愛の嵐 (1986年のテレビドラマ)
『愛の嵐』(あいのあらし)は、1986年6月30日から10月3日の月曜から金曜に東海テレビ・フジテレビ系で全69話が放送された昼ドラマである。 概要甲州の大地主、三枝家で何不自由なく育てられた娘・ひかる。ひかるの五歳の誕生日に、父・伝右衛門が孤児である猛を連れ帰り、猛は使用人として三枝家で暮らし始める。地主の娘とその使用人、この二人の幼い愛は成長につれて恋に変わり、許されぬ愛に胸を焦がす。やがて戦争をはさんだ激動の時代が、二人の運命の歯車を狂わせていく。エミリー・ブロンテの嵐が丘の翻案作品である。 登場人物主要人物
本作の主人公。孤児。空腹のため、白部村の大地主 三枝 伝右衛門の荷物をひったくろうとするが、それを哀れに思った伝右衛門に拾われ、三枝家の使用人として育てられる。 誠実で義理堅い性格で伝右衛門をはじめとする三枝家の人間に対して常に忠誠を誓っているが、その中でもひかるに対する忠誠心が特に強く同時に好意も抱いているため、ひかるが窮地に陥った時には必ず身を挺して救い出す。
本作のヒロイン。三枝 伝右衛門の令嬢。3歳の時に伝右衛門が連れてきた猛に一目惚れした。 天真爛漫で勝ち気で自分の考えをはっきり相手に伝えることができ、行動力も人一倍ある心優しい性格だが、その反面、頑固で融通が利かずやや嫉妬深い一面もある。 猛のことを誰よりも信頼しており、何か困ったことがあると真っ先に相談に行くほどに好意を持っている。 またピアノも得意で三枝家で感情が高ぶった時にほぼ毎回弾いていた。物語の中盤以降、上記の性格に加え、聡明で気品のあふれた一面が垣間見えるようになる。 三枝家の人々
白部村を束ねる大地主でひかるの父親。肉親のいない猛にとって人生の師であり、父親のような存在。ひょんなことから猛を拾い三枝家の下僕兼補佐役として育てあげる。 頑固な一面もあるが、大地主として常日頃から、村の民のことを第一に考えている。柔軟な思考の持ち主でもあり、三枝家のために一生懸命に尽してくれる猛を自分の仕事に立ちあわせたり、跡取りとしてひかるとの婚約も半ば承諾したりもしている。勇作に屋敷と田畑を取られ、さらにひかるを身売り同然で、勇作と結婚させたことを苦にして自刃して果てる。 キャスト
** ほか
スタッフ
主題歌再放送2022年3月28日から6月30日まで、BS松竹東急で再放送された[1]。 その他脚注注釈出典関連項目外部リンク
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