櫻岡 駿 (さくらおか しゅん、1994年9月1日)は、日本の陸上競技選手。専門は長距離種目。栃木県大田原市出身。栃木県立那須拓陽高校、東洋大学経済学部卒業。NTN陸上競技部所属。
来歴・人物
中学・高校時代
- 中学時代から陸上で県トップレベルの実力を持っていた。
- 高校時代は5000m14分04秒という実力があったものの全国大会を経験していない。
- 高校2年時の栃木県高校駅伝3区では、インターハイ&国体5000m日本人トップの横手健を上回る驚異的な区間新をマーク(横手も区間2位ながら区間新)。都大路に大きく近づいたが、チームは最終7区で逆転を許し23秒差で都大路出場を逃した。その後の関東高校駅伝でも3区で区間賞を獲得し、チームは2位という好成績を収めた。
- 高校3年時の栃木県高校駅伝でも3区で区間賞を獲得したが、チームは3位に終わった。最後の高校駅伝となる関東高校駅伝では1区を担当。浅石祐史(作新学院高校)に1秒差で敗れたものの区間2位と快走し、チームを3位に導いた。
大学時代
- 東洋大学陸上競技部の同期には服部弾馬、口町亮がいる。
- 2年次の第46回全日本大学駅伝で学生駅伝デビュー(3区区間6位)。
- 第91回箱根駅伝では4区で区間4位とまずまずの走りを見せるも、前を行く工藤有生(駒澤大)、田村和希(青山学院大)が区間新記録を樹立したこともあり往路優勝争いから後退する(往路3位・総合3位)。
- 3年次は服部勇馬・弾馬兄弟、上村和生らと共にチームの主力の立場になった。
- 第27回出雲駅伝ではアンカーの6区を担当。3位でタスキを受けるもドミニク・ニャイロ(山梨学院大)に逆転を許し4位でフィニッシュ。
- 第47回全日本大学駅伝は4区(14km)を担当。東洋大は1区から3連続区間賞で独走状態を築いていたが、わずか5kmで久保田和真(青山学院大)に36秒差を追いつかれる。しかしその後は落ち着いた走りをみせ、12kmでスパート。久保田に8秒差をつけトップを守り、チームの全日本大学駅伝初優勝に貢献した。
- 第92回箱根駅伝では7区を担当し学生三大駅伝フル出場。区間2位と好走したが、先頭の小椋裕介(青山学院大)との差は広がり、チームは総合2位。
- 2016年2月の第60回熊日30キロロードレースでは、大学の先輩である設楽啓太と優勝争いを繰り広げる。最終的には設楽に競り負けたものの、1時間32分15秒で学生トップの5位と健闘した。
- 同年7月のホクレンディスタンスチャレンジでは10000mで28分22秒97の自己ベスト。2016年度内での現役日本人学生トップのタイムを記録した。
- 第28回出雲駅伝では1区を務めトップと14秒差の区間7位。
- 第48回全日本大学駅伝は2区を担当。1区の服部弾馬からトップでタスキを受けるも、区間11位と振るわず6位まで後退。チームも6位に終わる。
- 第93回箱根駅伝では4区を担当。区間4位の走りで4位から3位に浮上した。
実業団時代
- 入社初年度の2017年第57回中部実業団駅伝では1区を担当。海風をものともせず序盤から飛び出したが、終盤失速し区間6位に終わる。
- 2019年の第63回ニューイヤー駅伝では1区区間23位。
戦績・記録
主な戦績
大学駅伝戦績
年
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出雲駅伝
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全日本大学駅伝
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箱根駅伝
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1年生 (2013年度)
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第25回 不出場
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第45回 不出場
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第90回 不出場
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2年生 (2014年度)
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第26回 不出場
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第46回 3区-区間6位 27分57秒
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第91回 4区-区間4位 55分15秒
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3年生 (2015年度)
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第27回 6区-区間4位 29分57秒
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第47回 4区-区間5位 41分01秒
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第92回 7区-区間2位 1時間03分46秒
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4年生 (2016年度)
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第28回 1区-区間7位 23分37秒
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第48回 2区-区間11位 39分14秒
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第93回 4区-区間4位 1時間03分52秒
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自己ベスト
関連人物