浦和ヴェルデ東宝
浦和ヴェルデ東宝(うらわヴェルデとうほう)は、埼玉県さいたま市浦和区高砂の「浦和中央ビル」で東宝東日本興行が経営・運営していた映画館である。 概要
旧浦和市内における東宝系列映画館として多くのヒット作を上映していたが、新設移転翌年の1998年にはシネマコンプレックスの出店を盛り込んだ「浦和駅東口駅前地区第二種市街地再開発事業(現:ストリームビル)」が事業決定され、2004年(当初予定)の開業後に影響を受けることが必至と見られ、2000年11月には当館と同時期に開業し東映・東急系作品を上映していた近隣の「浦和シネマ」が閉館し、当館が浦和駅界隈唯一の映画館となった。 浦和駅東口の再開発事業は2001年10月に出店事業者のマイカル倒産により白紙化されたが、2000年以降は近隣に大規模駐車場を備えたシネマコンプレックス[1] が次々と開業し、競争にさらされることになった。そして浦和駅東口の再開発事業は予定より3年遅れとなる2007年に「浦和パルコ」と「ユナイテッド・シネマ浦和」の出店として現実化することになり、同施設開業3ヵ月前のタイミングでの閉館となった。当館の閉館により、2015年4月10日に「TOHOシネマズららぽーと富士見」が開業するまでの間、埼玉県内から東宝系列映画館が一旦すべて姿を消すこととなった。 撤退後の一部フロアは改装のうえ手芸教室「ユザワヤ芸術学院」が近隣ビルより移転したが、2010年(平成22年)8月31日をもってユザワヤ自体が同地での営業を終了し、浦和中央ビルから全テナントが撤退(ユザワヤはストリームビル内の浦和パルコに移転)。2011年に土地は銀二土地から住友不動産に売却され増築部分も含めビル全体が解体。2014年には分譲マンション(シティハウス浦和高砂)が竣工した。 座席数増築移転後のもの
参考資料
脚注関連項目Information related to 浦和ヴェルデ東宝 |