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西畑美希

西畑 美希
Miki Nishihata
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1977-04-27) 1977年4月27日(47歳)
出身地 日本の旗 広島県福山市[1]
ラテン文字 Miki Nishihata
身長 175cm[1]
体重 67kg[1]
血液型 A型
選手情報
所属 就実高等学校
愛称 ミク
役職 監督
ポジション レフト[1]
指高 222cm[1]
利き手[1]
スパイク 290cm[1]
ブロック 275cm[1]
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西畑 美希(にしはた みき、1977年4月27日 - )は、日本の元女子バレーボール選手[2]、現バレーボール指導者である。

来歴

広島県福山市出身[1]。1989年に日本で開催されたワールドカップの影響を受けて、中学3年時に福山市立向丘中学校から岡山県のバレーボール強豪校である就実中学校に転学して本格的にバレーボールを始める[3][4]。1992年夏の全中に出場、同年暮れのさわやか杯では全国中学強化選手に選出された[4]

1993年に就実高校に進学。同期に向井久子(元全日本、石川島播磨呉ユニチカ)がいる[5]。同年夏のインターハイではいきなり準優勝を果たす[4]。3年次となった1995年にはインターハイで優勝し、自らも優秀選手賞及びベスト6に耀く[4]。勢いにのった就実チームは、秋の国体も制して高校二冠に耀いた[6]

1996年にVリーグのユニチカ・フェニックスへ入団したが、活躍の場が得られず、1999年にV1リーグの東北パイオニアに移籍した。東北パイオニアでは中堅選手として活躍し、チームのVリーグ昇格に貢献した。次第に出場機会を失い、2005年に現役を引退した。

指導者の道は考えていなかったというが[3]、母校である就実高等学校から声がかかり、2011年からコーチとなり[7]、2015年4月からバレーボール部監督に就任した[8][3]。同年冬の天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会ではファイナルラウンド進出を果たし[9]、2016年夏のインターハイでは、自身が出場した1995年以来21年ぶりとなるベスト4進出に導いた[8]。2016年の国体でも就実高校中心の岡山県選抜チームが4位となり[10]、2大会連続でベスト4となった。更に上位を狙うべく、西畑は「20-20からの接戦をものにする」特訓を選手に課した[11]

2017年1月の第69回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)では、特訓の成果が実り、優勝候補の一角である八王子実践(前回準優勝校)、金蘭会(2016年国体優勝)を撃破してチームは決勝まで進出し[12][13]下北沢成徳に敗れたものの準優勝へと導いた[14]

2021年1月の第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)では、ノーシードながら、2回戦で文京学院大女子、準々決勝で金蘭会(前々回優勝校)、そして準決勝では古川学園(前回準優勝校)と次々と優勝候補を倒し決勝に進出。決勝では、大阪国際滝井(大阪)を3−1で下し、25大会ぶり3回目の優勝に導いた。

2023年1月の第75回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)では、新型コロナウイルスの抗原検査で選手に陽性者が出たため、大会規定により欠場となり、大会3連覇とならなかった。

2024年1月の第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)では、ノーシードながら、準々決勝で金蘭会(2023年国体準優勝)、そして準決勝では誠英(前回準優勝校)と次々と優勝候補を倒し決勝に進出。決勝では、下北沢成徳(2023年インターハイ優勝&国体優勝)を3−0で下し、1回戦から全6試合で1セットも失うことなく、2大会ぶり5回目の優勝に導いた[15]

所属チーム

個人成績

Vリーグレギュラーラウンドにおける個人成績は下記の通り[16]。ユニチカ時代の成績は確認できないため、省略した。

シーズン 所属 出場 アタック ブロック サーブ レセプション 総得点 備考
試合 セット 打数 得点 決定率 効果率 決定 /set 打数 エース 得点率 効果率 受数 成功率
2000/01 パイオニア 18 71 760 273 35.9% % 11 0.15 237 5 % 5.2% 183 65.6% 289
2001/02 16 45 232 75 32.3% % 6 0.13 135 0 % 6.1% 113 54.0% 81
2002/03 21 13 60 11 18.3% % 0 0.00 39 1 % 5.9% 40 72.5% 12
2003/04 18 9 30 12 40.0% % 0 0.00 24 0 % 2.1% 30 60.0% 12
2004/05 27 9 34 12 35.3% % 1 0.11 12 0 % 0.0% 19 47.4% 13
通算 100 147 1116 383 34.3% % 18 0.12 447 6 % 5.2% 385 61.6% 407

指導者としての戦績

※戦績は就実高等学校監督としてのもの。▲は就実高等学校を中心とした岡山県選抜チーム。

受賞歴

  • 2024年 - 第21回マルセンスポーツ・文化賞 スポーツ賞[18]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 月刊バレーボール1997年1月号臨時増刊 第3回Vリーグ観戦徹底ガイドブック 37ページ
  2. ^ 選手詳細”. Vリーグ機構. 2016年12月4日閲覧。
  3. ^ a b c 月刊バレーボール 2016年11月号 55ページ
  4. ^ a b c d 月刊バレーボール1999年2月号臨時増刊 第5回Vリーグ観戦徹底ガイドブック 64ページ
  5. ^ 充電完了o(^-^)o”. yahoo blog - 向井久子. 2016年12月4日閲覧。
  6. ^ 月刊バレーボール 1995年12月号 156-157ページ
  7. ^ 出場校一覧”. フジテレビ. 2016年12月7日閲覧。
  8. ^ a b 月刊バレーボール 2016年9月号 22ページ
  9. ^ 部活動紹介 <運動部>”. 就実高等学校. 2016年12月7日閲覧。
  10. ^ 日本バレーボール協会. “2016希望郷いわて国体 バレーボール競技結果 - 少年女子”. 2017年1月9日閲覧。
  11. ^ yahoo news. “春高バレー 第4日 就実、特訓実り接戦突破”. 2017年1月9日閲覧。
  12. ^ sanspo.com. “就実、八王子実践に競り勝ち涙あふれる…西畑監督「練習が実ってよかった」/春高バレー”. 2017年1月9日閲覧。
  13. ^ sanspo.com. “就実、金蘭会にフルセット勝利!西畑監督「我慢強くできた」/春高バレー”. 2017年1月9日閲覧。
  14. ^ 日本バレーボール協会. “第69回全日本バレーボール高等学校選手権大会”. 2017年1月8日閲覧。
  15. ^ 山陽新聞デジタル (2024年1月8日). “就実V 全日本高校バレー女子 2大会ぶり5度目、攻守で圧倒”. 2024年1月8日閲覧。
  16. ^ Vリーグ機構. “選手別成績”. 2016年12月4日閲覧。
  17. ^ a b 春高欠場の悔しさ乗り越えて…インターハイ前に闘志燃やす 就実高校女子バレー部”. 8OHK. 岡山放送 (2023年7月17日). 2023年11月24日閲覧。
  18. ^ 第21回マルセンスポーツ・文化賞表彰式 及び スポーツ・文化活動助成金贈呈式を開催 | 公益財団法人マルセンスポーツ・文化振興財団”. www.marusen-zaidan.or.jp. 2024年11月11日閲覧。
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