坂本 大志(さかもと まさし、1979年10月23日 - )は、日本の競技麻雀団体・最高位戦日本プロ麻雀協会に所属するプロ雀士である[1]。神奈川県出身[1]。
経歴
2006年に[2]最高位戦日本プロ麻雀協会の第31期前期会員としてプロ雀士となる[1]。入会後、優駿杯や野口賞といったタイトル戦で上位の成績を収め、雀士としての頭角を現した[5]。同じく最高位戦に所属する園田賢が主催していた研究会には幹事として参加し、最高位戦と日本プロ麻雀協会が共催している麻雀大会「TwinCup」の発起人としても携わる[6]。2017年に設立された対局場「最高位戦道場」(東京都千代田区)では道場長を担当している[7]。
坂本は主要なタイトル戦でも成績を残している。まず、2009年には第4期最高位戦Classicにおいて優勝を収めた[8]。2014年の第8期RMUクラウンでは2位となり[9]、2016年の第14期日本オープンでも決勝に進出するが4位に終わった[10]。2018年には麻雀駅伝に最高位戦日本プロ麻雀協会チームとして出場し、団体優勝を果たしている[3]。その翌年には第27期發王戦決勝に進出するも敗れるが[11]、所属団体のAリーグで2位のスコアを残し、プロ歴14年目で初進出となる最高位決定戦で同タイトルを手にした[12]。現最高位の肩書きを背負って出場した麻雀最強戦2019ファイナルでは、予選A卓3位の成績で敗退した[13]が、2020年の四神降臨王座決定戦では他団体の現タイトルホルダーを抑えての優勝を飾った[4]。しかし、その1週間後には坂本が新型コロナウイルスを罹患していることが所属団体から公表された[14]が、のちに退院を果たしている[15]。
2023年6月より開催されたMトーナメント2023に出場。予選1stステージではMリーガーの萩原聖人・佐々木寿人に近藤久春(連盟)を加えた卓で萩原に次ぐ2着で勝ち上がり[16]、2ndステージでは団体推薦選手4名の混戦を制してファイナルステージに進出[17]。ベスト16では渋川難波・白鳥翔・本田朋広のMリーガー3名を相手に2着2着でトータルトップとなってセミファイナル進出[18]、更にセミファイナルではMリーグ2022-23優勝の渋谷ABEMAS 多井隆晴・松本吉弘の両名を下し、石立岳大(連盟)と共にファイナル進出を果たす[19][20]。
雀風・人物
- 場況読みに重きを置いた門前型の雀風を持つ[21]。
- 園田からは「努力の人」と評されており[22]、自団体の中でも練習量の多さを指摘する声がある[5][22]。真摯に技術研鑽へ取り組む姿勢から名付けられたキャッチフレーズは「麻雀生徒会長」[23]
- 本人曰く、趣味は食事[2]。
- 涙脆い面があるのか、村上淳が第8期日本オープンでオーラスアガれば優勝の場面を後ろで観戦していた際、村上が早い巡目で平和のテンパイを入れた時点で既に泣いていたり、近藤誠一がA1リーグ最終節で逆転残留を果たした際も泣いていた。
獲得タイトル
- 個人タイトル
- 団体タイトル
脚注
外部リンク
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誌上タイトル戦 |
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団体タイトル戦 |
1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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最高位戦日本プロ麻雀協会所属のプロ雀士によるリーグ戦。1984年までは竹書房主催の誌上タイトル戦。 |
麻雀最強戦ファイナル出場(1回) |
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麻雀最強戦2019
開催日 |
大会名・出場資格 |
ファイナル出場 |
A卓出場者 |
B卓出場者
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タイトルホルダー
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現最強位
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近藤誠一
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前年優勝者及び所定のタイトルホルダーにはファイナル出場権が与えられた
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鳳凰位 |
吉田直
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最高位 |
坂本大志
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雀王 |
堀慎吾
|
十段位 |
伊藤優孝
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RTDトーナメント |
佐々木寿人
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2019/2/23
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女子プレミアトーナメント (4大会優勝者による決勝戦)
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水口美香
