ツール・ド・フランス1996は、ツール・ド・フランスとしては83回目の大会。1996年6月29日から7月21日まで、全21ステージで行われた。
コース概要
今回はチームタイムトライアルが設定されず、個人タイムトライアルがプロローグを含め3度行われた。
グランデパールはオランダ南部のスヘルトーヘンボス。そこから南下し、アルプスステージを迎えた。その後イタリア・トリノに立ち寄った後、中央山塊を長めに通りピレネーへ。最終日前日の個人タイムトライアルはボルドーで行われた。
第9ステージは雪のためコースの大半がキャンセルされ わずか46㎞のステージとなったが、このステージで猛アタックをかけたビャルヌ・リースがステージ優勝とマイヨ・ジョーヌを獲得した。
6連覇を狙ったミゲル・インドゥラインは総合11位に終わった。
近代ツールとしては日本人初の参戦となった今中大介は第14ステージでタイムオーバーとなり、完走はならなかった。
プロローグを含め全22ステージ行われたが休息日が1日だけという設定となった。
各区間の優勝者と総合首位者
成績
総合成績
各部門賞結果
脚注
- ^ 優勝記録抹消の可能性あり。
- ^ 2007年5月27日、リース自身の口から、1993年から1998年までドーピングを行なっていたと告白し、これを受け、国際自転車競技連合はマイヨ・ジョーヌの返還を求めている
- ^ 2007年5月24日、ツァベル自身の口から、テレコムに所属していた1996年に禁止薬物に指定されているエリスロポエチン(EPO)を使用したことを告白。これを受け2007年7月13日、ツール・ド・フランスの主催者であるASOは、ツァベルから96年のポイント賞を剥奪する意向であることを示した。
外部リンク