向島区(むこうじまく、旧字体:向島區)は、東京府東京市(後に東京都)にかつて存在した区である。1932年(昭和7年)から1947年(昭和22年)までの期間(35区の時代)に存在した。現在の墨田区の北部。
歴史
沿革
- 1932年(昭和7年)10月1日 - 南葛飾郡全域が東京市に編入。寺島町、隅田町、吾嬬町の区域に向島区を設置。
- 東京市による最初の区名原案は「寺島区」(てらじまく)だった[1]。
- なお、東京市の新設時に南葛飾郡から編入され、「向島○○町」を名乗っていた地域は、そのまま本所区に所属した。
- 1943年(昭和18年)7月1日 - 東京都制が施行され、東京市と東京府が廃止され、東京都を設置。
- 1947年(昭和22年)3月15日 - 東京都35区制が22区制となる[2]中で本所区と合併して墨田区が発足。
- 旧向島区役所庁舎は墨田区発足後、墨田区役所第二庁舎として当時横網にあった区役所第一庁舎の分庁舎として利用された。その後1994年にすみだ生涯学習センター「ユートリヤ」として建て替えられ、墨田区役所東向島出張所も併設されて現在に至る。
交通
鉄道
道路
著名な出身者
現墨田区の著名な出身者については墨田区を参照
○は旧南葛飾郡出身
脚注
- ^ なんだこりゃ? 知って驚く東京「境界線」の謎(小林政能 著、実業之日本社 2016年3月1日 刊)p.120 - 121
- ^ 岩波書店編集部 編『近代日本総合年表 第四版』岩波書店、2001年11月26日、358頁。ISBN 4-00-022512-X。
関連項目