ホエール・カサマヨール
ホエール・カサマヨール・ヨハンソン(Joel Casamayor Johnson、男性、1971年7月12日 - )は、キューバ出身のプロボクサー。現在はフロリダ州在住。元WBA世界スーパーフェザー級王者。元WBC世界ライト級暫定王者。元WBO世界ライト級暫定王者。アマチュアボクシングでも活躍しており、キューバ代表としてバルセロナオリンピックに出場し、バンタム級で金メダルを獲得した。 来歴アマチュア時代1971年にキューバで生まれ、社会主義国の環境下でアマチュアボクシングを始めた。アマチュア時代の主な戦績は下記の通り。
プロ時代フェザー級その後、アメリカに渡り1996年9月20日に鳴り物入りでプロデビューする。 全勝を続け、1999年1月30日、NABF北米フェザー級王座を獲得した。 スーパーフェザー級1999年6月19日、WBA世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦でアントニオ・エルナンデスと対戦し12回判定勝ちを収め王座獲得に成功した。 2000年5月21日、正規王者の白鐘権と王座統一戦を行い、5回TKOで勝ちを収め王座統一に成功し初防衛に成功した。 2002年1月12日、ブラジルで当時30戦30勝29KOでデビュー以来29連続KOの記録を誇るWBO世界スーパーフェザー級王者アセリノ・フレイタスと王座統一戦を行って話題を集めた対戦となったが、1度ダウンを奪われた上に12回判定で敗れ2団体統一に失敗、WBA王座から陥落した。 2003年1月25日、後のWBA・IBF・WBO統一世界ライト級王者ネート・キャンベルと対戦し、10回判定勝ちでキャンベルにプロ初黒星をつける。 ライト級その後はライト級に階級を上げて、2004年12月4日、WBC世界ライト級王者ホセ・ルイス・カスティージョに挑戦するが、12回判定で敗れ王座獲得に失敗した。 2006年10月7日、フェザー級時代に敗れたことがあるWBC世界ライト級正規王者でリングマガジン世界ライト級王者ディエゴ・コラレスと対戦し、今度はカサマヨールが12回判定勝ちでコラレスにリベンジに成功した。しかしコラレスが前日計量をパス出来ずWBCがコラレスに罰金を科すと共にコラレスから正規王座を剥奪し暫定王者だったデビッド・ディアスを正規王者に認定していた為、前王者に勝利したカサマヨールは暫定王者に認定された。正規王座は獲得出来なかったがリングマガジン王座獲得に成功した。 2008年3月22日、WBO世界ライト級暫定王者マイケル・カティディスと対戦し、ダウンの応酬の末、10回TKO勝ちで王座を獲得した。この試合の後、WBCがカサマヨールからWBC世界ライト級暫定王座を剥奪した。 2008年9月13日、ファン・マヌエル・マルケスと対戦したが、序盤はリーチ差を活かして優位に試合を進めるも、11回逆転KO負けで初防衛に失敗し王座から陥落した。なお、当初はWBO暫定王座初防衛戦の予定だったが、正規王者キャンベルとの統一戦を行う意思が無いと判断したWBOが試合直前になってカサマヨールからWBO暫定王座を剥奪した。 スーパーライト級2010年7月31日、ロバート・ゲレーロとスーパーライト級10回戦を行い0-3の大差判定負け。 2011年11月12日、WBO世界スーパーライト級王者ティモシー・ブラッドリーと対戦し、3度倒されキューバ人トレーナーのミゲール・ディアスがタオルを持って試合棄権を申し出たため8回2分59秒TKO負けで王座獲得に失敗したのを最後に現役を引退した[1]。 獲得タイトル脚注
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