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マッツ・フンメルス

マッツ・フンメルス
2023年のフンメルス
名前
本名 マッツ・ユリアン・フンメルス
Mats Julian Hummels
ラテン文字 Mats Hummels
基本情報
国籍 ドイツの旗 ドイツ
生年月日 (1988-12-16) 1988年12月16日(36歳)
出身地 西ドイツの旗 西ドイツベルギッシュ・グラートバッハ
身長 191cm[1]
体重 94kg[1]
選手情報
在籍チーム イタリアの旗 ASローマ
ポジション DF (CB) / MF (DMF)
背番号 15
利き足 右足
ユース
1995-2006 ドイツの旗 バイエルン・ミュンヘン
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2006-2007 ドイツの旗 バイエルン・ミュンヘンII 42 (5)
2007-2009 ドイツの旗 バイエルン・ミュンヘン 1 (0)
2008-2009 ドイツの旗 ボルシア・ドルトムント (loan) 13 (0)
2009-2016 ドイツの旗 ボルシア・ドルトムント 212 (19)
2016-2019 ドイツの旗 バイエルン・ミュンヘン 74 (3)
2019-2024 ドイツの旗 ボルシア・ドルトムント 142 (11)
2024- イタリアの旗 ローマ
代表歴2
2007  ドイツ U-20 1 (0)
2007-2010  ドイツ U-21 21 (5)
2010- ドイツの旗 ドイツ 78 (5)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年5月27日現在。
2. 2023年11月29日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

マッツ・フンメルスMats Julian Hummels1988年12月16日 - )は、西ドイツノルトライン=ヴェストファーレン州ベルギッシュ・グラートバッハ出身のサッカー選手セリエAASローマ所属。ドイツ代表。ポジションはDFMFマッツ・フメルスと表記されることもある。

来歴

バイエルン・ミュンヘン

バイエルン・ミュンヘンの下部組織出身。1995年にバイエルンの下部組織に入る。2006年12月19日、バイエルンと2010年までのプロ契約を締結。2007年5月19日、シーズン最終戦の1.FSVマインツ05戦でトップチームデビュー。しかしバイエルンでの試合出場は、この試合のみとなっている。

ボルシア・ドルトムント

2008年1月3日にレンタルでボルシア・ドルトムントに移籍。当時19歳ながらすぐにレギュラーに定着した。その後、2009年2月1日にドルトムントに完全移籍した[2]

2010-11シーズンはネヴェン・スボティッチとコンビを組み自己最多の32試合に出場。当時のブンデスリーガ記録にあと1と迫るリーグ最小の22失点を記録した守備陣の中心として活躍し、ドルトムントのブンデスリーガ制覇に貢献した[3]。このシーズンのフンメルスは1試合あたりのファール数が欧州主要リーグのCB中最小で、イエローカードも2枚しか受けていなかった[3]。2012-13シーズン、UEFAチャンピオンズリーグ決勝に進出したが、バイエルンに敗れた。

バイエルン・ミュンヘン複帰

2016年4月29日にボルシア・ドルトムントがフンメルスの古巣のバイエルン・ミュンヘンへの移籍希望を発表。その後5月10日にバイエルン側が移籍金3800万ユーロと成果ボーナスでの移籍を発表した。契約は5年間[4][5]。在籍中は3度のリーグ制覇とポカール優勝を成し遂げたが、チャンピオンズリーグ制覇はならなかった。

2018-19シーズンには国内二冠とともに自身もキッカー誌の選ぶポジション別ランキングの首位を獲得した。

ボルシア・ドルトムント復帰

2019年6月19日、ボルシア・ドルトムントに3800万ユーロで復帰することが発表された[6][7]。2020-21シーズン、10月24日、シャルケとのルールダービーで同ダービーでの初ゴールを決め勝利した[8]。同シーズンはポカール優勝を果たした。2023-24シーズン、UEFAチャンピオンズリーグパリ・サンジェルマンとの準決勝第2戦では決勝ゴールを奪ってチームの決勝進出に貢献した[9]。決勝ではレアル・マドリードに惜敗したが、大会公式ベストイレブンに選出された[10]。6月14日に契約満了により退団することが発表された[11]

