ホルヘ・マルチネス (ライダー)
ホルヘ・マルチネス・サルバドレス (Jorge Martínez Salvadores, 1962年8月29日 - ) は、スペイン・バレンシア県アルシラ出身の元オートバイレーサー。ニックネームは“アスパー” (Aspar)。 経歴16歳の時、デルビの50ccマシンで初めてレースに参加する。その後スペインの国内選手権で多くのタイトルを獲得し、1982年のロードレース世界選手権第4戦ハラマ、50ccクラスでデビューを果たした。 50ccクラスが80ccクラスに変更となった1984年、第8戦ダッチTTでGP初優勝を遂げた。そして1986年には80ccクラスの世界チャンピオンに輝いた。同クラスでは1988年まで3年連続でチャンピオンとなり、1988年にはさらに125ccクラスでもチャンピオンを獲得し、2クラスを同時に制覇する偉業を達成した。 その後は125ccクラスを中心に活動し、1997年シーズンをもって現役を引退した。GP通算37勝(80cc 22勝、125cc 15勝)は、スペイン人ライダーとしてはアンヘル・ニエトに次ぐ歴代2位の記録である。 チーム・アスパー現役時代の1992年より、マルチネスは自身がオーナーのチーム・アスパーを立ち上げ、ロードレース世界選手権、ヨーロッパ選手権、スペイン国内選手権に参戦してきた。近年は中・小排気量クラスの強豪チームとして活躍しており、チーム所属のライダーとしては2006年にアルバロ・バウティスタ、2007年にはガボール・タルマクシ、2009年にはフリアン・シモンがそれぞれ125ccクラスのチャンピオンを獲得している。 最高峰MotoGPクラスには、2009年はMotoGPクラスにカワサキのマシンで参戦する計画があった[1]が実現せず、翌2010年にエクトル・バルベラをライダーにドゥカティ・デスモセディチで参戦することとなった[2]。2018年を最後に活動を終え、セパン・レーシングチームと協力してヤマハ・YZR-M1を提供する。 2020年はアルベルト・アレナスが、2022年にはイサン・ゲバラがいずれもKTM・RC250GPでMoto3クラスのチャンピオンを獲得している。 現在もMoto2、Moto3、MotoEクラスに参戦しており、それぞれカレックス、CFモト、ドゥカティがマシン供給している。
ロードレース世界選手権 戦績 (ライダーとして)
1993年以降のポイントシステム
脚注外部リンク
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