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与那城葵 |
桜川姫子 |
石田亜沙己 |
水口美香
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都美 |
塚田美紀 |
岡田紗佳 |
小笠原奈央
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2019/3/16
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高宮まり |
佐月麻理子 |
水瀬夏海 |
高橋侑希
|
西嶋ゆかり |
池沢麻奈美 |
山脇千文美 |
米崎奈棋
|
2019/3/17
|
二階堂亜樹 |
宮内こずえ |
朝倉ゆかり |
大平亜季
|
二階堂瑠美 |
茅森早香 |
黒沢咲 |
手塚紗掬
|
2019/4/20
|
和泉由希子 |
豊後葵 |
丸山奏子 |
内田みこ
|
清水香織 |
大崎初音 |
矢神ゆの |
里中花奈
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2019/5/18
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男子プレミアトーナメント (4大会優勝者による決勝戦)
|
岩﨑真
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荒正義 |
ともたけ雅晴 |
井出洋介 |
藤崎智
|
鈴木優 |
山井弘 |
内川幸太郎 |
滝沢和典
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2019/5/26
|
井出康平 |
松ヶ瀬隆弥 |
山田独歩 |
松本吉弘
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平賀聡彦 |
岩﨑真 |
浅井裕介 |
森下剛任
|
2019/6/23
|
朝倉康心 |
ZERO |
石川遼 |
齋藤豪
|
石橋伸洋 |
渋川難波 |
園田賢 |
蛯原朗
|
2019/6/30
|
古橋崇志 |
下石戟 |
山田学武 |
厚谷昇汰
|
HIRO柴田 |
大和 |
角谷ヨウスケ |
新谷翔平
|
2019/7/13
|
男子プロ代表決定戦 天使の吐息
|
金子正輝
|
前原雄大 |
村上淳 |
鈴木達也 |
金子正輝
|
森山茂和 |
馬場裕一 |
瀬戸熊直樹 |
萩原聖人
|
2019/7/21
|
サイバーエージェント杯 女流プロ代表決定戦
|
逢川恵夢
|
仲田加南 |
西嶋千春 |
逢川恵夢 |
日向藍子
|
渡辺洋香 |
魚谷侑未 |
愛内よしえ |
和久津晶
|
2019/8/25
|
男子プロ代表決定戦 悪魔の逆襲
|
白鳥翔
|
猿川真寿 |
佐々木寿人 |
多井隆晴 |
紺野真太郎
|
鈴木たろう |
白鳥翔 |
勝又健志 |
小林剛
|
2019/9/1
|
著名人代表決定戦 技
|
加藤哲郎
|
加藤哲郎 |
矢野優花 |
本郷奏多 |
モト冬樹
|
百田尚樹 |
じゃい |
加賀まりこ |
TAKUYA
|
2019/9/15
|
全日本プロ代表決定戦
|
仲林圭
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稲毛千佳子 |
鈴木誠 |
箭内健次郎 |
古本和宏
|
中出雄介 |
太田昌樹 |
仲林圭 |
持留敏夫
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2019/10/20
|
著名人代表決定戦 熱
|
鈴木大介
|
福本伸行 |
水崎綾女 |
鈴木大介 |
森川ジョージ
|
松本圭世 |
たかし |
金子昇 |
瀬川瑛子
|
2019/11/23
|
全国アマチュア最強位決定戦
|
小島レボリューション
|
各予選突破者15名に前年アマチュア最強位を加えた16名によるトップ取りトーナメント
|
2019/12/1
|
歴代最強位代表決定戦
|
藤田晋
|
長村大 |
片山まさゆき |
土田浩翔 |
沢崎誠
|
藤田晋 |
近藤千雄 |
金太賢 |
前田直哉
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2019/12/14
|
|
2019/12/14
|
|
A卓
|
|
|
|
|
|
東
|
坂本大志
|
20,700
|
|
|
南
|
鈴木大介
|
33,600
|
|
|
西
|
逢川恵夢
|
16,500
|
|
|
|
北
|
小島レボリューション
|
29,200
|
|
|
|
|
|
B卓
|
|
|
東
|
加藤哲郎
|
17,100
|
|
|
南
|
佐々木寿人
|
-11,300
|
|
|
西
|
金子正輝
|
53,800
|
|
決勝
|
|
|
北
|
白鳥翔
|
40,400
|
東
|
金子正輝
|
24,100
|
|
|
|
南
|
鈴木大介
|
47,100
|
|
|
C卓
|
|
西
|
近藤誠一
|
11,500
|
|
|
東
|
仲林圭
|
25,400
|
北
|
堀慎吾
|
17,300
|
|
|
南
|
近藤誠一
|
29,900
|
|
|
西
|
伊藤優孝
|
22,000
|
|
|
|
北
|
水口美香
|
22,700
|
|
|
|
|
|
D卓
|
|
|
東
|
岩﨑真
|
6,700
|
|
|
南
|
吉田直
|
-3,100
|
|
|
西
|
堀慎吾
|
48,300
|
|
|
|
北
|
藤田晋
|
48,100
|
|
|