ASローマ

レヴァークーゼン、ブライトンなどが移籍先として報じられていたが[10]、2024年9月4日、ASローマにフリーで加入した[12][13]。しかし、加入後、ダニエレ・デ・ロッシ監督、後任のイヴァン・ユリッチ監督からも殆ど起用されなかった[14]クラウディオ・ラニエリが監督に就任するとUEFAヨーロッパリーグのリーグフェーズ第5節、トッテナム戦で初めて先発起用され、試合終了間際に移籍後初ゴールとなる同点弾を決めて2-2の引き分けに貢献した[15]

代表経歴

U-21ドイツ代表の一員としてUEFA U-21欧州選手権2009に出場し、優勝に貢献。

2010年5月13日のマルタとの親善試合に途中出場し、フル代表デビュー。同年11月17日のスウェーデン戦で初のフル出場を果たした。2012年5月26日のスイスとの親善試合で代表初得点を記録[16]

2014 FIFAワールドカップではグループリーグ初戦のポルトガル戦で得点を記録。準々決勝フランス戦ではFKからのヘディングで決勝点を挙げ、大会選定のマン・オブ・ザ・マッチに選出された[17]。決勝でアルゼンチンを破り優勝、大会ベストイレブンに選出された。

2018 FIFAワールドカップではグループリーグ初戦と第3戦に出場したが、第3戦の韓国戦では数度の決定機を外してしまい、0-2と敗れグループリーグ敗退となった[18]。その後は約2年半に渡り代表を外されていたが、2021年5月にUEFA EURO 2020に臨む代表メンバーとして招集を受けた[19]。本大会ではグループステージ第3節のハンガリー戦でハフェルツのゴールをヘディングでアシスト、決勝トーナメント進出に貢献した[20]

プレースタイル

ゲームの流れを読み、適切なポジショニングとマークでFWに仕事をさせず、また上述したようにファールも少ない[3]。ボールを保持するとドリブルとロングパスで攻撃の起点となり、プレーメーカーのような働きもする[3]

人物

個人成績

クラブ

所属クラブ リーグ シーズン 背番号 リーグ戦 カップ戦 UEFA主催 その他 合計
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
ドルトムント ブンデスリーガ
2007–08 15 13 0 3 0 16 0
2008–09 12 1 1 0 1 0 14 1
2009–10 30 5 3 0 33 5
2010–11 32 5 2 0 8 0 42 6
2011–12 33 1 6 1 6 1 1 0 46 3
2012–13 28 1 2 1 11 1 1 0 42 3
2013–14 23 2 4 0 6 0 1 0 34 2
2014–15 24 2 4 0 4 0 32 2
2015–16 30 2 6 0 14 1 50 3
通算 225 19 31 2 50 4 3 0 309 25
バイエルン ブンデスリーガ 2016–17 5 27 1 5 2 9 0 1 0 42 3
2017-18 26 1 5 1 9 1 1 0 41 3
2018-19 21 1 5 0 6 1 1 0 33 2
通算 74 3 15 3 24 2 3 0 116 8
総通算 342 27 46 5 74 6 7 0 469 38

代表歴

ドイツ代表でプレーするフンメルス (2011年)

出場大会

試合数

  • 国際Aマッチ 78試合 5得点(2010年-2023年)[22]


ドイツ代表国際Aマッチ
出場得点
2010 2 0
2011 10 0
2012 11 1
2013 5 1
2014 10 2
2015 6 0
2016 11 0
2017 7 1
2018 8 0
2021 6 0
2022 0 0
2023 2 0
通算 78 5

得点

# 開催年月日 開催地 対戦国 スコア 結果 試合概要
1. 2012年5月26日 スイスの旗 バーゼルザンクト・ヤコブ・パルク スイスの旗 スイス 1-2 3-5 親善試合
2. 2013年11月15日 イタリアの旗 ミラノスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ イタリアの旗 イタリア 1-0 1-1
3. 2014年6月16日 ブラジルの旗 サルヴァドールアレーナ・フォンチ・ノヴァ ポルトガルの旗 ポルトガル 2-0 4-0 2014 FIFAワールドカップ
4. 2014年7月4日 ブラジルの旗 リオデジャネイロエスタジオ・ド・マラカナン フランスの旗 フランス 1-0 1-0
5. 2017年9月1日 チェコの旗プラハシノー・ティップ・アレナ チェコの旗 チェコ 2–1 2–1 2018 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選

