日下部 竜也(くさかべ りゅうや、1992年7月18日 - )は、日本の男性プロボクサー、キックボクサー。愛知県豊田市出身。ボクサーとしては和光ボクシングジム、シュートボクサー時代は大石道場・名東道場/TEAM日下部所属。愛知県立豊田高等学校卒業。元WPMF日本スーパーバンタム級王者。元WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王者。元SB日本スーパーバンタム級王者。
前田憲作には「才能のある選手」[1]、谷川貞治には「オスカー・デ・ラ・ホーヤのような天才性を持っている」[1]との評価を得ている。
3歳下の妹NANAも空手で数々の実績を残しており、「天才空手兄妹」と評されている。
来歴
4歳で空手を始め、小学3年生時に黒帯を取得した。
2006年4月、極真会館の第2回青少年国際空手道選手権大会 組手の部・12 - 14歳男子50kg以下級に出場し、優勝を果たした[2]。
2007年2月25日、14歳でK-1 JAPAN TRYOUTに参加し、特別合格を果たした[3][4]。
中学3年時に、夏休みを利用したタイ合宿でクラブファイトに出場し、判定勝ちを収めた。冬休みを利用したタイ遠征ではラジャダムナン・スタジアムに出場し、タイ人に1RKO勝ち。
2007年12月22日、チームドラゴン主催興行「燃えろドラゴン! その壱」のアマチュアチャレンジマッチに出場し、芦野博也に判定勝ち。
2008年5月11日、「NAGOYA KICK 〜Boogie Fight 04〜」のU-17 FIGHT(3分2R、ヘッドギア・レガース着用・10オンス使用)で杉下大地と対戦し、2-0の判定勝ち。
2008年5月28日、プロデビュー戦となったシュートボクシングで伏見和之に判定勝ち。
2008年7月6日、K-1甲子園2008 中部地区代表決定戦(8名参加)に出場。決定戦で坪井悠介に判定勝ちし、優勝。K-1甲子園出場を決めた。
2008年8月29日、K-1甲子園 KING OF UNDER 18 〜FINAL16〜のK-1甲子園1回戦で関東地区ベスト8の戸邊隆馬と対戦し、判定勝ち。
2008年10月1日、K-1 WORLD MAX 2008 FINALのK-1甲子園準々決勝で佐々木大蔵と対戦し、左ハイキックでKO勝ち。
2008年12月31日、Dynamite!! 〜勇気のチカラ2008〜のK-1甲子園準決勝で卜部功也と対戦し、鼻からの出血によるドクターストップ負けを喫した。
2009年8月10日、K-1甲子園 〜FINAL 16の62kg級トーナメント1回戦で佐々木涼助と対戦し、右ストレートでTKO勝ち。
2009年10月26日、K-1 WORLD MAX 2009 FINALで行われた準々決勝でHIROYAと対戦し、1-2の判定負け。
2009年12月31日、Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜のK-1甲子園2009リザーブファイトで藤鬥嘩裟と対戦し、判定負け。
2010年3月13日、Krush×Survivorで瀧谷渉太と対戦し、判定勝ちを収めた。
2010年4月11日、シュートボクシング・スーパーバンタム級王座挑戦者決定トーナメント1回戦で藤本昌大と対戦し、判定勝ち。
2010年6月6日、シュートボクシング・YOUNG CAESARS TOURNAMENT 55 スーパーバンタム級トーナメントの準決勝で尹戸雅教、決勝で伏見和之にそれぞれKO勝ちし、優勝を果たした。
2010年9月18日、シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者ファントム進也に挑戦。3Rに左膝蹴りでKO勝ちを収め王座を獲得。18歳2か月での王座獲得はSB史上最年少記録を22年ぶりに更新した[5]。
2010年12月12日、Krush初代王座決定トーナメント~Round.1~で、全日本・M-1・RISEの3冠王者で今大会の優勝候補でもある寺戸伸近と対戦。1R目から寺戸の右ストレートによりダウンを奪われるが、すぐさまダウンを取り返し、結果3度のダウンを奪い勝利を収めた。
2011年4月30日、Krush初代王座決定トーナメント ~Triple Final Round~の-55kg初代王座決定トーナメント準決勝で、J-NETWORKスーパーバンタム級王者水原浩暁と対戦し、2Rにダウンを奪い3-0の判定勝ちを収めた。決勝で過去に1度対戦している瀧谷渉太と対戦し2度のダウンを奪われKO負けとなった。
