ムーンバラッド (Moon Ballad) [2]とは、アイルランド生産、ドバイ調教の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍に2003年のドバイワールドカップ、マクトゥームチャレンジラウンド2(英語版)、2002年のダンテステークス、セレクトステークス。
競走馬時代
- 特記事項なき場合、本節の出典はRacing Post[1]、EQUIBASE[3]
2001年9月22日、ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥームの所有馬としてニューマーケット競馬場でのメイドン競走でデビューし、1位に入線するがゴール手前で進路妨害を起こして2着に降着[4]。2歳時はメイドン競走1走のみに終わって休養に入り、休養中にゴドルフィン所有馬となってサイード・ビン・スルール厩舎に移る。
2002年3月にナドアルシバ競馬場での条件競走で初勝利を挙げ、UAEダービーはエッセンスオブドバイの4着。リステッド競走のニューマーケットステークス2着を経てダンテステークスに勝利し、ダービーステークスに駒を進めてハイシャパラルの3着に入る。休養ののち、秋初戦のセレクトステークスを勝って続くチャンピオンステークスでもストーミングホームの2着に入った。
4歳となった2003年、初戦のG3競走マクトゥームチャレンジラウンド2を勝ち、ドバイワールドカップでは2着のハーランズホリデーに5馬身差をつけて勝利した[5]。帰国後はプリンスオブウェールズステークスで9着に終わり、サセックスステークスとアイリッシュチャンピオンステークスで連続5着。アメリカに遠征してジョッキークラブゴールドカップに出走も、勝ったマインシャフトに22馬身4分の3差つけられた、5頭立ての最下位に終わり[5]、競走馬を引退した。
競走成績
以下の内容は、Racing Post[1]、EQUIBASE[3]の情報および記載法に基づく。
出走日 |
競馬場 |
競走名 |
格 |
距離(馬場) |
頭数 |
枠番 (Draw) (PP) |
馬番 (horse No.) (Pgm) |
着順 |
騎手 |
斤量(st./lb./kg換算) |
タイム |
着差 |
勝ち馬/(2着)馬
|
2001.09.22
|
ニューマーケット
|
メイドン競走
|
|
芝7f(Gd)
|
18
|
10
|
7
|
2着[race 1]
|
L. デットーリ
|
9-0(126/57)
|
|
(降着)
|
Dusky Warbler
|
2002.03.02
|
ナドアルシバ
|
条件競走
|
|
ダ1m1f (Fs)
|
6
|
6
|
|
1着
|
J. キャロル
|
8-7(119/54)
|
1:50.03
|
6馬身1/4
|
(Opportunist)
|
0000.03.23
|
ナドアルシバ
|
UAEダービー
|
G2
|
ダ1m2f (Fs)
|
14
|
13
|
12
|
4着
|
J. キャロル
|
8-7(119/54)
|
|
(3馬身1/4)
|
Essence of Dubai
|
0000.05.03
|
ニューマーケット
|
ニューマーケットS
|
L
|
芝1m2f (Gd)
|
7
|
5
|
7
|
2着
|
J. スペンサー
|
8-8(120/54.5)
|
|
(短頭)
|
Highdown
|
0000.05.15
|
ヨーク
|
ダンテS
|
G2
|
芝1m2 1/2f (GF)
|
9
|
7
|
6
|
1着
|
J. スペンサー
|
8-11(123/55.5)
|
2:07.06
|
1馬身1/4
|
(Bollin Eric)
|
0000.06.08
|
エプソム
|
英ダービー
|
G1
|
芝1m4f (GS)
|
12
|
4
|
9
|
3着
|
J. スペンサー
|
9-0(126/57)
|
|
(14馬身)
|
High Chaparral
|
0000.09.14
|
グッドウッド
|
セレクトS
|
G3
|
芝1m2f (Gd)
|
6
|
3
|
3
|
1着
|
J. スペンサー
|
8-12(124/56)
|
2:03.44
|
2馬身1/2
|
(Sir George Turner)
|
0000.10.19
|
ニューマーケット
|
英チャンピオンS
|
G1
|
芝1m2f (Gd)
|
11
|
2
|
10
|
2着
|
J. スペンサー
|
8-11(123/55.5)
|
|
(1馬身1/4)
|
Storming Home
|
2003.02.13
|
ナドアルシバ
|
マクトゥームチャレンジラウンド2
|
G3
|
ダ1m1f (Fs)
|
6
|
2
|
|
1着
|
L. デットーリ
|
9-2(128/58)
|
1:47.98
|
6馬身
|
(Go Underground)
|
0000.03.29
|
ナドアルシバ
|
ドバイワールドC
|
G1
|
ダ1m2f (Fs)
|
11
|
11
|
7
|
1着
|
L. デットーリ
|
9-0(126/57)
|
2:00.48
|
5馬身
|
(Harlan's Holiday)
|
0000.06.18
|
アスコット
|
プリンスオブウェールズS
|
G1
|
芝1m2f (GF)
|
10
|
5
|
6
|
9着
|
L. デットーリ
|
9-0(126/57)
|
|
(13馬身1/4)
|
Nayef
|
0000.07.30
|
グッドウッド
|
サセックスS
|
G1
|
芝1m (GS)
|
9
|
11
|
3
|
5着
|
L. デットーリ
|
9-7(133/60)
|
|
(1馬身)
|
Reel Buddy
|
0000.09.06
|
レパーズタウン
|
愛チャンピオンS
|
G1
|
芝1m2f (GF)
|
7
|
4
|
3
|
5着
|
L. デットーリ
|
9-4(130/59)
|
|
(2馬身1/4)
|
High Chaparral
|
0000.09.27
|
ベルモントパーク
|
ジョッキークラブ金杯
|
G1
|
ダ10f (Fs)
|
5
|
2
|
2
|
5着
|
J. ベイリー
|
9-0(126/57)
|
|
(22馬身3/4)
|
Mineshaft
|
- ^ 1位入線
- 馬場状態: GF=Good to Firm, Gd=Good, GS=Good to Soft Fs=Fast
- 着差:shd=short head(短頭)
引退後
競走馬引退後はダーレー・ジャパン・ファームの所有種牡馬として日本に輸入されて優駿スタリオンステーションに繋養され、6年間の供用で血統登録頭数232頭、出走頭数はそのうちの210頭を記録した[6]。2009年に種牡馬を引退し、イギリスに移動した[7]。
主な産駒
血統表
脚注
外部リンク