白子町
白子町(しらこまち)は、千葉県の東部に位置し、長生郡に属する町。 都市雇用圏における東京都市圏。中世末紀州の漁民西宮久助が漂着し紀州漁法である地引き網を伝えた九十九里浜いわし漁発祥の地である[1]。現在はテニスコート数日本一を誇るテニスの聖地として知られ、白子温泉を有する保養地となっている[2][3]。 地理千葉県東部に位置し、県庁所在地である千葉市から約30キロメートルの距離である。東京都の都心から60 - 70キロメートル圏内である。都市雇用圏における東京都市圏に含まれ、茂原市への通勤率は19.4%(平成22年国勢調査)。なお、東京国際空港や神奈川県からは東京湾アクアライン若しくは東京湾フェリーを利用した場合が移動距離の短縮となる[4]。 太平洋(外房)に面し、九十九里平野に含まれ、なだらかな地形である。九十九里浜(九十九里海岸)を有し、九十九里沿岸の市町村の中では南部の地域の中でもやや南側から南部にかけての一帯となる。町の中心部を南白亀川という比較的大きな川が流れているため、他の長生地域によく見られる用水の確保を目的とした溜池は無い。 今後発生が予測される南海トラフ巨大地震の際には、町内に最大7mの津波が到達することが予想されている。これは千葉県下では長生町と並び最大値となっている[5]。 隣接する自治体歴史人口平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、8.25%減の11,149人であり、増減率は県下54市町村中49位、60行政区域中55位。
行政町長
立法県政
国政経済九十九里いわし漁発祥の地であり江戸時代には漁業による繁栄があった。明治維新後機械揚繰網が登場すると、遠浅な砂浜海岸であり良港に恵まれず漁船の大型化への対応がむずかしかった九十九里浜の漁業は一時衰退したため、農業や観光が産業の主体となっている[8]。 産業地域教育小学校
中学校
交通町内に鉄道は通っていない。公共交通機関を使用する際は、茂原駅 - 本納駅 - 大網駅(JR東日本・外房線)から路線バスかタクシーを利用する。 バス路線大網駅からの路線と、茂原駅からの路線がメインとなる。またバスターミナル東京八重洲からの高速バスが1日3往復、千葉駅からの特急バスが1日9往復ある。いずれのバスも小湊鉄道が運行(東京駅からのバスはその他ちばフラワーバスも運行を担当)。 千葉駅から白子車庫までは約60分。大網駅から白子車庫までは約40分。茂原駅から白子車庫までは約30分。どちらも外房線と白子町を結ぶアクセス路線であるが、白子町にある5つの海水浴場(剃金と古所を除く五井・中里・幸治)や、テニスコート・リゾートホテル・民宿へは茂原駅からのバス路線が最寄となり、本数も大網駅からの路線よりわずかに多い(剃金、古所海水浴場は大網駅からのバス路線が最寄りとなる)。 道路名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事名所・旧跡・観光スポット温泉海水浴場
名物・名産品文化財→「白子町指定文化財一覧」も参照
著名な出身者脚注
関連項目→「Category:白子町」も参照
外部リンク
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