村田昴
村田 昴(むらた すばる、1996年10月19日 - )は、日本のプロボクサー。和歌山県紀の川市出身[1]。帝拳ボクシングジム所属。現WBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王者。 来歴最初は空手をやっていたが、小学5年生から真正ボクシングジムでボクシングを始めた[2]。貴志川高校で高校3冠を達成。日本大学卒業後[3][4]、自衛隊体育学校に進んだ。 アマチュア時代2014年4月、ブルガリアのソフィアで行われた世界ユース選手権のライトフライ級(49kg)に出場し、準々決勝で敗れるが、ボックスオフで勝ちユースオリンピックへの出場権を獲得した[5]。 2014年8月、南京ユースオリンピックのライトフライ級(49kg)で銅メダルを獲得[6][7]。 2018年、全日本選手権(バンタム級)を優勝して、優秀選手賞を受賞した[8][9]。 2019年9月11日、ロシアのエカテリンブルクで行われた世界選手権のフェザー級(57kg)に出場し、1回戦で中国の選手に敗れた[10]。 2019年11月23日、東京オリンピック国内最終選考会を兼ねた全日本選手権のフェザー級(57kg)に出場し、準決勝で堤駿斗に敗れ、五輪出場を逃した[11]。 プロ2020年6月、帝拳ジムからプロデビューすることが発表された[12] 2021年6月26日、アメリカラスベガスのヴァージンホテルズ・ラスベガスでケヴェン・モンロイを相手にデビュー戦を行い、2回1分42秒TKO勝ちを収めた[13]。長谷川穂積に憧れ[14]、デビュー戦の入場曲は長谷川が使用していたエンヤの『Once You had Gold』を使用した[15]。 2023年7月28日、ラスベガスのパームス・カジノ・リゾートでファン・センテノと対戦予定だったが、センテノが前日計量で規定体重を約600グラムオーバーし再計量を行なわずギブアップ。このため試合当日正午に130ポンド(約59.9キロ)以下という条件をクリアして試合が行われ、3回終了時にセンテノが棄権をしたため村田がTKO勝ちを収めた[16]。 2024年3月2日、後楽園ホールでフィリピンスーパーバンタム級王者のアレックス・サンティシマ・ジュニアと対戦し、7回1分45秒KO勝ちを収めた[17]。 2024年7月6日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級15位のブライアン・ジェームス・ワイルド(フィリピン)と対戦し、6回1分49秒TKO勝ちを収めた[18]。 2024年10月5日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王座決定戦としてWBOアジアパシフィック同級2位ならびに同じく無敗記録を持つ山﨑海斗と対戦。3回に右フックで山崎からダウンを奪い、7回に山崎の右フックがカウンターとなりダウンを奪い返されるも、9回に左ストレート、右フックで山崎からダウンを奪い返し、山崎のダメージが深刻と判断したことからレフェリーストップで9回2分46秒TKO勝ちを収め、8勝8KOという高記録をマークしたと同時にプロ初の王座獲得を果たした[19]。 戦績
獲得タイトル
脚注
関連項目外部リンク
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