水沢駅
水沢駅(みずさわえき)は、岩手県奥州市水沢東大通り1丁目[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)東北本線の駅である[2]。 歴史
駅構造単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅である。互いのホームは跨線橋で連絡している。跨線橋には車いす対応エスカレーターが設置されている[新聞 3]。 貨物駅併設のため、安全上の理由で改札止め(列車別改札)が行われている。このため、停車する旅客列車の到着10分前から発車直後以外はホームにいることができない。 一ノ関駅が管理し、JR東日本東北総合サービスが受託する業務委託駅である。2015年(平成27年)11月30日までは直営駅(駅長・営業助役配置)であり、管理駅として、陸中折居駅と金ケ崎駅を管理していた。 平屋建ての駅舎には、みどりの窓口、自動券売機、指定席券売機、NewDays(JR東日本クロスステーション営業)がある。かつては奥州市観光物産協会の観光案内所が設けられていたが、2015年(平成27年)5月をもって案内スタッフの常駐が終了し、同年7月に簡素な無人案内コーナーに移行した。 のりば
貨物駅JR貨物の駅は旅客駅の東側にあり、1面のコンテナホーム、1本のコンテナ荷役線がある。かつては入換作業に小型ディーゼル機関車(スイッチャー)を使用していたが、2006年(平成18年)7月に構内改良工事が竣工し、本線牽引機が直接入換作業を行うようになっている。また、駅事務所は旅客駅舎の中に入っている。 かつては住友大阪セメント水沢サービスステーションの荷役設備へ続く専用線があったが、すでに廃止されている。 取り扱う貨物の種類は、コンテナ貨物(12フィートコンテナ)のみである。また、産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ている。 停車する貨物列車は高速貨物列車で、下り列車が1日2本(仙台貨物ターミナル駅発盛岡行きと名古屋貨物ターミナル発東青森行きが各々1本ずつ)、上り列車(盛岡発仙台行き)が1日1本停車する[5]。2007年(平成19年)3月のダイヤ改正より名古屋貨物ターミナル駅発の列車が新たに停車するようになり、同駅と西浜松駅からのコンテナ直通輸送が行われている。 このほか、六原駅のオフレールステーション化に伴い、当駅と六原ORSの間で1日2往復のトラック便が運行されている[6]。 利用状況JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は1,592人である[利用客数 1]。 なお、2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
駅周辺水田地帯に急遽開かれた水沢江刺駅とは違い、当駅周辺は昔から商都として発展したこともあり、ビジネスホテルなどの宿泊施設や飲食店が数多く存在する。なお、当駅と水沢江刺駅とは車で15分ほどかかり、徒歩での乗り換えは不適である。 バス路線駅前バス停および水沢駅通りバス停に停車するバスは、岩手県交通と野口が運行している。水沢駅通りバス停は、駅前から約300メートル西進した駅通り(岩手県道113号水沢停車場線上)にある。美山病院線・美希病院線が停車する水沢駅東口バス停は、駅前(正面口の南側)から東西地下連絡通路を経由し国道4号方面へ160メートルほど進んだ場所にある。これとは別に、岩手県交通の水沢駅東口バス停が東口ロータリーより交差点を渡った付近にある。また、奥州市コミュニティバス(Zバス)の水沢駅口バス停が、駅前から130メートルほど離れた岩手銀行水沢支店北側の市道上にある。
その他1962年(昭和37年)より夏の恒例になっている駅ホームの南部鉄器風鈴装飾[新聞 4]は、日本の音風景100選にも選ばれている。約700個の風鈴が下りホームに飾られる[新聞 4]。 隣の駅脚注記事本文出典
報道発表資料
新聞記事利用状況
関連項目外部リンク
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