2013年7月21日、「REBELS.18」のREBELS 55kg級王座決定戦で出貝泰佑と対戦し、3-0の判定勝ちを収め初代王座を獲得。
2014年2月19日、キックボクサーを引退し、年明けより和光ボクシングジムでプロボクサーを目指していることが発表された[6]。
2014年3月23日、中日ジムでプロテストを受験し合格[7]。
2014年4月6日、刈谷市産業振興センター あいおいホールにて五十嵐嵩視相手にボクサーデビューするが判定負け[8]。
戦績
プロボクシング
戦
|
日付
|
勝敗
|
時間
|
内容
|
対戦相手
|
国籍
|
備考
|
1 |
2014年4月6日 |
敗北 |
4R |
判定0-2 |
五十嵐嵩視(トコナメ) |
日本 |
プロデビュー戦
|
テンプレート
|
プロキックボクシング
キックボクシング 戦績
|
24 試合
|
(T)KO
|
判定
|
その他
|
引き分け
|
無効試合
|
18 勝
|
8
|
10
|
0
|
0
|
0
|
6 敗
|
3
|
3
|
0
|
勝敗
|
対戦相手
|
試合結果
|
大会名
|
開催年月日
|
○ |
出貝泰佑 |
5R終了 判定3-0 |
「REBELS.18」 【REBELS 55kg級王座決定戦】 |
2013年7月21日
|
× |
一戸総太 |
5R KO |
HOOST CUP KINGS~王者たちの饗宴~ |
2013年6月16日
|
○ |
イリアス・ハジューイ |
3R TKO |
ホーストカップ 魂・其の壱(スピリットワン) |
2012年11月23日
|
× |
宮元啓介 |
5R終了 判定0-3 |
ニュージャパンキックボクシング連盟「KICK TO THE FUTURE 6」 【WBCムエタイ日本スーパーバンタム級タイトルマッチ】 |
2012年9月22日
|
○ |
清水雄介 |
5R終了 判定3-0 |
M-1ムエタイチャレンジ「Sutt Yod Muaythai vol.1」Part2 【WPMF日本スーパーバンタム級タイトルマッチ】 |
2012年3月25日
|
○ |
一戸総太 |
5R終了 判定3-0 |
2011藤原祭~冬の陣~ 【WPMF日本スーパーバンタム級次期挑戦者決定戦】 |
2011年12月22日
|
○ |
新人 |
5R 2:30 KO(左フック) |
WBCムエタイ・ジャパン第2回大会 「The Path to the World Champion」 【WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座決定戦】 |
2011年10月2日
|
× |
瀧谷渉太 |
3R 2:14 KO(顔面前蹴り) |
Krush初代王座決定トーナメント ~Triple Final Round~ 【Krush-55kg初代王座決定トーナメント決勝】 |
2011年4月30日
|
○ |
水原浩暁 |
3R終了 判定3-0 |
Krush初代王座決定トーナメント ~Triple Final Round~ 【Krush-55kg初代王座決定トーナメント準決勝】 |
2011年4月30日
|
○ |
寺戸伸近 |
3R終了 判定3-0 |
Krush初代王座決定トーナメント~Round.1~ 【Krush-55kg初代王座決定トーナメント1回戦】 |
2010年12月12日
|
○ |
ファントム進也 |
3R 1:03 KO(左膝蹴り) |
SHOOT BOXING 25TH ANNIVERSARY SERIES 第4戦 維新-ISHIN- 其の四 【SB日本スーパーバンタム級タイトルマッチ】 |
2010年9月18日
|
○ |
伏見和之 |
3R 1:35 KO |
SHOOT BOXING 25TH ANNIVERSARY SERIES 第3戦 維新-ISHIN- 其の参 【YOUNG CAESARS TOURNAMENT 55 スーパーバンタム級トーナメント 決勝】 |
2010年6月6日
|
○ |
尹戸雅教 |
2R 2:41 TKO |
SHOOT BOXING 25TH ANNIVERSARY SERIES 第3戦 維新-ISHIN- 其の参 【YOUNG CAESARS TOURNAMENT 55 スーパーバンタム級トーナメント 準決勝】 |
2010年6月6日
|
○ |
藤本昌大 |
3分3R+延長R終了 判定3-0 |
SHOOT BOXING 25TH ANNIVERSARY SERIES 第2戦 維新-ISHIN- 其の弐 【スーパーバンタム級王座挑戦者決定トーナメント 1回戦】 |
