境界の彼方 (曲)
「境界の彼方」(きょうかいのかなた)は、茅原実里の楽曲。18枚目のシングル[注 1]として2013年10月30日にLantisから発売された。 背景前作「この世界は僕らを待っていた」から約6ヶ月ぶりのリリースであり、2013年2作目のシングル。本作の発売は2013年8月10日に自身のオフィシャルブログ「Smile Days」で発表された[3]。茅原のシングル表題曲がテレビアニメの主題歌に起用されるのは15枚目のシングル「ZONE//ALONE」から4作連続。所属事務所をM-Peaceに移籍してから発表から発売まで行った初のシングル。 2013年8月23日にさいたまスーパーアリーナで開催された『Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE-』にて公の場での初歌唱披露が行われた[4][5][6]。 シングルは初回限定盤(LACM-34149)、通常盤(LACM-14149)、アニメ盤(LACM-14150)の3種リリースで、初回限定盤には本曲のPVが収録されたDVD、アニメ盤は描き下ろしジャケット仕様、オフヴォーカル収録となっている。なお、茅原のシングル作品にオフヴォーカルが収録されるのは14枚目のシングル「Celestial Diva」以来。また、茅原のシングル作品が複数形態で発売されるのは初。 シングルの発売記念イベントが10月30日にダイバーシティ東京、11月3日にあべのキューズモールで開催された[7]。内容はミニライブを行った。 音楽性本曲は、テレビアニメ『境界の彼方』の主題歌に起用された[8][9]。青春をテーマとしたさわやかな曲[10]。 シングルの2曲目「NO LINE」は、テレビアニメ『境界の彼方』のイメージソングに起用された。熱く激しい攻めの曲[11]。当初はバトル物をイメージしたこの曲を『境界の彼方』の主題歌として提案したが、青春物語を主体としたいという『境界の彼方』制作側の意向に沿って主題歌を再制作することとなり、この曲はイメージソングとなった。[12] 初回限定盤・通常盤の3曲目に収録された「Fountain of mind」は、プロデューサーの斉藤滋に明かした「NO LINE」を包み込む「幻想的な曲」との要望に応え札幌在住の下川佳代が作曲した。なお制作当初はミドルかバラードにするかで悩んだという[13]。 批評CDジャーナルは、「既存の作品よりも凛々しさを増した作品となっており、1曲目、2曲目のロックチューン、3曲目のフェミニンなバラード曲である。」と評した[14]。 音楽雑誌『リスアニ!』副編集長の澄川龍一は「ピアノ、ストリングスを交えたダイナミックなロックサウンドであり、メロディはセンティメンタルな雰囲気を感じさせる。」[15]、音楽評論家の冨田明宏は「深い哀切と情緒、青春感が描かれている詞を受け止めるような真っ直ぐで情熱的、叙情的なバンド・アンサンブル。」[15]、音楽雑誌『リスアニ!』編集長の西原史顕は「疾走感溢れるサウンドで、駆けるようなピアノの音の力にワクワクする。」[15]、アナウンサーの吉田尚記は「冒頭15秒に力が湧いてくる流れが凝縮されている。」[15]、Animelo Summer Liveのプロデューサーの齋藤光二は「重厚なストリングス、生ピアノのメロディから青春感が感じられ、変則的な楽曲構成に惹かれる。」と評した[15]。 ミュージック・ビデオPVは2部構成になっており、茅原出演部分は前半が都内のスタジオ、後半が熱海市のMOA美術館で撮影された。ちなみに茅原によれば前半は可愛らしいセットであるという[16][17]。このほか幕張新都心などでも撮影が行われた。 2013年9月27日にYouTubeのLantis公式ちゃんねる『Lantisちゃんねる』からPVのショートバージョンが配信された[18]。 収録曲初回限定盤・通常盤
アニメ盤
クレジット
参加ミュージシャン
チャート
脚注注釈
出典
外部リンク
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