大阪南消防組合(おおさかみなみしょうぼうくみあい)は、大阪府南河内地域の8市町村が組織する一部事務組合、消防組合。消防本部名は大阪南消防局(おおさかみなみしょうぼうきょく)[1]。2023年までは柏原羽曳野藤井寺消防組合(かしわはらはびきのふじいでらしょうぼうくみあい)であった。
概要
柏原市、羽曳野市、藤井寺市、富田林市、河内長野市、太子町、河南町、千早赤阪村の8市町村により組織されている。
対象エリア約287平方キロメートルは、大阪府内で最も広い地域を担う消防組織であり、人員規模は大阪府内で大阪市消防局、堺市消防局、枚方寝屋川消防組合に次ぐ4番目に多い[2]。
沿革
組織
- 大阪南消防局
- 総務部
- 警防部
- 柏羽藤消防署 - 藤井寺市青山3-613-8
- 藤井寺分署 - 藤井寺市国府1-1-8
- 柏原分署 - 柏原市河原町1-90 ※2019年に出張所から分署に昇格
- 国分出張所 - 柏原市国分本町2-5-5
- 羽曳野出張所 - 羽曳野市羽曳が丘4-14-8
- 高鷲出張所 - 羽曳野市島泉8-8-2
- 富田林消防署 - 富田林市甲田1-7-1
- 金剛出張所 - 富田林市高辺台2-1
- 河南出張所 - 南河内郡河南町大字白木1279-1
- 太子出張所 - 南河内郡太子町大字山田88
- 千早赤阪出張所 - 南河内郡千早赤阪村大字東阪77-1
- 河内長野消防署 - 河内長野市小山田町1663-3
- 千代田出張所 - 河内長野市木戸1丁目23-5
- 南花台出張所 - 河内長野市南花台8丁目4-3
柏原羽曳野藤井寺消防組合
特徴
- 本部名が長いため、「柏羽藤(かしはふじ)」と呼ばれる。また、(かしはふじ)は読みにくいので、(かしわふじ)と呼ぶ人がいる。
- 現在の藤井寺分署が発足当初の消防本部、本署であった。
- 毎年2月にPL教団内で行われる「南大阪駅伝」一般の部で優勝を何回もしている。
- 藤井寺市の井関和彦元市長は、当組合の第四代消防長であった。(在任期間 1986年~1998年)
- 藤井寺市、羽曳野市の市境界は入り組んでおり、飛び地も少なくないため広域消防の利点が生かされている。
- 大阪府下の消防で行われる救助訓練や救助の大会では、数多く優勝や準優勝している。
- 東日本大震災や熊本地震では緊急消防援助隊を派遣している。
車両一覧
- 消防ポンプ車 :11(各署・所に複数台配備)
- 水槽付きポンプ車:2(藤井寺分署・柏原分署)
- 高規格救急車 : 9(本署に予備車1台含めて合計3台のほか各署・所に1台ずつ配備)
- 2020年12月まで9台のうち、新型コロナウイルス感染者搬送用1台、予備車1台
- 2020年12月末より8台(うち、予備車1台)に減少(1台廃車)
- 2023年1月より再び9台(うち、予備車を1台から2台に増備)
- 救助工作車 :2(本署・藤井寺分署)※本署は2016年4月の車両更新と同時に高度救助隊が発足
- 救助タンク車(通称:STR):1(柏原分署)※2020年11月中旬に新規配備
- はしご車:1(本署)
- 資器材搬送車:1(本署)
- 山林資機材積載車:1(本署)
- 指揮車:2(2台とも本署)→うち、予備車1台
- 救急普及啓発広報車(マイクロバスタイプ): 1(本署)
- 化学車:1(本署)※2019年に柏原分署から本署に配置転換
- 林野工作車:1(柏原分署)※2019年に本署から柏原分署に配置転換
- 大型水槽車:1(本署)
- 応急手当普及啓発車(ワンボックスタイプ):1(本署)
- 中型バス:1(藤井寺分署)→隊員を被災地に派遣する際などに使用、赤色灯やサイレンはついていないため緊急走行は不可
- その他連絡車や予防車、広報車などを本署にそれぞれ複数台配備
脚注
外部リンク