年6月15日には、NTT東日本関東病院のレストラン棟に2号店となる「NTT東日本関東病院タニタ食堂」をオープンした[7][8]。1号店・2号店は業務提携によってライセンスを受けた飲食チェーンの「株式会社きちり」が事業を実施している。2014年には「福岡薬院タニタ食堂」(福岡市中央区薬院、学習塾などを展開する「アネムホールディングス」が運営)、「あきたタニタ食堂」(秋田市中通、フィデアホールディングス等の出資した「あきた食彩プロデュース」が運営)がオープンしているほか、北海道大学病院や住友病院、アピカルイン京都内にそれぞれ提携店舗を展開している。 なお、これらの「タニタの『社員食堂』を起点とするビジネス展開」は、2012年4月に日本マーケティング協会の選出した「第4回日本マーケティング大賞」を受賞している[9]。 2018年には「タニタカフェ有楽町店」を出店した[10]。 主な商品
タニタ健康大賞
2004年、タニタの設立60周年記念記念事業の一環として創設された賞で、年1回、国内において健康づくりに貢献した個人や団体を選んで表彰している[11]。
テレビ番組
書籍関連書籍
グループ会社
ほか、海外会社 関連会社
関連項目
出典
外部リンク
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