花園フォント(はなぞのフォント)とはGlyphWikiで開発されているオープンソースの漢字フォントである。漢字のグリフが中心であり、ひらがな・カタカナは2010年2月22日版までは含まれなかったが、2010年7月18日版以降には含まれている。
現在は明朝体しかないが、ゴシック体も計画されている。
2017年以降は更新がなくUnicodeの発展に追いつかず、2023年にはUnicode 15.1の公開を機にその跡継ぎのJigmo(字雲)フォントが公開されている。
生成方法
GlyphWikiでグリフデータを手動・半自動で作成し、変換エンジンのKAGE/engineでグリフデータを明朝体のベクトルデータに変換、FontForgeでベクトルデータを束ねヒンティングなどを行いフォントを生成している[1]。
GlyphWikiのグリフデータはWiki上で開発されている。パブリックドメインに近いライセンスで使うことができ、ダンプも公開されている[2]。
変換エンジンのKAGE/engineはJavaScriptで書かれている。GPLv3で公開されており[3]、y-iijimaにより丸ゴシックを生成する派生試作変換エンジンも作られた[4]。また、GPLv3で公開されているGlyphWiki Drawfont Toolにおいて、Pythonで書かれた別の変換エンジン実装(モルモット明朝)も作られている。
mashabowにより花園明朝のOTF版である花園明朝OTのベータ版が公開されている[5][6]。また、OpenTypeフィーチャによって標準化されていない漢字にも対応する「花園明朝・AFDKO版」が漢字データベースプロジェクトで公開されている[7]。
歴史
脚注
関連項目
外部リンク
ユーザーによるOTF版の開発 - 公式で配布しているTTF版は環境によってはコードポイントがずれて表示されるバグがあり、このOTF版では改善されている。2015年4月1日現在、CJK統合漢字拡張Dまでが対応している。HanaMinAFDKO-4.082.zipには「花園明朝 A Regular」「花園明朝 B Regular」、HanaMinExtAFDKO-4.082.zipには「花園明朝 AX Regular」「花園明朝 BX Regular」という名称のフォントが入っており、フォント名が異なるため公式で配布されているものと同時にインストールすることが可能。
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