五所川原市(ごしょがわらし)は青森県西部の津軽半島中南部に位置する市。西北地域に属する[1]。旧市浦村域は飛地となっている。
地理
隣接している自治体
気候
寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に特別豪雪地帯に指定されている。
五所川原観測所(五所川原市松島町)(1991年 - 2020年)の気候
|
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
|
最高気温記録 °C (°F)
|
10.1 (50.2)
|
18.4 (65.1)
|
21.9 (71.4)
|
29.0 (84.2)
|
33.5 (92.3)
|
33.8 (92.8)
|
36.4 (97.5)
|
39.0 (102.2)
|
36.2 (97.2)
|
28.0 (82.4)
|
24.8 (76.6)
|
17.5 (63.5)
|
39.0 (102.2)
|
平均最高気温 °C (°F)
|
1.7 (35.1)
|
2.6 (36.7)
|
6.6 (43.9)
|
13.8 (56.8)
|
19.4 (66.9)
|
22.8 (73)
|
26.5 (79.7)
|
28.2 (82.8)
|
24.6 (76.3)
|
18.2 (64.8)
|
11.0 (51.8)
|
4.4 (39.9)
|
15.0 (59)
|
日平均気温 °C (°F)
|
−1.1 (30)
|
−0.7 (30.7)
|
2.5 (36.5)
|
8.5 (47.3)
|
14.1 (57.4)
|
18.0 (64.4)
|
22.0 (71.6)
|
23.4 (74.1)
|
19.5 (67.1)
|
13.1 (55.6)
|
6.9 (44.4)
|
1.3 (34.3)
|
10.6 (51.1)
|
平均最低気温 °C (°F)
|
−4.2 (24.4)
|
−4.2 (24.4)
|
−1.5 (29.3)
|
3.5 (38.3)
|
9.4 (48.9)
|
14.1 (57.4)
|
18.4 (65.1)
|
19.6 (67.3)
|
15.0 (59)
|
8.5 (47.3)
|
3.0 (37.4)
|
−1.7 (28.9)
|
6.7 (44.1)
|
最低気温記録 °C (°F)
|
−14.3 (6.3)
|
−15.8 (3.6)
|
−12.4 (9.7)
|
−5.0 (23)
|
0.4 (32.7)
|
4.8 (40.6)
|
9.9 (49.8)
|
10.7 (51.3)
|
4.9 (40.8)
|
0.0 (32)
|
−8.8 (16.2)
|
−13.7 (7.3)
|
−15.8 (3.6)
|
降水量 mm (inch)
|
120.7 (4.752)
|
81.9 (3.224)
|
64.1 (2.524)
|
62.6 (2.465)
|
69.2 (2.724)
|
74.9 (2.949)
|
113.3 (4.461)
|
139.2 (5.48)
|
133.9 (5.272)
|
131.3 (5.169)
|
147.8 (5.819)
|
141.5 (5.571)
|
1,280.4 (50.409)
|
降雪量 cm (inch)
|
186 (73.2)
|
143 (56.3)
|
80 (31.5)
|
3 (1.2)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
19 (7.5)
|
122 (48)
|
543 (213.8)
|
平均月間日照時間
|
22.7
|
49.4
|
115.7
|
179.6
|
202.4
|
181.2
|
160.5
|
184.7
|
160.2
|
134.2
|
74.7
|
32.0
|
1,497.4
|
出典:気象庁
|
市浦(1991年 - 2020年)の気候
|
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
|
最高気温記録 °C (°F)
|
11.9 (53.4)
|
18.0 (64.4)
|
21.8 (71.2)
|
25.9 (78.6)
|
28.6 (83.5)
|
31.1 (88)
|
35.4 (95.7)
|
37.2 (99)
|
33.6 (92.5)
|
26.3 (79.3)
|
22.3 (72.1)
|
15.9 (60.6)
|
37.2 (99)
|
平均最高気温 °C (°F)
|
2.0 (35.6)
|
2.7 (36.9)
|
6.3 (43.3)
|
12.0 (53.6)
|
17.0 (62.6)
|
20.8 (69.4)
|
24.5 (76.1)
|
26.6 (79.9)
|
23.5 (74.3)
|
17.5 (63.5)
|
10.9 (51.6)
|
4.6 (40.3)
|
14.0 (57.2)
|
日平均気温 °C (°F)
|
−0.6 (30.9)
|
−0.2 (31.6)
|
2.8 (37)
|
