別技 篤彦（べっき あつひこ、1908年12月7日^[1] - 1997年4月17日^[1]）は、日本の地理学者。

陸軍少将・別技嘉助の長男として東京^[2]に生まれる。東京府立第五中学校（現東京都立小石川高等学校）卒^[1]。1928年静岡高等学校文科甲類卒業^[1][3]。1932年京都帝国大学文学部史学科卒^[1][4]。1938年大阪商科大学予科教授^[1][5]、戦時中地理調査のためジャワ派遣軍に所属、南方文化研究室長。1946年帰国。1949年大阪商科大学を退職し、福井大学教授となり、1952年からは神戸商科大学教授を兼任^[1]。1954年立教大学教授、74年定年退任、名誉教授^[1]。

1962年「東南アジア諸島の居住と開発史」により京都大学から文学博士の学位を授与される^[6]。1985年には日本地理学会名誉会員となる^[1]。

• 『太平洋を繞る国々』小野鉄二共著 章華社、1935
• 『地理教育論』石橋五郎共著 成美堂書店、1937 現代教育学大系
• 『車窓のながめ』藤野義明共著 三省堂出版 社会科文庫、1949
• 『人文地理の完成8週間 大学入試』佐藤甚次郎共著 山海堂、1951 完成8週間叢書
• 『学習図説シリーズ 社会科大系 地理編 北アメリカ』幸田清喜共監修 学習研究社、1964

• スタンプ『生と死の地理学』中村和郎共訳 古今書院 グローバル・シリーズ、1967
• ヒルヤー「世界をまわろう」『世界の名作図書館』講談社、1969

• 別技篤彦教授著作目録 (地理学特集号) 史苑（立教大学）、1974 - 03
• 『人事興信録』1995年　
• 『人物物故大年表』
• 浅井辰郎「別技篤彦名誉会員のご逝去を悼む」『地理学評論 Ser.A』第70巻第9号、1997年、553-554頁、NAID 10002221010。 
• 立教大学史学会「別技篤彦先生追悼〔略歴・著作目録(抄)〕」『史苑』第58巻第1号、1997年、143-146頁、ISSN 03869318。