奥中山高原駅(おくなかやまこうげんえき)は、岩手県二戸郡一戸町中山字大塚にある、IGRいわて銀河鉄道いわて銀河鉄道線の駅である。
歴史
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する地上駅である。
2番線は待避線で旅客列車はそのまま発車するが、貨物列車の場合、駅構外は勾配のため有効長が短く、2番線には加速線があった。このため貨物列車は入線して特急列車を待避後、一旦後退してから出発していた。現行ダイヤでは列車待避を必要とする貨物列車はないため、このような運用は見られなくなった。
二戸駅管理の社員配置駅。駅舎には出札窓口があり、硬券入場券・乗車券が常備されている。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先
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1
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■いわて銀河鉄道線
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上り
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盛岡方面[14]
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2
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(上下ともに一部の列車)
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3
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下り
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八戸方面[14]
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改札口(2023年9月)
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ホーム(2023年9月)
利用状況
IGRいわて銀河鉄道によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は287人である[IGR 1]。
2000年度(平成14年度)以降の推移は以下のとおりである。なお、2000年度(平成12年度)- 2002年度(平成14年度)において、JR東日本が算出した数値は乗車人員のものである。
駅周辺
犬の駅長「マロン」
2008年(平成20年)6月24日、犬(ヨークシャー・テリア)のマロン(雄・2001年(平成13年)8月19日 - 2009年(平成21年)8月29日)が名誉駅長に就任した。マロンは同駅の委託駅員に飼われていて、生後45日頃から飼い主と一緒に駅に出勤していた。和歌山電鐵貴志駅の「たま駅長」や会津鉄道芦ノ牧温泉駅の「ばす駅長」といった「動物駅長」が話題を呼ぶ中での就任となった。たまなどと同様の制帽に加え、マロンには特製の制服も支給されていた。
また、マロンの顔写真入り携帯ストラップも当駅で販売されていたほか[注釈 1]、2008年(平成20年)11月6日には写真集『駅長マロン』が全国発売されている《講談社刊、書店店頭およびネット販売のみの扱いで駅では販売せず》。
更に、マロンをテーマにした菓子も「結カフェ」(二戸郡一戸町)により製造され、二戸駅などで販売されている[注釈 2]。
2009年(平成21年)春頃から体調を崩し同年8月29日、気管支炎のため、飼い主や近所の住人に看取られて9歳で死去した[15]。駅舎内には、在りし日のマロン駅長に纏わる写真などが展示されている[16]。
後継「マック」
マロン駅長の死から4年余り経過した2013年12月、「マロン」の飼い主でもあった当駅の委託駅員が「マロン」によく似たヨークシャー・テリア犬を見つけて引き取り、「マック」と名付けた[16]。
「マック」は、他界した「マロン」と同じくオスであり、引き取られた時点で4歳だった。「マロン」と比べて頭一つ分程度体が大きいものの、性格は「マロン」に似ているとのこと[16]。
前出の委託駅員に引き取られた「マック」は、以後、「マロン」の後継を目指して、委託駅員と共に駅での接客にあたるようになる。そして、2015年6月に開かれたIGRいわて銀河鉄道の株主総会に於いて、「マック」が“駅長見習い”中であることが報告されると共に、「駅長席に座っていられなかったのが、かなり座れるようになってきた」とその「マック」自身の成長ぶりも併せて報告された[16][17][12]。
前記株主総会で”駅長見習い”として認知されてから約2年経過した2017年6月21日の午前中、「マック」は交通事故に遭い亡くなった[13]。
隣の駅
- IGRいわて銀河鉄道
- ■いわて銀河鉄道線
- 御堂駅 - 奥中山高原駅 - 小繋駅
脚注
記事本文
注釈
- ^ 数量限定・当駅とIGRいわて銀河鉄道盛岡駅の窓口のみで販売。マロンの死後しばらくは発売を見合わせていたが、販売を再開した。
- ^ 「結カフェ」Webサイト内、「カフェ・スイーツ」頁の2015年2月2日更新時点に於いて、マロン駅長の顔が焼き入れされたと思われる大判焼きの製造模様を捉えた写真画像が掲載されているのが見える《但し、現在でも販売されているか否かについては不明》
出典
利用状況
JR東日本
IGRいわて銀河鉄道
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
奥中山高原駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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(盛岡 - 目時間:いわて銀河鉄道線、目時 - 青森間:青い森鉄道線) |
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*打消線は廃駅・廃信号場 |