7.8 (46)
|
12.7 (54.9)
|
16.7 (62.1)
|
20.9 (69.6)
|
22.7 (72.9)
|
19.2 (66.6)
|
13.2 (55.8)
|
7.2 (45)
|
1.8 (35.2)
|
10.3 (50.5)
|
平均最低気温 °C (°F)
|
−3.4 (25.9)
|
−3.2 (26.2)
|
−0.9 (30.4)
|
3.4 (38.1)
|
8.4 (47.1)
|
13.1 (55.6)
|
17.9 (64.2)
|
19.4 (66.9)
|
15.0 (59)
|
8.6 (47.5)
|
3.3 (37.9)
|
−1.2 (29.8)
|
6.7 (44.1)
|
最低気温記録 °C (°F)
|
−15.0 (5)
|
−16.4 (2.5)
|
−13.0 (8.6)
|
−7.4 (18.7)
|
−0.8 (30.6)
|
4.9 (40.8)
|
8.1 (46.6)
|
9.3 (48.7)
|
3.5 (38.3)
|
−0.8 (30.6)
|
−7.5 (18.5)
|
−12.2 (10)
|
−16.4 (2.5)
|
降水量 mm (inch)
|
117.6 (4.63)
|
83.9 (3.303)
|
76.1 (2.996)
|
77.9 (3.067)
|
94.3 (3.713)
|
84.8 (3.339)
|
118.4 (4.661)
|
166.6 (6.559)
|
154.8 (6.094)
|
137.9 (5.429)
|
154.8 (6.094)
|
135.6 (5.339)
|
1,402.4 (55.213)
|
平均降水日数 (≥1.0 mm)
|
22.1
|
18.5
|
14.8
|
11.1
|
10.5
|
9.3
|
9.6
|
10.2
|
11.5
|
13.8
|
17.5
|
21.5
|
170.4
|
平均月間日照時間
|
27.6
|
55.5
|
126.1
|
187.2
|
198.5
|
177.6
|
157.6
|
186.4
|
170.3
|
144.9
|
68.6
|
33.9
|
1,527.1
|
出典1:Japan Meteorological Agency
|
出典2:気象庁[2]
|
歴史
年表
- 本節では、例えば「16世紀後半(戦国時代後期)」と「戦国時代末期(16世紀末か17世紀初頭)」という表記が混在するが、それぞれに「16世紀後半」と「戦国時代末期」が出典での表記で、( )内は添付情報である。
先史時代
- 後氷期初頭(新生代第四紀完新世初頭) - ヴュルム氷期(最終氷期)が終焉したことによる全地球規模での気温上昇に伴い、日本列島周辺でも海面上昇が始まる。本州島北端部では峡谷への海進が始まり、十三湖の湾入が出現、岩木川による堆積作用が波及して谷の埋積が進捗し、津軽平野の形成が始まる。
- 縄文時代前期 - 相内露草地区にて、オセドウ遺跡(通称:オセドウ貝塚遺跡)の形成期の始まり/当遺跡の考古学的価値は主として縄文時代にあるが、平安時代の終焉期までの長きに亘る繁栄を確認できる。しかし中世に入って衰退を見せ、消滅している。
- 約3500年前(縄文時代後期後葉) - 相内地区にて、五月女萢遺跡(そとめやち いせき)の形成期の始まり/10世紀前半(平安時代中期)まで栄える。
古代
中世
近世
明治時代
大正時代
昭和時代
平成時代
行政区域の変遷
沿革
行政
- 市長:佐々木孝昌(2018年7月9日就任、2期目)
歴代市長
代 |
氏名 |
就任日 |
退任日 |
備考
|
旧・五所川原市長
|
1 |
外崎千代吉 |
1954年(昭和29年)11月20日 |
1958年(昭和33年)11月17日 |
|
2 |
山内久三郎 |
1958年(昭和33年)11月18日 |
1962年(昭和37年)11月17日 |
|
3 |
佐々木栄造 |
1962年(昭和37年)11月18日 |
1966年(昭和41年)11月17日 |
|
4 |
1966年(昭和41年)11月18日 |
1970年(昭和45年)11月17日 |
|
5 |
1970年(昭和45年)11月18日 |
1974年(昭和49年)11月17日 |
|
6 |
1974年(昭和45年)11月18日 |
|
|
7 |
寺田秋夫 |
1977年(昭和52年)3月30日 |
1981年(昭和56年)3月29日 |
|
8 |
1981年(昭和56年)3月30日 |
|
|
9 |
森田稔夫 |
1983年(昭和58年)2月6日 |
1987年(昭和62年)2月5日 |
|
10 |
1987年(昭和62年)2月6日 |
|
|
11 |
佐々木栄造 |
1989年(平成元年)6月18日 |
1993年(平成5年)6月17日 |
|
12 |
1993年(平成5年)6月18日 |
1997年(平成9年)6月17日 |
|
13 |
成田守 |
1997年(平成9年)6月18日 |
2004年(平成13年)6月17日 |
|
14 |
2004年(平成13年)6月18日 |
2005年(平成17年)3月27日 |
|
五所川原市長
|