2010年4月11日
|
○ |
瀧谷渉太 |
3分3R終了 判定2-0 |
Krush×Survivor |
2010年3月13日
|
× |
藤鬥嘩裟 |
2分3R終了 判定0-2 |
Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜 【K-1甲子園2009 62kg級 リザーブファイト】 |
2009年12月31日
|
× |
HIROYA |
2分3R終了 判定1-2 |
K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL 【K-1甲子園2009 62kg級 準々決勝】 |
2009年10月26日
|
○ |
佐々木涼助 |
3R 1:28 TKO(レフェリーストップ:右ストレート) |
K-1甲子園 〜FINAL 16 【K-1甲子園2009 62kg級 1回戦】 |
2009年8月10日
|
○ |
小澤量哉 |
3R終了 判定3-0 |
全日本キックボクシング連盟「Krush.3」 |
2009年5月17日
|
○ |
尹戸元気 |
2R 2:14 KO |
NAGOYAKICK 〜BoogieFight07 Black Sunday〜 |
2009年3月8日
|
× |
卜部功也 |
3R 2:29 TKO(ドクターストップ:鼻からの出血) |
Dynamite!! 〜勇気のチカラ2008〜 【K-1甲子園2008 準決勝】 |
2008年12月31日
|
○ |
佐々木大蔵 |
1R 2:43 KO(左ハイキック) |
K-1 WORLD MAX 2008 World Championship Tournament FINAL 【K-1甲子園2008 準々決勝】 |
2008年10月1日
|
○ |
戸邊隆馬 |
2分3R終了 判定3-0 |
K-1甲子園 KING OF UNDER 18 〜FINAL16〜 【K-1甲子園2008 1回戦】 |
2008年8月29日
|
○ |
伏見和之 |
2分3R+延長R終了 判定3-0 |
SHOOT BOXING 2008 火魂〜Road to S-cup〜 其の参 【スターティングクラスルール】 |
2008年5月28日
|
勝敗
|
対戦相手
|
試合結果
|
大会名
|
開催年月日
|
○ |
坪井悠介 |
2分1R終了 判定3-0 |
K-1甲子園2008 中部地区代表決定戦 【決定戦】 |
2008年7月6日
|
○ |
平塚大士 |
2分1R終了 判定3-0 |
K-1甲子園2008 中部地区代表決定戦 【準決定戦】 |
2008年7月6日
|
○ |
美濃輪光将 |
1分30秒1R終了 判定3-0 |
K-1甲子園2008 中部地区代表決定戦 【1回戦】 |
2008年7月6日
|
アマチュアキックボクシング
勝敗
|
対戦相手
|
試合結果
|
大会名
|
開催年月日
|
○ |
マン☆山室 |
3分3R終了 判定3-0 |
NAGOYA KICK 〜Boogie Fight 05〜 |
2008年8月3日
|
○ |
杉下大地 |
3分2R終了 判定2-0 |
NAGOYA KICK 〜Boogie Fight 04〜 【U-17 FIGHT】 |
2008年5月11日
|
○ |
伊岐見考司 |
2R 2:18 KO |
ストライキングチャレンジ14 |
2008年4月14日
|
○ |
ペットサガー・サックルンルアン |
1R TKO(パンチ連打) |
スッグ・ギャットヨンユット |
2008年3月16日
|
○ |
芦野博也 |
3分1R終了 判定3-0 |
チームドラゴン主催興行「燃えろドラゴン! その壱」 【アマチュアチャレンジマッチ】 |
2007年12月22日
|
○ |
嵯峨一志 |
2R 0:50 KO(左ストレート) |
ストライキングチャレンジ13 |
2007年12月2日
|
○ |
山本剛 |
1R KO(右ストレート) |
BRIDGE one match challenge 6th |
2007年10月28日
|
獲得タイトル
- 第8代SB日本スーパーバンタム級王座
- 第3代WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座
- 第3代WPMF日本スーパーバンタム級王座
- YOUNG CAESARS TOURNAMENT 55 スーパーバンタム級トーナメント 優勝(2010年)
- K-1甲子園2008 第3位
脚注
関連項目
外部リンク