「君の友だち」は、キャロル・キングが1971年1月に自身のアルバム『つづれおり』とジェームス・テイラーのアルバム『マッド・スライド・スリム』のレコーディング・セッションで書いた曲である。キングは「この曲は、今までに経験したことのない純粋なインスピレーションに近いものだった。曲自身が曲を書いたの。私以外の何者かが、私を通じて作曲させたのよ。」と語っている[1] 。またテイラーによると、キングはこの曲がテイラーの楽曲「ファイアー・アンド・レイン」で繰り返される "I've seen lonely times when I could not find a friend "(友達を見つけられない寂しい時期があった)という一節に対する返歌だと証言している[2][3]。キングのアルバムとテイラーのアルバムは同時並行で録音されており、キング、ダニー・コーチマー、ジョニ・ミッチェルの3人が両方に参加している。この曲は両方のアルバムに収録されているが、キングは1972年のインタビューで「ジェームスや誰かを特別に意識して書いたわけではないの。しかし、それを聞いたジェームスはとても気に入り、レコーディングしたいと言った」と語っている[4]。テイラーはこの曲をシングルカットしたが、キングは「イッツ・トゥー・レイト」をリリースした[注 1]。