由仁町(ゆにちょう)は、北海道空知総合振興局管内、夕張郡にある町。札幌市の東、約42kmに位置する。ヤリキレナイ川が有名である。
地名の由来は、アイヌ語の「ユウンニ(温泉のある所)」から。
地理
北海道空知管内の最南端に位置するひょうたん型の由仁町は、東西に8km、南北に32 km総面積133.74 km2、南北に夕張川が流れ、南東部の森林地帯は夕張山地に属し、西部・南部には、馬追丘陵が広がっている。町の西部は長沼町から続く馬追丘陵。東部は平坦な低地で、栗山町との境には夕張川が流れる。南東部は夕張山地に続く森林地帯。町を北緯43度線が通る。
隣接している自治体
歴史
- 年表
町民憲章
わたしたちは、先人のたくましい心を受けつぐ熱意・創意・善意の郷、由仁の町民です。
豊かさと安らぎのあるまちづくりに励みます。
- 未来をつくる子どものため、伸びゆくまちにしましょう。
- 健康で元気よく働き、明るいまちにしましょう。
- 互いに助けあい、心のふれあう、暖かいまちにしましょう。
- 香り高い郷土の文化を育て、豊かなまちにしましょう。
- 自然を愛し、緑豊かな、美しいまちにしましょう。
合併問題
2003年(平成15年)7月に南幌町・栗山町と3町で合併協議会を設置して合併を協議し、新市名を公募に基づいて「東さっぽろ市」に決定、2004年(平成16年)11月には合併協定書に調印した。しかし、長沼町が合併協議に加わらなかったため、飛地となる南幌町では同年10月に行われた住民投票の結果、合併反対が多かった。この結果を受け同町議会は合併関連議案を否決し、同町は合併を断念、協議会は2005年(平成17年)3月に解散し、「東さっぽろ市」は幻のものとなった。
行政
理事者
- 町長 松村諭(まつむら さとし)
- 副町長 田中利行(たなか としゆき)
- 教育長 石井洋(いしい ひろし)
財政
平成26年度決算による財政状況
- 住基人口 5,624人
- 標準財政規模 32億3,329万4千円
- 財政力指数 0.20 (類似団体平均0.23)
- 経常収支比率 78.6% (類似団体平均83.6%)
- 実質収支比率 2.3%(類似団体平均5.6%)
- 実質単年度収支 8,300万円~標準財政規模の2.6%の黒字額
- 地方債現在高 70億4,772万4千円(人口1人当たり125万3,151円)
- 普通会計歳入合計 50億6,603万円
- 地方税 5億8023万6千円(構成比 11.5%)
- 地方交付税 25億5,998万円(構成比 50.5%)~歳入の50%以上を交付税に依存
- 地方債 5億6,122万2千円(構成比 11.1%)
- 普通会計歳出合計 49億5,330万7千円
- 人件費 6億2,539万4千円(構成比 12.6%)
- うち職員給 3億9,443万1千円(構成比 8.0%)
- 扶助費 3億2,925万5千円(構成比 6.6%)
- 公債費 10億825万3千円(構成比 20.4%)
基金の状況
- 1財政調整基金 7億7984万5千円
- 2減債基金 1,783万7千円
- 3その他特定目的基金 1億1,599万円
- 合計 9億1,367万2千円(人口1人当たり16万2,459円)
定員管理の適正度(平成26年度)
- 人口1,000人当たり職員数 12.80人(類似団体平均14.77人)
- 一般職員72人 (うち技能系労務職0人)、教育公務員1人、消防職員0人、臨時職員2人 一般職員等合計 75人
- ラスパイレス指数 90.6 (道内市町村平均96.6)
- 参考
- 一般職員等(75人)一人当たり給料月額 29万5,700円 (職員手当を含まない)
- 職員給(給料+手当)÷一般職員等(75人)=525万9千円~給料月額の17.8か月分
健全化判断比率・資金不足比率(平成26年度決算~確報値)
健全化判断比率
資金不足比率
- (全ての公営企業会計において資金不足額がなく、比率は算定されない)
※ 平成20年度~平成21年度まで、 実質公債費比率(ピーク時27.4%)で財政健全化団体となった。
経済
産業
- 町の基幹産業は農業で、最近はハーブガーデンなどの観光資源にも力をいれている。
立地企業
- 日本食品製造合資会社 三川工場
- クレードル興農株式会社 三川工場
- 日本自動ドア株式会社 由仁工場
- 小岩金網株式会社 由仁工場
- 共和コンクリート工業株式会社 由仁工場
- 株式会社三英社製作所
農協
金融機関
郵便局
- 由仁郵便局(集配局、069-12xx地域):由仁・古山地区
- 三川郵便局(集配局、069-11xx地域):三川・川端地区
- 川端郵便局
宅配便
公共機関
警察
姉妹都市・提携都市
地域
人口
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由仁町と全国の年齢別人口分布(2005年)
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由仁町の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 由仁町 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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由仁町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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10,620人
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1975年(昭和50年)
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9,511人
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1980年(昭和55年)
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9,000人
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1985年(昭和60年)
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8,426人
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1990年(平成2年)
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7,809人
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1995年(平成7年)
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7,250人
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2000年(平成12年)
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6,910人
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2005年(平成17年)
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6,477人
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2010年(平成22年)
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5,896人
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2015年(平成27年)
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5,314人
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2020年(令和2年)
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4,822人
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総務省統計局 国勢調査より
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教育および児童福祉
中学校
小学校
児童福祉施設
下記2施設は学校法人由仁学園によって運営
- にじいろこども園(2020年4月1日由仁幼稚園と由仁保育園が統合)
- 三川保育園
交通
鉄道
バス
夕張鉄道(夕鉄バス)の乗り入れ(札幌急行線)は2023年(令和5年)10月1日廃止[4]。
タクシー
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
文化財
- 由仁町岩内遺跡
- マンモスゾウ臼歯化石 - ゆめっく館
- オオツノシカ化石 - ゆめっく館
観光
著名な出身者
ゆかりのある人物
関連項目
脚注
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、78頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ 総理府告示第338号官報. 1950年12月18日
- ^ “由仁町デマンドバスの利用について”. 由仁町. 2023年11月15日閲覧。
- ^ “バス路線の廃止について” (PDF). 夕張鉄道 (2023年8月11日). 2023年11月15日閲覧。
関連文献
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外部リンク