ヌーノ・ボルヘス
ヌーノ・ボルヘス(Nuno Borges, 1997年2月19日 - )は、ポルトガルのポルト県マイア出身の男子プロテニス選手。ATPランキング自己最高位はシングルス30位、ダブルス69位。これまでにATPツアーでシングルス1勝、ダブルス1勝を挙げている。身長185cm、体重78kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。 選手経歴カレッジ2015年にミシシッピ州立大学に進学し、2019年まで在籍。2017年から3年連続でSECの最優秀選手賞を受賞した他、シングルス、ダブルスともに全米ランキング1位を記録した[1][2]。 2021年 ATPツアー初出場2021年、エストリル・オープンにてATPツアー初出場を果たし、1回戦でジョーダン・トンプソンに勝利。2回戦でマリン・チリッチに敗れた。同年はATPチャレンジャーツアーにてシングルスで2回、ダブルスで9回優勝した[3]。 2022年 シングルス、ダブルス双方でトップ100入り2022年のエストリル・オープンに出場し、シングルスでは2回戦敗退だったが、ダブルスではフランシスコ・カブラルとのペアで優勝。この活躍によりダブルスでATPランキングトップ100入りを果たした[4]。 全仏オープンのシングルスで予選を通過し、グランドスラム初出場。全米オープンでは1回戦でベン・シェルトンに勝利し、グランドスラム初勝利となった。9月12日に更新されたATPランキングではシングルスで93位、ダブルスで70位にランクインした[5]。 2023年 グランドスラム、マスターズ初出場、トップ70入り全豪オープンに初出場し、1回戦でロレンツォ・ソネゴに敗れた。2月のモンテレイ・チャレンジャー、3月のフェニックス・チャレンジャーで優勝し、トップ70入りを果たした。 マイアミ・オープンの予選を通過してマスターズ初出場を果たすと、イタリア国際では1回戦でドゥシャン・ラヨビッチに勝利し、マスターズ初勝利を記録した。全仏オープンでは1回戦でジョン・イスナーに勝利し、同大会初勝利を記録した。 2024年 全豪4回戦進出、ATPツアー初優勝、トップ35入り全豪オープンでは1回戦でマクシミリアン・マーテラー、2回戦で第23シードのアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ、3回戦で第13シードのグリゴール・ディミトロフに勝利し、ポルトガル人としては史上初となる4回戦に進出した[6]。4回戦ではダニール・メドベージェフに敗れた[7]。 スウェーデン・オープンにてATPツアー初となる決勝進出を果たすと、決勝ではBIG4の一角であるラファエル・ナダルにストレート勝ちし、シングルスでのツアー初優勝を成し遂げた。ナダルはクレーコートで圧倒的な勝率を誇っており、ボルヘスはクレーコートのツアー決勝でナダルに勝利した史上5人目の選手となった[8]。 ナショナル・バンク・オープンではミオミル・ケツマノビッチ、ウーゴ・アンベールに勝利して3回戦に進出し、8月12日に更新されたATPランキングで40位にランクインした[9]。シンシナティ・オープンでは1回戦でアドリアン・マナリノに勝利し、8月19日に更新されたATPランキングで35位にランクインした。全米オープンではフェデリコ・コリア、タナシ・コッキナキス、ヤクブ・メンシークに勝利し、初めて4回戦に進出した。 2025年ATPツアー決勝進出結果シングルス:1勝0敗
ダブルス:1勝0敗
成績
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし. シングルスグランドスラム大会
大会最高成績
脚注
外部リンク |