吉田康一吉田 康一(よしだ こういち、1980年9月3日-)は、日本の劇作家・演出家。演劇団体Antikame? 主宰。千葉県市原市出身。日本劇作家協会事業委員、リーディング部・せりふワークショップ担当委員。日本演出者協会会員・日本の戯曲研修部。 経歴千葉県立千葉西高等学校卒業、日本大学芸術学部 放送学科卒業、日本大学大学院芸術学研究科映像芸術専攻修士課程終了。2007年に演劇団体Antikame旗揚げを経て、現在Antikame? 主宰。年に1回のペースでオリジナル戯曲の上演を行っている。日芸在学中に年に1本ペースで自主制作映画を作り、同大学院にて映像表現の研究を行う。その研究過程で舞台空間の魅力に惹かれ、戯曲や演劇の領域において自らが追求し表現したいものが表現化され得る可能性を見出し、演劇活動に踏み出し始める。2008年に『けむたい人々』でAntikameを旗揚げするが、同年には活動休止。2010年、短編戯曲『顔が見当たらない』が、季刊戯曲雑誌「せりふの時代」に入選し掲載(選評・佃典彦)。2010年、短編戯曲『いっこうに捗らない』が「せりふの時代」に入選(選評・佃典彦)。2011年に日本劇作家協会の戯曲セミナー[1]に参加。同セミナーの同期メンバーによる「6L工場」[2]に参加、演劇活動再開。2012年、現在の「Antikame?」 としての活動開始。2012年、戯曲ブラッシュアップワークショップ「月いちリーディング」[3]に長編戯曲『わたしを落とした』が選出。2014年、長編戯曲『たぶん顔がわり』が「月いちリーディング」に選出。2016年『かみにフレる』が若手演出家コンクール2016[4]にて一次選考次点選出。2017年『つややかに焦げてゆく』が第23回日本劇作家協会新人戯曲賞にて二次選考選出。2018年、『なんども手をふる』が門真国際映画祭舞台映像部門にて一次審査通過、第24回日本劇作家協会新人戯曲賞 二次審査選出。若手演出家コンクール2020一次審査次点選出、若手演出家コンクール2021二次審査選出。門真国際映画祭2021 舞台映像部門にて「最優秀作品賞」受賞(singing dog『ブラックアウト』)。日本劇作家協会リーディングフェスタ2021にて「清水邦夫作品リーディング『青春の砂のなんと早く』」演出・配信・編集。 外部演出はじめ、日本劇作家協会における事業委員・リーディング部・せりふワークショップ担当委員としての活動、オフィス3〇〇[5]の活動にも参加している。日本劇作家大会2019大分大会[6]にて東京事務局・事務局長、日本劇作家大会2019上田大会[7]にて東京事務局・副事務局長を担う。2020年より日本演出者協会戯曲部のメンバー。 作風他人や現代とうまく馴染めない人々の心の機微を、シンプルなせりふとストイックなまでに動作を制限する演出で描き、観客の感受性と想像力を刺激する豊かな表現を追求する。現代社会に生きながら、心の奥底に押し込めては堆積させてしまったもやもやした息苦しさや寂しさを、ことばとして救い出そうとするような、人が抱える孤独に寄り添う物語を志向している。 略歴〜2015年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
作品
受賞・入選歴
脚注
外部リンクInformation related to 吉田康一 |