五月女豊

五月女豊
基本情報
国籍	日本
出身地	栃木県鹿沼市
生年月日	1949年4月13日（75歳）
身長; 体重	180 cm; 82 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	1972年ドラフト1位
初出場	1973年4月22日
最終出場	1984年6月12日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	栃木県立鹿沼農商高等学校; 日本石油; 阪神タイガース (1973 - 1975); 太平洋クラブライオンズ; クラウンライターライオンズ; 西武ライオンズ (1976 - 1981); 横浜大洋ホエールズ (1982 - 1984);
	この表について

五月女豊（さおとめゆたか、1949年 4月13日 - ）は、栃木県出身の元プロ野球選手（投手）。

来歴・人物

鹿沼農商高校（現栃木県立鹿沼商工高等学校と鹿沼南高等学校とに分離）では1967年に夏の甲子園に出場。1回戦で村上真二のいた今治南高に敗退。高校同期の中新井明捕手がサンケイ入りしている。卒業後は日本石油に入社。三浦健二、奥江英幸といった主力投手の陰に隠れがちだった。

1972年に日本産業対抗野球大会（サンベツ）の2回戦で日本生命からノーヒットノーランを達成^[1]。準決勝では延長14回を投げ抜き大昭和製紙に完封勝利。決勝で鐘淵化学を降しチームの初優勝に貢献、最高殊勲選手に選出されて一躍注目を浴びる^[2]。この時のチームメイトに秋元国武、町田公雄らがいた。

1977年にはプロ生活で唯一となる完投勝利を記録^[1]。

1982年に横浜大洋ホエールズに移籍。主に中継ぎながら58試合に登板し、6勝をあげた。シュート、シンカー、カーブなど多彩な変化球が武器だった。

1984年に現役を引退。現在は保険代理店「ユタカインシュアランス」を営む^[1]。

2001年からプロ野球マスターズリーグの東京ドリームスに参加している。

年度	球団	登板	先発	完投	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率	W H I P
1973	阪神	4	1	0	0	2	--	--	.000	42	9.0	12	1	4	0	0	8	0	6	6	6.00	1.78
1974		9	1	0	1	0	0	--	1.000	71	17.2	19	4	2	0	0	6	0	6	6	3.00	1.19
1975		10	1	0	0	0	0	--	----	59	13.1	14	2	6	0	0	13	1	5	5	3.46	1.50
1976	太平洋クラウン西武	22	3	0	1	1	0	--	.500	203	48.2	53	5	13	1	1	10	0	29	20	3.67	1.36
1977		21	5	1	2	4	1	--	.333	265	65.2	67	12	11	1	3	26	0	40	36	4.91	1.19
1978		35	1	0	2	2	0	--	.500	365	86.1	87	12	22	2	6	33	1	44	32	3.35	1.26
1979		26	4	0	3	1	0	--	.750	287	66.0	72	5	19	2	4	31	1	39	31	4.23	1.38
1980		7	0	0	0	0	0	--	----	61	13.0	20	4	6	0	0	6	0	10	8	5.54	2.00
1982	大洋	58	1	0	6	3	0	--	.667	375	90.2	87	2	37	7	1	44	3	38	36	3.56	1.37
1983		26	0	0	3	2	0	--	.600	190	41.0	53	5	20	6	2	16	1	28	26	5.71	1.78
1984		17	0	0	0	2	0	--	.000	101	23.2	26	3	5	1	2	14	1	10	9	3.42	1.31
通算:11年		235	17	1	18	17	1	--	.514	2019	475.0	510	55	145	20	19	207	8	255	215	4.07	1.38

^ ^a ^b ^c “【9月8日】1977年（昭52）　“最短”でリリースされた阪神ドライチ　唯一の完投勝利は仙台で”. SPORTS NIPPON NEWSPAPERS. 2011年10月28日閲覧。
^ 「日本社会人野球協会報1972」日本社会人野球協会 1973年