- |
成田守 |
2005年(平成17年)3月28日 |
2005年(平成17年)4月17日 |
職務執行者
|
1 |
成田守 |
2005年(平成17年)4月26日 |
2006年(平成18年)5月27日 |
途中退職[* 1]
|
2 |
平山誠敏 |
2006年(平成18年)7月9日 |
2010年(平成22年)7月9日 |
|
3 |
2010年(平成22年)7月9日 |
2014年(平成26年)7月8日 |
|
4 |
2014年(平成26年)7月9日 |
2018年(平成30年)7月8日 |
無投票当選[* 2]
|
5 |
佐々木孝昌 |
2018年(平成30年)7月9日 |
2022年(令和4年)7月8日 |
|
6 |
2022年(令和4年)7月9日 |
|
|
市議会
- 議員定数:22人
- 任期:2019年(平成31年)2月16日 - 2023年(令和5年)2月15日
庁舎
- 五所川原市役所
- 金木総合支所
- 市浦総合支所
- 三好支所(現在廃止)
- 長橋支所
- 飯詰支所
- 七和支所
- 梅沢支所
- 毘沙門支所
姉妹都市・提携都市
国内
地域
人口
平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、5.55%減の55,181人であり、増減率は県下40市町村中16位。
|
五所川原市と全国の年齢別人口分布(2005年)
|
五所川原市の年齢・男女別人口分布(2005年)
|
■紫色 ― 五所川原市 ■緑色 ― 日本全国
|
■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
|
五所川原市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
|
67,047人
|
|
1975年(昭和50年)
|
67,430人
|
|
1980年(昭和55年)
|
68,738人
|
|
1985年(昭和60年)
|
67,033人
|
|
1990年(平成2年)
|
63,843人
|
|
1995年(平成7年)
|
63,383人
|
|
2000年(平成12年)
|
63,208人
|
|
2005年(平成17年)
|
62,181人
|
|
2010年(平成22年)
|
58,421人
|
|
2015年(平成27年)
|
55,181人
|
|
2020年(令和2年)
|
51,415人
|
|
|
総務省統計局 国勢調査より
|
健康
保健
公的医療機関
司法機関
裁判所
検察庁
警察機関
消防機関
教育
高等学校
- 県立
※以下は廃校
- 私立
中学校
- 市立
※以下は廃校。
小学校
学校教育以外の施設
図書館
職業訓練施設
産業
工業
漆川地区に、青森県が計画し五所川原市が事業主体となって青森テクノポリスハイテク工業団地漆川を整備。
2015年現在、団地内では 31施設が稼働している。[15]
また、上記団地以外にも誘致企業の工場や拠点は市内に点在している。
商業
- エルムの街 - ロピアを核に約140の専門店で構成されるショッピングセンター
- トライアル 五所川原新宮店(旧:さとちょう)
- トライアル 広田店(旧:さとちょう)
- トライアル 金木店(旧:さとちょう)
商業拠点の移り変わりと旧市街の衰退
津軽一帯を集約する商業都市で、エルムの街一帯の完成までは市内の商業拠点は五所川原駅前周辺にあり、中三、マルキ飛島、丸友といった地元資本の百貨店が連立し、同市の発展に力を尽くしたが、次第に近隣市町村への店舗進出やバブル崩壊による影響で経営が悪化し、丸友は平成初頭に閉店、マルキ飛島はエルムの街(イトーヨーカドー)に移転、最後まで残っていた中三も2006年(平成18年)1月に閉店した。
五所川原市は、この現状を踏まえ、旧市街地の区画整理(道路拡張、アーケード撤去も並行して行う)を行い、またエルムの街は第三セクター方式で設立当時から経営し、市全体の衰退を引き止める努力を続けている。
2006年(平成18年)10月にはエルムの街北東にユニバースを核店舗としてアクロスプラザ五所川原が完成した。
農業
漁業
伝統工芸
金融機関
銀行
協同組織金融機関
農協・生協
マスメディア
郵便
直営郵便局
交通
鉄道
高速バス
路線バス
道路
高速道路
一般国道
県道
主要地方道
一般県道
その他の道路
名所旧跡・行事等
- 自然物等
- 神社仏閣
- 山王坊日吉神社(さんのうぼう ひえじんじゃ) - 相内岩井に所在。付近には山王坊遺跡がある。
- 石塔山荒覇吐神社(せきとうざんあらはばきじんじゃ) - 飯詰に所在。
- 飯詰八幡宮(いいづめはちまんぐう) - 飯詰字福泉に所在。[18]
- 八幡宮 - 元町に所在。「五所川原地名発祥之源地」碑がある。
- 鶴ヶ岡八幡宮 - 鶴ヶ岡に所在
- その他の文化財
- 無形文化財、行事等
- 博物館等
- 観光スポット等
著名な出身者
政治・経済
行政
文化
芸能
スポーツ
脚注
注釈
出典
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
五所川原市に関連するカテゴリがあります。