蓮沼町(はすぬまちょう)は、東京都板橋区の町名[5]。丁目の設定がない単独町名である。全域で住居表示が実施されている。
地理
板橋区の東部に位置する。北で小豆沢、北東で北区赤羽西、東で北区西が丘、南で清水町、西で泉町および大原町と隣接する。東辺をもって板橋区 - 北区境を形成する。町域は狭小で、中小の工場と住宅が混在する。西辺で国道17号(中山道)が南北に通じている。
地形
武蔵野台地成増台の高台に属する。
歴史
廃藩置県実施前は武蔵国豊島郡蓮沼村(後に分村により本蓮沼村、又は元蓮沼村とも称した)。一帯は中山道の街道筋に点在する小集落であったと考えられる。
沿革
地名の由来
江戸時代の村名「蓮沼村」に由来する。ただし、武蔵野台地側にある現在の町域が有史以降沼地だった形跡はなく、蓮沼の名は荒川沿いの湿地帯(現在の坂下・東坂下・舟渡付近)にあった沼地によるものと考えられている。当町域に本蓮沼・蓮沼の地名が残った経緯は明らかになっていない。
世帯数と人口
2024年(令和6年)3月31日現在(板橋区発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
- 世帯数 : 3,393世帯
- 人口 : 5,288人
人口の変遷
国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷
国勢調査による世帯数の推移。
学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[16]。
事業所
2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[17]。
- 事業所数 : 191事業所
- 従業員数 : 2,382人
事業者数の変遷
経済センサスによる事業所数の推移。
従業員数の変遷
経済センサスによる従業員数の推移。
交通
鉄道
バス
- 国際興業バス ※出入庫に伴う区間運行系統は省略。
- 本蓮沼駅(旧称・蓮沼町):池20 池袋駅西口行き・高島平操車場行き、池21 池袋駅西口行き・舟渡町経由高島平駅行き、赤51 西が丘経由赤羽駅西口行き・サンシャインシティ経由池袋駅東口行き、赤57 トンネル経由赤羽駅西口行き・日大病院行き、赤52-2 (本蓮沼駅始発・平日朝時間帯のみ)西が丘経由赤羽駅西口行き
- 赤羽駅西口始発の蓮沼町循環(赤52系統、平日朝時間帯のみ)は、2013年3月15日限りで廃止された。
道路
施設
- 板橋蓮沼郵便局
- トプコン
- ジーシー
- 尾野製本所
- 氷川神社:17世紀前半ごろに荒川水害の被害により当地に移転。
- 南蔵院:17世紀前半ごろに荒川水害の被害により、現在の坂下二丁目地域より当地に移転。境内の八重紅しだれ桜は「板橋十景」に選定されている。
その他
日本郵便
脚注
外部リンク