タイトル

クラブ

2010-11シーズンのブンデスリーガ優勝時
ボルシア・ドルトムント
バイエルン・ミュンヘン
  • DFLスーパーカップ:3回 (2016, 2017, 2018)
  • ブンデスリーガ:3回(2016-17, 2017-18, 2018-19
  • DFBポカール:2018-19

代表

U-21ドイツ代表
ドイツ代表

個人

  • FIFAワールドカップ・ベストイレブン:2014
  • ブンデスリーガベストイレブン : 6回 (2012–13, 2013–14, 2015–16, 2016–17, 2017–18, 2020–21)
  • Kickerベストイレブン : 7回 (2009–10, 2010–11, 2011–12, 2013–14, 2015–16, 2017–18, 2019–20)
  • UEFAヨーロッパリーグベストイレブン : 2015-16
  • UEFAチャンピオンズリーグベストイレブン : 2023-24

脚注

  1. ^ a b Mats Hummels”. Borussia Dortmund. 2023年1月2日閲覧。
  2. ^ Hummels to Dortmund: Former FCB youth makes loan move permanentFC Bayern München AG 2009年2月6日
  3. ^ a b c d Goal.com50:マッツ・フンメルス(42位)Goal.com 2011年7月31日
  4. ^ フンメルスがバイエルンに合流「おかえりと再会するのはいいこと」 - サッカーキング 2016年8月6日 
  5. ^ FC Bayern sign Mats Hummels”. fcbayern.de (10 May 2016). 10 May 2016閲覧。
  6. ^ BVB vor Transfer von Mats Hummels - bvb.de 2019年6月20日
  7. ^ マッツ・フメルス、バイエルンからドルトムントへ復帰”. キッカー日本語版 (2019年6月20日). 2019年6月20日閲覧。
  8. ^ ドルトムントDFフンメルス、ルール・ダービー初得点に歓喜「やりたいことリストの最上位だった」”. www.sanspo. 2020年11月3日閲覧。
  9. ^ 在籍14年のフンメルスが千金弾! ドルトムントが再びパリSGを1-0撃破、11年ぶりのCL決勝進出! 仏王者はゴールが遠く涙”. サッカーダイジェストWeb編集部 (May 8, 2024). July 15, 2024閲覧。
  10. ^ a b フンメルス、35歳にしてプレミア初挑戦の可能性…“新体制”のブライトンが獲得を検討か”. サッカーキング (August 7, 2024). September 5, 2024閲覧。
  11. ^ ドルトムントがフンメルス退団を発表「13年以上にわたった私の黒黄の時代が終わる」”. ゲキサカ (June 14, 2024). July 15, 2024閲覧。
  12. ^ Mats Hummels è un nuovo calciatore giallorosso” (イタリア語). AS Roma (2024年9月4日). 2024年9月5日閲覧。
  13. ^ フンメルスの新天地はローマに決定! 昨季限りでドルトムント退団、自身初のセリエAへ”. サッカーキング (2024年9月5日). 2024年9月5日閲覧。
  14. ^ フンメルス、今夏ローマ加入も出場23分間のみで冬の移籍を検討? オファーなければ現役引退へ”. サッカーキング (November 16, 2024). November 29, 2024閲覧。
  15. ^ スパーズvsローマの激闘は劇的ドロー! フンメルス後半AT弾の新生ローマが土壇場で追いつく”. 超サッカー (November 29, 2024). November 29, 2024閲覧。
  16. ^ ドイツ、スイスに5失点黒星Goal.com 2012年5月27日
  17. ^ France-Germany - OverviewFIFA.com
  18. ^ [ https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=42713 精度を欠いたドイツ、捨て身の攻撃も韓国の逆襲に遭って歴史的敗北…グループステージ敗退を喫する【ロシアW杯】]Soccer Diigest web
  19. ^ ミュラー&フンメルスが復帰! ドイツがレーヴ監督最後の大舞台・EURO2020のメンバー発表”. サッカーキング (2021年5月19日). 2021年5月21日閲覧。
  20. ^ ゴレツカ弾で84分に追いついたドイツ、“死の組”を2位で突破!ハンガリーはあと一歩で涙”. サッカーダイジェスト (2021年6月24日). 2021年6月24日閲覧。
  21. ^ 香川同僚のフンメルスがミュンヘンで挙式…お相手とは7年越しのゴールインsoccerking 2015年6月16日
  22. ^ マッツ・フンメルス - National-Football-Teams.com

関連項目

外部リンク

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