臨津江駅
臨津江駅(イムジンガンえき)は、大韓民国京畿道坡州市文山邑にある、韓国鉄道公社(KORAIL)京義線の駅。 概要京義線再連結事業に基づいて文山 - 臨津江間開通と同時に営業を開始した。 現在、当駅を発着する列車は首都圏電鉄京義・中央線の当駅 - 文山間区間便のみとなっており、ソウル・龍山方面は文山駅での乗り換えが必要である。 京義線の当駅 - 都羅山駅間は民間人出入統制区域であるため、都羅山駅へ向かう際は当駅で一旦降車し、入境手続き・保安検査を受ける必要がある。駅周辺には臨津閣があり、隣駅の都羅山駅と共に朝鮮分断の現実を肌で感じることができる駅である。 歴史
駅構造単式ホーム1面1線の地上駅。ホームは中央で二分されており、ソウル側が京義・中央線電車の停車する高床ホームであり、ホームドアが設置されている。都羅山側は低床ホームであるが、現在使用する列車はない。その他、側線が1線ある。 京義・中央線乗り入れ前(電化前)はソウル方面発着専用ホームと、入境手続き・保安検査後の乗客が利用する都羅山駅方面出発専用ホームが分かれた構造であった。 駅名標にはソウル及び平壌の両駅名と、それぞれの駅への距離が表記されている。都羅山駅にも同様の駅名標が設置されている。
都羅山駅までの乗車方法2024年現在、都羅山シャトルの利用方法は以下の通りである。(DMZ平和観光、坡州市公式サイトに基づく) ソウル方面から当駅に到着する全ての列車は、京義・中央線電車の停車する高床ホームに到着する。ここで全ての乗客は一度降車させられ、憲兵が車両内を確認する。全員が駅構内から出たことを確認した後、駅構内、ホームが都羅山方面乗客専用に隔離され、厳重な監視の下、その列車には、手続きを終えた乗客が乗車する。
利用状況民間人出入統制区域に近く、付近に住宅があまり存在しないため、生活目的の利用者はほとんどいない。ほとんどが当駅近くの臨津閣やその付随施設などの利用者や、隣駅の都羅山駅まで向かう利用者である。 駅周辺当駅から徒歩約10分の所に臨津閣があり、周辺は臨津閣国民観光地として整備されている。当駅の西で臨津江を渡る京義線の臨津江鉄橋は「自由の橋」の名で知られている。 隣の駅脚注関連項目外部リンク
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