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この項目では、埼玉県浦和競馬組合が施行する桜花賞について説明しています。その他の桜花賞については「桜花賞 (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
桜花賞(おうかしょう)は、埼玉県浦和競馬組合が浦和競馬場で施行する地方競馬の重賞競走(SI)である。正式名称は「農林水産大臣賞典 桜花賞」。
副賞は農林水産大臣賞、埼玉県知事賞、埼玉県浦和競馬組合管理者賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、東京中日スポーツ賞、また生産牧場賞がある(2024年)[2]。
概要
1955年に創設され、1960年までは牡馬も出走可能であった[3]。1961年から牝馬限定戦として施行され、1995年からは南関東G1に格付けされている。1965年創設の関東オークス、1987年創設の東京プリンセス賞とともに南関東牝馬三冠の1つに位置付けられており南関東地区所属の3歳牝馬にとっては最初の目標となる競走である。
例年4月に施行されていたが2007年からは3月に施行が変更され、2006年度に限り当競走が2回施行された(地方競馬は会計年度が4月から翌年3月までのため)。
2010年から地方競馬全国交流競走となり、南関東地区以外の地方所属馬でも出走が可能と共にGRANDAME-JAPANの3歳シーズンの指定競走となる。他地区所属馬の出走枠は2019年までは3頭以下であったが、2020年から2頭以下となっている。
かつて施行されていた浦和競馬場の1600mコースは3コーナーと4コーナーの中間からスタートする特徴的なものだが、このレースでも2020年までの過去9回の優勝馬のうち7頭が枠番3より内側の馬であった[4]。
2023年より距離を1500mへ変更し、併せて出走可能頭数が12頭に拡大された(浦和1600mの出走可能頭数は11頭であった)[5][6]。
条件・賞金等(2024年)
- 出走資格
- サラブレッド系3歳牝馬、地方競馬全国交流で他地区所属馬の出走枠は2頭以下と定められている[1]。
- 以下の馬に優先出走権がある(詳細後述)[1]。
- ユングフラウ賞(南関東SII・浦和競馬場ダート1400m)の3着以上の馬
- 桃花賞(準重賞・大井ダート1600m)の1着馬
- URAWAなでしこオープンの1着馬。
- 負担重量
- 定量、54kg[1]。
- 賞金額
- 1着2000万円、2着700万円、3着400万円、4着200万円、5着100万円[2]。
- 優先出走権付与
- 本競走で上位3着までに入った南関東所属馬には東京プリンセス賞の優先出走権が、優勝馬には関東オークスの優先出走権が付与される[1]。
歴史
- 1955年 - 浦和競馬場のダート1600mのサラブレッド系4歳(現3歳)の南関東所属の牡馬・牝馬の重賞競走「桜花賞」として創設。
- 1960年 - 前年の9月1日から日本競馬の計時方式の変更に伴い、時計表示が1/5秒表示から1/10秒表示に変更。
- 1961年 - 出走条件を「サラブレッド系4歳(現3歳)牡馬・牝馬の南関東所属馬」から「サラブレッド系4歳(現3歳)牝馬の南関東所属馬」に変更。
- 1970年 - 川崎の佐々木竹見が騎手として史上初の3連覇。
- 1995年 - 南関東グレード導入により南関東G1に格付け。
- 1999年 - 10位入線の船橋のスーパールーブルが進路妨害により失格。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「サラブレッド系4歳牝馬の南関東所属馬」から「サラブレッド系3歳牝馬の南関東所属馬」に変更。
- 2007年 - 施行時期を4月から3月に変更。
- 2008年 - 南関東重賞格付け表記を南関東SIに変更。
- 2010年
- 地方競馬全国交流競走として施行され、出走条件を「サラブレッド系3歳牝馬の地方所属馬」に変更。
- GRANDAME-JAPAN・3歳シーズンに指定。
- 2011年 - 3月23日の開催予定が、3月11日に発生した東日本大震災の影響により中止。
- 2014年 - 断然の1番人気だったノットオーソリティが投票締切後に競走除外(右後肢跛行)となり、総発売票数の約70%が返還される事態となった[7]。
- 2023年 - 施行距離をダート1500mに変更し、フルゲートが11頭から12頭となる。
- 2025年 - 1着賞金が3000万円に増額。
歴代優勝馬
2022年まではダート1600m、2023年からはダート1500mで施行。
※優勝馬の馬齢は2000年以前も現表記を用いている。
トライアル競走
ユングフラウ賞
桃花賞
1991年から桜花賞のトライアル競走として[要出典]南関東準重賞競走(1994年まではオープン特別競走)「桃花賞」が大井競馬場ダート1600mで施行されている。この競走で上位2着までには本競走への優先出走権が与えられていたが2012年は桜花賞に優先出走できるのは優勝馬に限られ、加えて上位2着までにユングフラウ賞の優先出走権を与える形に変更された。2018年はトライアル競走から外れたが、2019年には優勝馬に桜花賞の優先出走権が与えられるトライアルに戻された。なお、桃花賞に出走した競走馬の中で8頭が本競走を制している。
ティアラカップ
2003年まで、桜花賞のトライアル競走として「ティアラカップ」という特別競走が浦和競馬場ダート1600m(1992年はダート1400m)で施行されていた。この競走で1着馬のみ、本競走への優先出走権が与えられていた。トライアル競走でありながら出走条件は3歳牝馬オープンではなく、3歳牝馬の条件選抜として行われ優先出走権を争う競走の中で日本で唯一オープン馬の出走ができないトライアル競走であった。なお、ティアラカップに出走した競走馬の中で本競走を制した馬は1頭も出ていない(1993年に制した浦和のイチナリクリゲの2着入賞が最高入着)。
ティアラカップは2021年においてはしらさぎ賞トライアルの準重賞(A2以下)として施行されている[8]。
URAWAなでしこオープン
2024年からトライアルとなったオープン特別競走。浦和競馬場のダート1400mで1月に施行されており、優勝馬に本競走の優先出走権が付与される。
他地区所属馬の成績
回次
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馬名
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所属
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着順
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第56回(2010年)
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コロニアルペガサス
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笠松
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4着
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ラブミーチャン
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笠松
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取消
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第58回(2012年)
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アルドラ
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金沢
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7着
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第59回(2013年)
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エイシンルンディー
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笠松
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5着
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ルード
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笠松
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10着
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第61回(2015年)
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トーコーヴィーナス
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園田
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2着
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第63回(2017年)
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ハリアー
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笠松
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10着
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第64回(2018年)
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プリムラジュリアン
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北海道
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10着
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第65回(2019年)
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ナラ
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笠松
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6着
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第67回(2021年)
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ニジイロ
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愛知
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5着
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第60回、第62回、第66回、第68回、第69回、第70回は他地区所属馬の参戦なし。
出典
各回競走結果の出典
関連項目
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☆印はダートグレード競走、★印は地区内限定重賞。 |
3歳シリーズ | |
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古馬 春シーズン | |
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古馬 秋シーズン | |
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2歳シリーズ | |
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