『美女と野獣 ベルのファンタジーワールド』(びじょとやじゅう ベルのファンタジーワールド、原題:Beauty and the Beast: Belle's Magical World)は、1998年にリリースされたホームビデオ。1991年に公開されたアニメーション映画『美女と野獣』の3作品目である。前々作同様にスペシャル・エディションが存在。
あらすじ
3(スペシャル・エディションでは4)話の短編ストーリーが、本の物語のように展開する。話には、後のディズニー・プリンセスDVDにも収録されたものもある。
大切なことば
ベルがお城にやって来てまもなくのお話。狼から助けてもらった一件でベルとビーストの距離はある程度縮まったものの、相変わらず喧嘩が絶えなかった。その日も二人は些細なことで言い争いをしてしまいお城は気まずい空気に。それを見たウェブスター、クレイン、ラ・プルームは、ベルにはビーストの、ビーストにはベルの振りをして偽のお詫びの手紙を書いて送った。三人の思惑通りその手紙で二人は仲直りするのだが、思いがけない大騒動に発展してしまう。
フィフィとルミエールの記念日
ある日の朝。いつもより浮かれている様子のフィフィ(フェザーダスター)。ベルが訳をたずねると、明日はフィフィとルミエールが初めて出逢った記念日で、毎年ルミエールが披露してくれるサプライズなお祝いを楽しみにしているのだという。ところが、この年に限ってルミエールは記念日の事をすっかり忘れてしまっていた。ルミエールは慌ててなんとか準備をしようとするが、いいアイデアが浮かばない。そこでベルも手伝いを引き受けるのだが、フィフィはその姿を見かけて二人が親密な仲だと勘違いしてしまう。
「ディズニー・プリンセス/夢見るパジャマ・パーティー」にも収録。
ポット夫人のパーティー
このストーリーが、スペシャル・エディションで追加されたストーリー。「くまのプーさん 完全保存版」における「プーさんとイーヨーのいち日」と違い、映像特典ではなく本編に組み込まれている。「ディズニー・プリンセス/憧れのバースデイ・パーティー」にも収録。
とべない小鳥(傷ついた小鳥)
お城の庭を散策中、怪我をして動けなくなった小鳥を拾ったベル。部屋に連れて帰り介抱しようとすると、コグスワースからビーストは小動物の類、特にうるさく鳴く鳥が大嫌いだから直ちに追い出すよう言い放つ。ベルは可哀想だからとコグスワースを説き伏せ、内緒でこっそり部屋で面倒を見るが、他の使用人がうっかり口を滑らせたため見つかってしまった。そして案の定ビーストは城から小鳥を追い出すよう命令する。
新キャラクター
- シャンデリエラ
- 城のメイド。城にかけられた魔法によりシャンデリアの姿になっている。よく聞き違いをしており、本人はこれを自覚している。
- ウェブスター
- 城の使用人。城にかけられた魔法により辞書の姿になっている。真面目な性格をした老紳士であり、「生き字引き」というあだ名で呼ばれている。
- クレイン
- 城の使用人。城にかけられた魔法により便箋の姿になっている。便箋の表面に顔が浮かんでおり、表面の紙を抜いても、また新しい顔が浮かんでくる。
- ラ・プルーム
- 城の使用人。城にかけられた魔法により羽ペンの姿になっている。唾液がインクになっている。
- トレー&シャウデ
- 城の料理人で、夫婦。城にかけられた魔法によりキッチンミトンの姿になっている。青色の右側のミトンが夫のトレー、赤色の左側のミトンが妻のシャウデ。よく意見の違いで喧嘩する。
- フラッペ
- 城の料理人。城にかけられた魔法により泡立て器の姿になっている。
- チューバルー
- 城の音楽家。城にかけられた魔法によりチューバの姿になっている。のんびりとした口調が特徴。
- コンチェルティーナ
- 城の音楽家。城にかけられた魔法によりアコーディオンの姿になっている。
声の出演
日本語版制作スタッフ
ディズニーの同じ構成の作品
外部リンク
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