埼玉県立浦和西高等学校
埼玉県立浦和西高等学校(さいたまけんりつ うらわにしこうとうがっこう)は、埼玉県さいたま市浦和区木崎三丁目にある公立高等学校。通称は「西高」(にしこう)。全日制課程に普通科を設置している。県内公立校としては数少ない私服校。 概要県立校では数少ない私服校として人気が高く、平成21年度の入試では、前期で約7.1倍、後期で約2.0倍と、県内最高の倍率を記録した。 また、最新の令和6年度の入試では10月で2.08倍、最終倍率が1.43倍と高倍率を維持している。 大学進学志望者が多い進学校で、2014年度は国公立大学に56名、早稲田大学・慶應義塾大学に25名、学習院大学・MARCHには211名が合格している[1]。 校名旧浦和市北東部にありながら校名を「浦和西」とするのは、前身である浦和第二高等女学校ならびに浦和第二女子高等学校が旧浦和市の西部である別所にあり、共学化の際に浦和西高等学校と改称したため。現在の埼玉大学教育学部附属中学校の敷地に間借りする形で同居し、校地が手狭であったことを解消するために、1956年に現在地(さいたま市浦和区木崎)に移転するにあたって「埼玉県立浦和北高等学校」と校名の変更が検討されたが、既に「西高」という校名が定着しているという判断で校名を引き継ぐはこびとなった。 沿革
校訓・校風
教育方針日本国憲法・教育基本法の精神に則り、下記を同校の教育目標とする。 自主自立の精神と豊かな知性と情操を養い、心身ともに健全なる社会人の養成を期する。この教育方針は旧教育基本法のもとで制定され、安倍政権の際に教育基本法が改正されたが、西高の教育方針における「教育基本法の精神に則り」の一文に関しては、特に変更はされていない。
学校行事「西高祭(体育祭、文化祭)」と予餞会(三年生を送る会)、卒業式(第2部)、球技大会が主な行事である。いずれも生徒会の予算執行が成立しなければ開催されず、生徒会が発足しない場合は全ての行事が凍結される。また学校主催の行事として、秋季に行われる強歩大会(現在はマラソン大会)、冬季休業中に開催されるスキー学校(現在は行われていない)、2年次の修学旅行がある。なお新入生に対するオリエンテーション(新オリ)は学内の有志者によって主催される。さらに、新入生へ図書館の利用方法を教える図書館オリエンテーションでは教員ではなく図書委員会の生徒自身が行うという伝統がある。
生徒会組織生徒会は、会員(在学する生徒全員を指す)の自主的活動により学園生活を充実し、協力と愛校の精神の高揚に努め、個人としてまた公民としてのよき資質を養うことを目的とし、三権分立の考え方に則り、議決機関(立法)である生徒総会、その代行機関である中央委員会、執行機関(行政)である本部、その下に属する専門委員会に加えて、審査機関(司法)である審査委員会が存在する。生徒会則に従った(他校の生徒会活動と比較して)厳格な生徒会運営がなされ、生徒会役員が定員数に満たない場合は「凍結」という事態もありうる。 施設夜間照明が設置された第一グラウンド(サッカーグラウンド)、野球場・ラグビー場・テニスコート等が設置されている第二グラウンド(通称「裏グラ」)、公式大会使用可の50 mプールと体育館を持つ(現在は故障のため使われていない)。また合宿所兼格技場と部室棟、茶室と視聴覚室が設置された特別教室棟、ミーティングルームと購買・食堂の設置された五十周年記念館などがある。そのほかに正門から正面玄関まで続く通称「遅刻坂」「西校坂」、校舎裏と第二グランドを結ぶ「地獄坂」、かつてテニスコートがあった中庭である「万葉の庭」がある。また、正門から体育館横の裏門を結ぶ道は解放されていて近所の方がよく通っている。 また、西高の公式の施設ではないが、西高のすぐ近くに「果林」という軽食やお菓子などを販売する店舗があり、生徒たちが頻繁に利用している。さらに、かつては「ナンガサンド」や「西高うどん」や「日幸堂」という店舗も西高の近所に存在したが、現在は廃業している。 魅力図書館には卒業生作品や人気漫画が多く置いてある。 同窓会
アクセス
著名な卒業生
脚注
関連項目
外部リンク |