三室 (さいたま市)
三室(みむろ)は、さいたま市緑区の大字。郵便番号は336-0911[2]。本項では、土地改良事業によって大字三室から成立した大字である宮後(みやうしろ)、新宿(しんじゅく)、大道(だいどう)、三浦(みうら)についても扱う。 地理さいたま市緑区の北西部に位置する。北側で大字大道・大字新宿に、北東側で馬場に、東側で松木に、南東側で大字中尾に、南側で道祖土に、南西側で浦和区大東・木崎に、西側で山崎に、北西側で浦和区三崎に隣接する。東側に複数の飛地があり、北側を馬場に、南西側を松木に、南東側を宮本に挟まれた飛地と、北を大字新宿に、東側を宮本に、西側を馬場に挟まれた飛地とが残っている。地区の全域が市街化区域に指定されている[4]。 旧三室村の中心地で、現在の三室公民館が村役場だった。また、縄文遺跡が複数発掘されており[5]、馬場小室山遺跡が字東宿にある。 地価住宅地の地価は、2021年(令和3年)1月1日の公示地価によれば、大字三室字西宿1356番4の地点で14万4000円/m2となっている[6]。 歴史もとは江戸期より存在した武蔵国足立郡木崎領に属する三室村であり、古くは室町期 - 戦国期より見出せる足立郡のうちの三室郷であった[5]。三室は御室とも書かれた。地名は祠を意味する御室に由来するものと云われている。村は山崎、宿、松ノ木、芝原、馬場の5つの組からなっていて、それぞれに名主がおり、見沼新田に各組の持添新田を所有していた[5][7]。村の北部に見沼代用水(西縁)が開削された際、1731年(享保16年)に三室河岸と称される河岸場が開設され嘉永6年ごろまで運営されていた[5]。
世帯数と人口2017年(平成29年)9月1日時点の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
小・中学校の学区市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[22]。
交通鉄道地区内に鉄道は敷設されていない。 道路
バス東武バスウエストや国際興業バスの路線バスが運行されている。北浦和駅・浦和駅・東浦和駅とさいたま市立病院を結ぶ路線や、北浦和駅・さいたま新都心駅と東新井団地・岩槻駅方面を結ぶ路線などが通る。 地域寺社・史跡
公園・緑地
施設
土地改良事業によって大字三室から分離した地区この周辺の見沼田んぼは古くから大字三室の持添新田となっていたが、大浦土地改良事業(大宮と浦和の頭文字をとった)によって田んぼから畑に転換された。浦和区大字三崎や見沼区大字見山もそのひとつ。 宮後宮後(みやうしろ)は、さいたま市緑区の大字。大字三室の北東部で、中央部を芝川が流れ、南側に見沼代用水西縁が流れる。人口は0人(2014年6月時点)[1]。郵便番号は336-0914[23]。 新宿新宿(しんじゅく)は、さいたま市緑区の大字。大字三室の北西側、馬場と大字見山の間に位置する。人口は0人(2014年6月時点)[1]。郵便番号は336-0913[25]。
大道大道(だいどう)は、さいたま市緑区の大字。大字三室と大字三浦の間に位置する。人口は0人(2014年6月時点)[1]。郵便番号は336-0905[26]。
三浦三浦(みうら)は、さいたま市緑区の大字。大字三室の北西側、芝川より北側に位置する。人口は0人(2014年6月時点)[1]。郵便番号は336-0906[27]。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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