マイネルセレクト(Meiner Select、1999年5月29日 - 2020年10月1日以前(正確な没日は不明))[1]は日本の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍に2004年のJBCスプリント、東京盃など。
競走馬時代
- 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[3]
2001年10月28日、福島競馬場の新馬戦でデビューし、2着に6馬身差をつけて1着[4]。福島2歳ステークスは4着に終わるが、阪神競馬場でのポインセチア賞を勝ちシクラメンステークス2着とするが、脚部不安を起こして戦線を離脱。2002年10月の1000万下条件戦で復帰し、3戦して1勝2着1回とするが、再び長期休養を強いられる。2003年7月に復帰するが、当初復帰戦として予定されていた1000万円以下特別の岩室特別を除外となり[5]、翌週に行われたオープン特別の北陸ステークスに格上挑戦して勝利をおさめる。続くBSN賞をレコードタイムで勝利すると身が入り、シリウスステークスでもスターリングローズらを相手に勝利した[6][7]。初GI出走のJBCスプリントでは逃げたサウスヴィグラスを直線で捉えにかかるも、ハナ差及ばぬ2着に終わる[8]。
2004年の緒戦、ガーネットステークスは58.5キロのトップハンデながら2着ブルーコンコルドの3馬身2分の1差つけて重賞2勝目をマーク[9]。続いてドバイへ遠征してドバイゴールデンシャヒーンに出走、アワニューリクルートの5着とした[10]。帰国後は秋まで休養し、秋初戦のさきたま杯は6着も[11]、東京盃は中団からのレースから差し切り勝ち[4]。JBCスプリントは早めの抜け出しからアグネスウイングを2馬身2分の1差おさえて勝利[12]。2005年は順調さを欠き、フェブラリーステークスは感冒のため枠順確定前に出走を取り消したのに続いて、選出済みで2年連続出走を予定していたドバイゴールデンシャヒーンも回避を余儀なくされる[13]。あらためての2005年の初戦となった黒船賞では、追い込んできたノボトゥルーに2馬身差を付け勝利[14]。その後はかしわ記念の出走を予定していたが回避し[15]、8月になって右前脚に屈腱炎を発症したことから、引退が決まった[16]。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチ[3]、netkeiba.com[17]、Racing Post[18]に基づく。
年月日
|
競馬場
|
競走名
|
格
|
頭数
|
枠番
|
馬番
|
オッズ (人気)
|
着順
|
騎手
|
斤量
|
距離(馬場)
|
タイム (上り3F)
|
タイム 差
|
勝ち馬/(2着馬)
|
2001.10.28
|
福島
|
2歳新馬
|
|
12
|
4
|
4
|
1.3(1人)
|
1着
|
高橋亮
|
53
|
ダ1000m(良)
|
01:00.3 (35.9)
|
-1.0
|
(ワンダーフライト)
|
2001.11.18
|
福島
|
福島2歳S
|
OP
|
16
|
2
|
4
|
4.0(2人)
|
4着
|
高橋亮
|
55
|
芝1200m(良)
|
01:10.4 (36.6)
|
0.6
|
カフェボストニアン
|
2001.12.01
|
阪神
|
ポインセチア賞
|
500
|
16
|
6
|
11
|
2.0(1人)
|
1着
|
蛯名正義
|
54
|
ダ1200m(良)
|
01:12.7 (36.7)
|
-0.1
|
(シルヴァーパレット)
|
2001.12.15
|
阪神
|
シクラメンS
|
OP
|
11
|
3
|
3
|
3.2(2人)
|
2着
|
吉田稔
|
56
|
ダ1400m(良)
|
01:24.8 (38.3)
|
0.0
|
インタータイヨウ
|
2002.10.12
|
京都
|
3歳上1000万下
|
|
16
|
4
|
7
|
2.0(1人)
|
2着
|
武豊
|
55
|
ダ1200m(良)
|
01:12.4 (37.0)
|
0.1
|
ニチドウマジック
|
2002.10.26
|
京都
|
3歳上1000万下
|
|
16
|
4
|
7
|
1.6(1人)
|
1着
|
武豊
|
55
|
ダ1200m(良)
|
01:12.1 (37.1)
|
-0.4
|
(サンキンヘイロー)
|
2002.11.24
|
京都
|
貴船S
|
1600
|
15
|
8
|
14
|
2.8(1人)
|
3着
|
岩田康誠
|
55
|
ダ1400m(良)
|
01:24.3 (37.0)
|
0.1
|
ツルマルファイター
|
2003.07.27
|
新潟
|
北陸S
|
OP
|
15
|
8
|
15
|
6.8(4人)
|
1着
|
大西直宏
|
55
|
ダ1200m(良)
|
01:11.4 (36.3)
|
-0.1
|
(リンガスローレル)
|
2003.09.06
|
新潟
|
BSN賞
|
OP
|
15
|
6
|
10
|
2.0(1人)
|
1着
|
大西直宏
|
55
|
ダ1200m(重)
|
R1:09.6 (36.7)
|
-0.5
|
(タイギャラント)
|
2003.10.05
|
阪神
|
シリウスS
|
GIII
|
14
|
7
|
11
|
3.1(1人)
|
1着
|
大西直宏
|
56
|
ダ1400m(良)
|
01:23.1 (36.3)
|
-0.5
|
(ツルマルファイター)
|
2003.11.03
|
大井
|
JBCスプリント
|
GI
|
15
|
3
|
4
|
2.8(2人)
|
2着
|
大西直宏
|
57
|
ダ1190m(良)
|
01:09.7 (35.6)
|
0.0
|
サウスヴィグラス
|
2004.01.11
|
中山
|
ガーネットS
|
GIII
|
16
|
3
|
6
|
1.8(1人)
|
1着
|
武豊
|
58.5
|
ダ1200m(良)
|
01:10.9 (37.6)
|
-0.6
|
(ブルーコンコルド)
|
2004.03.27
|
ナド・アルシバ
|
ドバイゴールデンシャヒーン
|
G1
|
12
|
11
|
7
|
-
|
5着
|
武豊
|
57
|
ダ1200m(良)
|
01:11.10(00.0)
|
0.8
|
Our New Recruit
|
2004.09.08
|
浦和
|
さきたま杯
|
GIII
|
11
|
6
|
6
|
2.1(2人)
|
6着
|
武豊
|
57
|
ダ1400m(良)
|
01:26.3 (37.9)
|
0.8
|
ロッキーアピール
|
2004.09.29
|
大井
|
東京盃
|
GII
|
14
|
7
|
11
|
2.1(1人)
|
1着
|
武豊
|
56
|
ダ1200m(不)
|
01:10.9 (36.3)
|
-0.2
|
(ヒカリジルコニア)
|
2004.11.03
|
大井
|
JBCスプリント
|
GI
|
12
|
6
|
8
|
1.3(1人)
|
1着
|
武豊
|
57
|
ダ1200m(稍)
|
01:10.6 (36.3)
|
-0.5
|
(アグネスウイング)
|
2005.03.21
|
高知
|
黒船賞
|
GIII
|
12
