ハーフマラソンとは、長距離走のひとつで、マラソンの半分の距離である21.0975キロメートルを公道コースで走る陸上競技の種目。
日本においては、市民ランナーに人気の競技であり、秋冬のシーズンには全国で多数の大会が開催される。特に関東の大学生は箱根駅伝の1区間あたりの距離に近いことから、練習の一環、またはチーム内のメンバー選考の位置づけとして、出場選手のほとんどが経験している。なお、道路日本記録として公認されたのは1986年からと、比較的歴史は浅い[1]。
コースによって条件が異なるロードレースは、ワールドアスレティックス(世界陸連、旧国際陸上競技連盟=国際陸連)が記録公認をしていなかったため、これまでの記録を上回っても、「新記録」ではなく「最高記録」と言われていたが、2004年、国際陸連は、距離計測方法、スタートとゴールの高低差など記録公認諸条件を整備、マラソンを含む道路競技の記録も「新記録」と表現されるようになった。
主要な大会は日本陸連の公認コースとなっている。公認の条件として、スタートとゴールの高低差(レース距離の1000分の1以上、下っていないこと)、両地点の直線距離(レース距離の2分の1以上、離れていないこと)などがある。また、ハーフマラソンとマラソンに限り、片道コースの記録が世界記録を上回った場合、別途、片道コースの世界最高記録として公認される。
世界歴代10傑
参考記録
エリア記録
U20世界歴代10傑
- 世界陸連はハーフマラソンのU20・U18記録を公認していない
- 樹立年の12月31日時点で年齢が20歳未満である選手のみが対象となる。
参考記録
ユース世界最高記録
- 樹立年の12月31日時点で年齢が18歳未満である選手のみが対象となる。
女子
タイム |
名前 |
所属 |
場所 |
日付
|
1時間12分59秒 |
孫腊梅 |
中国 |
北京 |
2007年10月21日
|
アジア歴代10傑
参考記録
女子
タイム |
氏名 |
所属 |
場所 |
日付 |
非公認理由 |
備考
|
1時間06分43秒 |
千葉真子 |
日本 |
東京 |
1997年1月19日 |
33m下り |
旧アジア最高記録
|
U20アジア歴代10傑
- アジア陸連はハーフマラソンのU20・U18記録を公認していない
- 樹立年の12月31日時点で年齢が20歳未満である選手のみが対象となる。そのため、山本歩夢の1時間00分43秒が19歳のアジア歴代最高記録だが、山本は2002年6月24日生まれで樹立日が2022年2月13日であり、2021年12月31日までにに樹立した記録ではないためU20アジア最高記録ではない。棟方一楽は2005年1月10日生まれで樹立日が2024年11月17日であり、2024年12月31日までに樹立した記録であるためU20アジア最高記録となる。
参考記録
女子
タイム |
氏名 |
所属 |
場所 |
日付 |
非公認理由 |
備考
|
1時間09分48秒 |
秦由華 |
日本 |
リスボン |
1998年3月15日 |
69m下り |
|
1時間11分14秒 |
渋井陽子 |
日本 |
東京 |
1998年1月25日 |
33m下り |
|
ユースアジア最高記録
- 樹立年の12月31日時点で年齢が18歳未満である選手のみが対象となる。
男子
タイム |
名前 |
所属 |
場所 |
日付
|
1時間02分33秒 |
陳尚東 |
中国 |
北京 |
2008年10月19日
|
女子
タイム |
名前 |
所属 |
場所 |
日付
|
1時間12分59秒 |
孫腊梅 |
中国 |
北京 |
2007年10月21日
|
日本歴代10傑
参考記録
男子
タイム |
氏名 |
所属 |
場所 |
日付 |
非公認理由 |
備考
|
1時間00分42秒 |
大崎栄 |
旭化成 |
東京 |
1996年1月21日 |
33m下り |
|
1時間00分42秒 |
早田俊幸 |
鐘紡 |
東京 |
1996年1月21日 |
33m下り |
|
1時間00分49秒 |
浦田春生 |
本田技研工業 |
東京 |
1995年1月22日 |
33m下り |
旧アジア最高記録
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日本学生歴代10傑
日本学生陸上競技連合は非公認コースの記録も学生記録として公認している[要出典]。
*非公認コース
日本人学生歴代10傑
U20日本歴代10傑
- 日本陸上競技連盟はハーフマラソンのジュニア記録を公認していない
- 樹立年の12月31日時点で年齢が20歳未満である選手のみが対象となる。そのため、山本歩夢の1時間00分43秒が高卒1年目の歴代最高記録だが、山本は2002年6月24日生まれで樹立日が2022年2月13日であり、2021年12月31日までにに樹立した記録ではないためU20日本最高記録ではない。棟方一楽は樹立当時高卒2年目であったが、2005年1月10日生まれで樹立日が2024年11月17日であり、2024年12月31日までに樹立した記録であるためU20日本最高記録となる。なお、高卒2年目の歴代最高記録は工藤慎作の1時間00分06秒である。
参考記録
女子
タイム |
氏名 |
所属 |
場所 |
日付 |
非公認理由 |
備考
|
1時間09分48秒 |
秦由華 |
三井海上 |
リスボン |
1998年3月15日 |
69m下り |
|
1時間11分14秒 |
渋井陽子 |
三井海上 |
東京 |
1998年1月25日 |
33m下り |
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高校最高記録
主な大会
海外大会
国内大会
1月
- 大阪ハーフマラソン
- NAGOハーフマラソン
- 一色マラソン大会
- 高根沢元気あっぷハーフマラソン
2月
3月
4月
5月
6月
7月
- 函館マラソン(ハーフマラソンの部)
- 士別ハーフマラソン
8月
9月
10月
11月
- 尚巴志ハーフマラソン
- 上尾シティハーフマラソン
- 世田谷246ハーフマラソン
- 小江戸川越ハーフマラソン
- 宮古サーモン・ハーフマラソン
- 長崎ベイサイドマラソン
12月
終了・廃止した大会
脚注
- ^ 陸上競技マガジン1999年記録集計号320p
関連項目
外部リンク
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※太字はオリンピック・パラリンピック・世界選手権大会実施種目、斜字は性別を限定する実施種目 |