山川啓介
山川 啓介(やまかわ けいすけ、1944年〈昭和19年〉10月26日 - 2017年〈平成29年〉7月24日[1][2])は、日本の作詞家、脚本家。本名は井出 隆夫(いで たかお)。長野県佐久市出身(本籍は南牧村海尻)。 人物長野県上田高等学校、早稲田大学第一文学部卒業。血液型はO型。 山川啓介名義での作詞活動の他、本名の井出隆夫名義で「おかあさんといっしょ」をはじめとする子供番組の楽曲の作詞や人形劇の脚本、及び番組の構成を手がけていた。特に「おかあさんといっしょ」では、1982年4月から放送された「にこにこぷん」で10年半、1992年10月から放送された「ドレミファ・どーなっつ!」で7年半の計18年間でおよそ3500話を超える脚本を執筆し、劇中歌全てを作詞した。また、既存のクラシック音楽とキッズソングの融合にも挑戦し、モーツァルトの『トルコ行進曲』に「おかあさんといっしょ」の楽曲や番組に関連した歌詞を付けた『おかあさんといっしょのトルコ行進曲』や、ブラームスの『ハンガリー舞曲第5番』に歌詞をつけた『ハンガリー舞曲第5番 〜ふしぎなバイオリン〜』等も手がけた。 「ドレミファ・どーなっつ!」終了以降も、晩年まで「おかあさんといっしょ」のコンサートの脚本を手がけた他、同じくNHKで2011年から2016年まで放送された「フックブックロー」(再構成された5分版の「ミニ」のみ2018年3月まで継続)の脚本及び劇中歌作詞を担当。更に「にほんごであそぼ」では、2012年から同番組の公開イベントとして始まった「元気コンサート」に携わる一方で、自身の代表作である『北風小僧の寒太郎』から引用したペンネーム「寒 太郎」名義で、番組内ユニット「ちーむ・をとめ座」向けに、口語体と文語体を織り交ぜた『恋そめし』と『あさき夢みし』の2曲を書き下ろした(いずれも服部隆之作曲)。 作曲家の福田和禾子と組んだ作品が多い。福田と組んだ作品は、「みんなのうた」の『母さんは雪おんな』の他、「おかあさんといっしょ」の『レインマン』、『風とパレード』、『みらいくんとゆめみちゃん』等がある。 2017年7月24日、肺癌のため長野県佐久市の病院で死去[2][3]。72歳没。 主な作品山川啓介名義による作詞あ行
か行
さ行
た行
な行は行
ま行
や行
ら行わ行
日本語詞
追詞
補作詞アニメ、特撮ソング
その他の山川啓介名義による作詞作品
井出隆夫名義による作詞
このほか、『おかあさんといっしょ』など、低年齢向けの作品を中心に井出隆夫名義で数々の曲を提供している。 脚注注釈
出典
参考文献
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