|
6
|
8
|
3.1(2人)
|
1着
|
武豊
|
59
|
ダ1400m(良)
|
01:28.4 (38.9)
|
-0.4
|
(ノボトゥルー)
|
種牡馬時代
2006年度より北海道新冠町にあるビッグレッドファームで繋養され、2011年の種付けシーズン終了後に、イーグルカフェとともに韓国へ輸出され[19][20]、済州島の緑原牧場で繋養先された[20]。
2020年10月1日、斃死を理由に種牡馬登録が抹消された[21]。オーロマイスターとスパイキュールとの同時の発表であり、正式な没日は不詳である。
主な産駒
- 2007年産
- 2008年産
- 2010年産
- シキセイセイ(2014年新涼賞、長月賞、耶馬溪賞)[26]
- 2011年産
血統表
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “マイネルセレクト”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月15日閲覧。
- ^ “マイネルセレクト、引退”. ラジオNIKKEI. 2022年3月12日閲覧。
- ^ a b “マイネルセレクト 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月15日閲覧。
- ^ a b “東京盃、マイネルセレクト差し切り”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年9月29日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ “第2回 新潟競馬” (PDF). レース成績データ. 日本中央競馬会. p. 19 (2003年). 2011年10月25日閲覧。
- ^ “マイネルセレクト、シリウスS制覇”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2003年10月5日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ “マイネルセレクト”. 競走馬のふるさと案内所 馬産地コラム. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月15日閲覧。
- ^ “JBCスプリント、サウスヴィグラスがG1初制覇”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2003年11月3日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ “ガーネットS、人気のマイネルセレクトが完勝”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年1月11日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ “ドバイゴールデンシャヒーン、マイネルセレクト敗れる”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年3月28日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ “さきたま杯、ロッキーアピールが勝ち波乱”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年9月8日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ “JBCスプリント、マイネルセレクト快勝”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年11月3日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ “マイネルセレクト、ドバイ遠征断念”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2005年2月28日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ “黒船賞、マイネルセレクト快勝”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2005年3月21日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ “マイネルセレクト、かしわ記念回避”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2005年4月28日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ “マイネルセレクト、屈腱炎発症で引退へ”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2005年8月31日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ “マイネルセレクトの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年4月15日閲覧。
- ^ “Result - Dubai Golden Shaheen (Group 1) (Dirt)” (英語). Racing Post. 2020年4月15日閲覧。
- ^ “韓国へ”. ビッグレッドファーム 公式ブログ. ビッグレッドファーム (2011年6月29日). 2011年7月5日閲覧。
- ^ a b “イーグルカフェ、マイネルセレクト輸出検疫入り”. ケイバブック (2011年10月10日). 2011年10月25日閲覧。
- ^ 개별말정보조회 - KRA Studbook、2022年5月22日閲覧。
- ^ “スマートパワー”. JBISサーチ. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “トウショウセレクト”. JBISサーチ. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “エルウェーオージャ”. JBISサーチ. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “コスモワッチミー”. JBISサーチ. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “シキセイセイ”. JBISサーチ. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “サウスウインド”. JBISサーチ. 2017年12月8日閲覧。
- ^ a b c “マイネルセレクト 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月15日閲覧。
- ^ a b “マイネルセレクトの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年4月15日閲覧。
関連項目
外部リンク