グランドスラム(英: Grand Slam)とは、国際テニス連盟が定めた四大大会を指す総称、またはそれら全てで優勝することである。後者はコントラクトブリッジの用語で完全制覇を意味する語に由来する。
四大大会
四大大会は、マスコミが使い出した上記四大会の俗称である[1][2][出典無効]。
優勝者一覧
ランキングポイント
ドロー
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優勝
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準優勝
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ベスト4
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ベスト8
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ベスト16
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ベスト32
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ベスト64
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ベスト128
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予選通過
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予選3
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予選2
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予選1
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男子シングルス (128/128Q)
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2000
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1300
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800
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400
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200
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100
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50
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10
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30
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16
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8
|
0
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男子ダブルス (64/16Q)
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1200
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720
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360
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180
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90
|
0
|
–
|
25
|
–
|
0
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女子シングルス (128/128Q)
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1300
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780
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430
|
240
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130
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70
|
10
|
40
|
30
|
20
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2
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女子ダブルス (64/16Q)
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10
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–
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48
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–
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- 混合ダブルスはランキングが存在しないため、ポイントはつかない。
年間グランドスラム
年間グランドスラム (英: Calendar-year Gland Slam) とは、ある年の四大大会全てで優勝することである。その達成は困難であり、男女通じてシングルス部門で5人、ダブルス部門同一ペアにおいては3組しか存在しない。本記録が語られる場合、オープン化処置が施された1968年以前と以降を分けて考えることが多い。これは四大大会を取り巻く状況が大きく異なるためである。オープン化処置後は競技レベルの発展が顕著であり、現在に至っては各四大会のコート・サーフェスが厳密には全て異なることから、今後の年間グランドスラム達成は更に険しいとされ、特に重要視されている。
男子シングルス部門
年
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達成者
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備考
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1938年
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ドン・バッジ
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テニス史上初の達成。これを機に現在の四大大会がグランドスラムと呼ばれるようになったとされる。
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1962・1969年
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ロッド・レーバー
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2度達成した唯一の人物であり、オープン化後初の達成者である。
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女子シングルス部門
男子ダブルス部門
女子ダブルス部門
混合ダブルス部門
四大会連続優勝
四大大会において 4連勝および4連勝以上を挙げたものの、2年間に跨るが故に“年間”グランドスラムとは見なされない連勝記録が存在している。これをノン・カレンダー・イヤー・グランドスラム (Non-calendar Year Glandslam) という。
男子シングルス
男子ダブルス
女子シングルス
女子ダブルス
混合ダブルス
キャリア・グランドスラム
選手生活の間に、四大大会を全て制覇することを指す。年間グランドスラムと同様に、オープン化処置後である1968年以降の達成が特に重要視される。日本語では「生涯グランドスラム」または「生涯四大大会全制覇」および「通算グランドスラム」などと訳される。
太字の大会でキャリア・グランドスラム達成。
複数回達成(四大大会すべてで複数回優勝)した選手は、名前の右の括弧内に回数を示す。
男子シングルス
女子シングルス
男子ダブルス
チームでの達成
同一ペアではない達成者
女子ダブルス
チームでの達成
同一ペアではない達成者
混合ダブルス
チームでの達成
同一ペアではない達成者
ボックス・セット
四大大会のシングルス、ダブルス、混合ダブルスのすべてでグランドスラムを達成することをボックス・セット [3](Boxed Set) という。2021年現在年間ボックス・セット達成者は存在しない。また、キャリア・ボックス・セットの男子の達成者も存在しない。さらにボックス・セット達成者でオリンピックの金メダリストは存在しない。
キャリア・ボックス・セット達成者
ゴールデン・スラム
四大大会およびオリンピックで優勝することをゴールデン・スラム (Golden Slam) という。ゴールデン・スラムは4年に一度しか達成可能な機会が無いために、最難関の偉業とされている。混合ダブルスでの達成者は存在しない。
年間ゴールデン・スラム達成者
キャリア・ゴールデン・スラム達成者
スーパー・スラム
四大大会およびオリンピックに加え年間ツアー最終戦(男子:ATPファイナルズ、女子:WTAファイナルズ)を制することをスーパー・スラム (Super Slam) という。なお、混合ダブルスは年間最終戦がないため達成は不可能である。2020年現在年間スーパー・スラム達成者は存在しない。
プロ・スラム
1968年にグランドスラムがプロ選手にオープン化される前の3大プロ大会、全米プロテニス選手権・全仏プロ選手権・ウェンブリー選手権をすべて制覇した選手。
- 年間プロスラム
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- キャリアプロスラム
-
日本人選手上位成績
男子シングルス
女子シングルス
ダブルス
関連項目
脚注
出典
外部リンク