西田 昭市(にしだ しょういち、1928年5月26日[3][4][5][6] - 1990年5月28日[4])は、日本の俳優、声優。本名は同じ[4]。
東京府(現東京都)出身[4][5]。
人物
中央大学予科卒業[4][5]。1947年3月に舞台芸術アカデミーに入所し、1948年10月まで在籍[5][注釈 1]。1950年10月、劇団七曜会入団[5]。1955年3月に七曜会を退団し[5][注釈 2]、劇団葦の設立に参加[6]。1964年6月からはフリーランスとなり[5]、ぐるーぷさぼてん[7]、赤坂プロダクション[8]、エヌ・エー・シー[9]、同人舎プロダクション[10]、スカイプロ[11]、太陽プロモーション[12]、SKY企画[3]、蛭川企画[2]に所属していた。声種はバリトン[12]。新劇俳優協会の理事も務めていた[5]。
1990年5月28日、S状結腸癌のため死去、62歳没。
後任
西田の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。
出演作品(俳優)
テレビドラマ
- テレビドラマ(NHK)
- 高野長英(1953年) - 書役
- おふくろ(1955年) - 英一郎
- ドラマ / 姉妹(1954年、NHK)
- 家庭かるた 「晴れたり曇ったり」(1955年、NHK)
- 五文叩き(1956年、NHK)
- 連続ドラマ / うぞうむぞう(1957年、NHK)
- ここに人あり 第9回(1957年、NHK)
- 大助捕物帖(1958年、NTV)
- 幸運の階段(1958年、NHK)
- 西郷隆盛(1958年、NHK)
- 魔法の梨の木(1959年、NHK)
- ドキュメンタリードラマ 裁判 =これは安楽死だ=(1959年、KRT)
- 人生の四季 第47回「夜の霧」(1962年、NTV)
- テレビ指定席 / 失踪(1962年、NHK)
- 講談ドラマ / 藤十郎の恋(1963年、NHK)
- 判決 第70話「歪んだ町」(1964年、NET) - 高松
- 東芝日曜劇場 / 橋の下(1964年、TBS)
- 幕末(1964年 - 1965年、TBS)
- アジアの曙 第1話、第2話(1964年、TBS)
- 大河ドラマ(NHK)
- 甲州遊侠伝 俺はども安 第8話(1965年、CX)
- 事件記者 第234話「銃口」(1965年、NHK)
- 乗っていたのは二十七人 第22話「女狐」(1965年、NET)
- 特別機動捜査隊(NET)
- 第223話「魔性の女」(1966年)
- 第288話「黒い砂漠」(1967年)
- 第430話「明日からはひとり」(1970年) - 竹腰
- 第457話「マンガの世界をゆく」(1970年)
- シオノギテレビ劇場 / 鳩の橋(1966年、CX)
- おはなはん(1966年 - 1967年、NHK)
- 三匹の侍(CX)
- 第4シリーズ
- 第1話「吠えろ剣」(1966年) - 蒲原
- 第21話「復讐」(1967年)
- 第26話「斬る」(1967年) - 堀口
- 第5シリーズ 第14話「空っ風野郎」(1968年) - 政吉
- ウルトラシリーズ(TBS)
- 泣いてたまるか(1967年、TBS)
- 第45話「先生、初恋の人に逢う」
- 第67話「雪の降る街に」
- コメットさん 第37話「ちびっこ戦争」(1967年、TBS) - 官吏
- 昔三九郎 第3話「無理難題」(1968年、NTV)
- 戦え! マイティジャック 第5話「マリアの像を追いかけろ!!」(1968年、CX)
- 37階の男 第16話「冷たい欲望の女」(1968年、NTV)
- 河童の三平 妖怪大作戦 第19話「妖怪村の復讐鬼」(1969年、NET) - 念力
- バンパイヤ 第15話「赤い満月の決斗」(1969年、CX) - テレビ局局長
- 孤独のメス 第2話(1969年、TBS)
- 鬼平犯科帳(八代目松本幸四郎版)
- 第40話「かわうそ平内」(1970年、NET / 東宝) - 佃島の文次
- 第50話「かまいたち」(1970年、NET / 東宝) - 藤堂源之進
- 日本怪談劇場 第10話「怪談 笠森お仙 幽霊茶屋」(1970年、12ch) - 越ヶ谷十兵衛
- 旗本退屈男 第22話(1971年、CX)
- 花王 愛の劇場 / 第二の結婚(1971年、TBS)
- ワン・ツウ アタック! 第8話「どろんこ修業」(1971年、12ch) - モデルプロダクションマネージャー
- 大忠臣蔵(1971年、NET) - 大久保権右衛門
- 軍兵衛目安箱 第7話「十三両の金」(1971年、NET / 東映) - 土田外記
- 人形佐七捕物帳 第24話「怪談猫屋敷」(1971年、NET) - 仙石十太夫
- 少年ドラマシリーズ / タイム・トラベラー(1972年、NHK) - 新聞社デスク
- 荒野の用心棒 第18話「黒い陰謀は波涛を越えて…」(1973年、NET) - 花村剛造
- GO!GOスカイヤー 大空の勇者 第16話「翼を失った鳥は今……」(1973年、CX)
