ロワイヤリュー賞
ロワイヤリュー賞(ロワイヤリューしょう、仏: Prix de Royallieu)は、フランスギャロがパリロンシャン競馬場の芝2800メートルで施行する競馬のG1競走(国際競走)である。牝馬限定戦として凱旋門賞ウィークエンドにおいて凱旋門賞の前日に行なわれる。 概要競走名となったロワイヤリューとは19世紀後半にフレデリック・ラグランジュ伯爵[注 1]の育成牧場があったコンピエーニュ近郊にある森林地域に対する呼称のことである[2]。 1897年に3歳以上の重賞競走として創設され、ロンシャン競馬場の芝3000メートルで10月下旬に施行された。1922年から距離を短縮したうえで3歳牝馬限定に変更となる。それ以降の変更は施行距離の小幅なものと1965年の古馬開放にとどまっている。長年パリロンシャン競馬場の秋開催に組み込まれており、1988年から凱旋門賞の前日に開催されることとなった。ヨーロッパにおけるステイヤー血統の維持を目的として、2019年からグループ1に昇格し距離も2800メートルに延長されている[2]。 有名な勝ち馬としてはトリリオン[注 2] (1977年) 、ダリヤカナ[注 3] (2009年) 、アナプルナ (2019年) 、ワンダフルトゥナイト (2020年) 、ラヴィングドリーム (2021年) が挙げられる[3]。 歴史
歴代優勝馬ロワイヤリュー賞(1884年-1896年)フランスギャロが創設年としている1897年より以前、フレデリック・ラグランジュ伯爵死去の翌年である1884年から同名の「ロワイヤリュー賞」という競走が5月末から6月初頭のロンシャン競馬場で開催されていた。この競走の距離は当初3,200メートルで1895年以降3,000メートル、3歳以上の獲得賞金が少ない(1893年までは5,000フラン未満、1894年以降は10,000フラン未満)馬が対象だった。
ロワイヤリュー賞(1897年-1921年、出走条件3歳以上)
ロワイヤリュー賞(1922年-1964年、出走条件3歳牝馬)ロワイヤリュー賞(1965年以降、出走条件3歳以上牝馬)※1979年以降の優勝馬を記載する。
日本人騎手の成績日本調教馬以外での調教成績
記録
脚注注釈
出典
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