- 少年探偵団 第19話「密室から消えた光子V-1」(1975年、NTV) - 小野博士
- 大江戸捜査網 第238話「万引き姫大作戦」(1976年、12ch)
- 太陽にほえろ!(NTV)
- 第79話「鶴が飛んだ日」(1974年) - 麻薬捜査官
- 第158話「顔」(1975年) - 高級外車の持ち主
- 第200話「すべてを賭けて」(1976年) - ホテルTOYO支配人
- 第220話「ジュンの復讐」(1976年) - 警察幹部
- 第221話「刑事失格!?」(1976年) - 本庁査問委員
- 第267話「追跡者」(1977年) - 本庁幹部
- 第304話「バスジャックの日」(1978年) - 風間警視
- 第318話「カレーライス」(1978年) - 本庁幹部の声 ※ノンクレジット
- 第337話「偽装」(1979年) - 千葉県警刑事
- 第380話「見込捜査」(1979年) - 裁判長
- 第453話「俺を撃て! 山さん」(1981年) - 本庁幹部
- 第545話「さらば! ジプシー」(1983年) - 本庁人事部長
- 第678話「山村刑事の報酬なき戦い」(1986年) - 警察庁警視監
- 第714話「赤ちゃん」(1986年) - 堀田義幸
- 伝七捕物帳 第78話「娘さらい お化け騒動」(1975年、NTV) - 西国屋
- 愛のサスペンス劇場 / 炎の記憶(1975年、NTV)
- 新宿警察 第15話「脅迫電話」(1976年、CX)
- 少年探偵団 第19話「密室から消えた光子V-1」(1976年、NTV)
- テレビドラマ / 禁じられた美徳(1976年、MBS)
- 快傑ズバット 第28話「そして、誰も居なくなる」(1977年、12ch) - 吉村
- ご存知!女ねずみ小僧 第9話「旅のゆくては茜雲」(1977年、CX / C.A.L) - 下川外記
- 日本の戦後 第6集「くにのあゆみ 戦後教育の幕あき」(1977年、NHK) - 大久保利謙
- 七人の刑事 第3シーズン 第45話「岩下刑事の恋人」(1979年、TBS)
- 特捜最前線 (1980年、ANB)
- 第145話「凶器が歩く街!」
- 第155話「完全犯罪・350ヤードの凶弾!」
- そば屋梅吉捕物帳(1980年、12ch)
- 第20話「闇に笑うけしの花」 - 岡部嘉門
- 第25話「地獄の底で笑う奴」 - 黒川勘兵衛
- 新・江戸の旋風 第23話「源兵衛長屋に鶴が来た」(1980年、CX / 東宝) - 大坂屋長兵衛
- 花よめは16歳 第31話「ミチついに結婚宣言!!」(1980年、ANB)
- 警視庁殺人課 第19話「恐怖のロープウェイ・死の脱出!」(1981年、ANB)
- 秘密のデカちゃん 第20話「何がなんでも! 猛烈女医の結婚宣言」(1981年、TBS / 大映テレビ) - 病院長
- ドラマスペシャル / 遥かなりマイ・ラブ(1981年、TBS)
- 時代劇スペシャル / 狐のくれた赤ん坊(1981年、CX)
- 火曜サスペンス劇場(NTV)
- ザ・ハングマンシリーズ(ABC / 松竹)
- 新ハングマン 第10話「新人女優に泥をぬる芸能学院女帝」(1983年) - 片岡代議士
- ハングマンGOGO 第13話「地上げ屋に転がされた少女!」(1987年) - 松田
- 金曜ファミリーワイド / 松本清張の地の骨(1984年、CX / 大映テレビ)
- 金曜ドラマ / くれない族の反乱(1984年、TBS)
- ザ・サスペンス / 狙われた女教師(1984年、TBS)
- ニュードキュメンタリードラマ昭和 松本清張事件にせまる 第17話「阿部定のゆくえ」(1984年、ANB / 国際放映)
- 私鉄沿線97分署 第19話「パフォーマンスだ! 手を上げろ!」(1985年、ANB)
- ただいま絶好調! 第22話「アイラブ・ニューヨーク」(1985年、ANB)
- スペシャルドラマ / イエスの方舟(1985年、TBS)
- 土曜ワイド劇場 / 笹沢左保の裸の家族 裸の家族・仙台-東京ダブル殺人事件(1986年、ANB)
- 銭形平次 第3話「人情、迷子札」(1987年、NTV)
映画
舞台
- ゴールデン・ボーイ(1954年、劇団七曜会) - シギィ[13]
- 人間の条件(1958年、東宝・劇団葦) - 岡崎[14]
- 憂愁の皇子(1965年、枇杷の木の会) - クマタケル[15]
- おえん(1981年、三浦布美子特別公演) - 玉屋山三郎[16]
- 笠森お仙(1981年、帝国劇場特別公演) - 雀屋喜右衛門[17]
- 名物ふじみ団子(1981年、英の会) -武市久万吉[18]
- 新編たぬき(1981年、東宝現代劇特別公演) - 橘家圓蔵[19]
出演作品(声優)
吹き替え
担当俳優
映画
ドラマ
人形劇
テレビアニメ
ラジオドラマ
- 海によせるバラード(1959年、ニッポン放送)- 男[21]
脚注
注釈
- ^ 1946年入所としている資料もある[6]。
- ^ 1956年としている資料もある[6]。
出典
外部リンク