野球知識検定(やきゅうちしきけんてい)は、株式会社マスターズリーグが運営する「野球」に携わるすべての人の知識向上を目的とした検定試験である。現在は東京・大阪で年2回開催されており、今までに6歳から80代までおよそ1万人が受験している[1]。2022年1月の時点で超難関の1級合格者は僅か7名しかいない[注釈 1]。
沿革
- 2010年
- 7月10日 : 野球知識検定公式サイト開設
- 9月 : 【第1回】野球知識検定(東京・大阪・名古屋・福岡・千葉)
- 2011年
- 某月某日:マスコミ対象の検定実施[2]
- 2月20日-22日:沖縄プロ野球キャンプ地巡り
- 5月 : 【第2回】野球知識検定(東京・大阪)
- 8月1日 : ネット検定スタート
- 12月 : 【第3回】野球知識検定(東京・大阪)
- 2012年
- 3月 : 公式Facebookを開設
- 3月 - 6月 : 【第4回】野球知識検定(東京・大阪・名古屋・福岡・仙台)
- 7月2日 : ネット検定終了
- 9月 - 10月 : 【第5回】野球知識検定(横浜・新潟・広島)
- 12月 : 【第6回】野球知識検定(東京・大阪)
- 2013年
- 2月23日:石毛宏典氏・藤城和明氏を囲む食事会
- 3月 : 【第7回】野球知識検定(名古屋・松山)
- 6月 : 【第8回】野球知識検定(東京・大阪)
- 12月 : 【第9回】野球知識検定(東京・大阪)
- 2014年
- 3月 : 【第10回】野球知識検定(名古屋)
- 6月 - 7月 : 【第11回】野球知識検定(東京・大阪)
- 12月 : 【第12回】野球知識検定(東京・大阪)
- 2015年
- 4月 : 【第13回】野球知識検定(名古屋)
- 6月 : 【第14回】野球知識検定(東京・大阪)
- 7月 : 初の2級合格者誕生
- 12月 : 【第15回】野球知識検定(東京・大阪)
- 2016年
- 6月 - 7月 : 【第16回】野球知識検定(東京・大阪)
- 12月 : 【第17回】野球知識検定(東京・大阪)
- 2017年
- 6月 : 【第18回】野球知識検定(東京・大阪)
- 12月 : 【第19回】野球知識検定(東京・大阪)
- 2018年
- 6月 : 【第20回】野球知識検定(東京・大阪)
- 12月 : 【第21回】野球知識検定(東京・大阪)
- 12月15日:YouTuber CLAYが野球知識検定の紹介動画を投稿[3]
- 2019年
- 2020年
- 6月 : 新型コロナウイルス感染症拡大のため検定開催を中止
- 12月 :【第24回】野球知識検定(東京・大阪)
- 2021年
- 6月 :【第25回】野球知識検定(東京・大阪)
- 12月 :【第26回】野球知識検定(東京・大阪)
検定概要
東京会場は午前・午後の2部で開催され、大阪会場は午前のみ開催。試験時間は各級50分。持ち込み不可。問題用紙は試験終了後に回収される。飛び級受験はできないため5級・6級試験からのスタートとなる。最短期間で1級合格を目指すには少なくとも5回受験しなければならない。家族・友人割引として2人以上で申し込みした場合にはそれぞれ受験料1,000円を割引、6級取得者の5・6級を再受験する人に1,000円割引される。また早期割引として500円割引になる場合もある。割引の併用はできない(早期割引は除く)[6]。
級
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レベル
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受験料(税込)
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出題内容
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出題数
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合格基準
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公式問題集からの出題割合
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1級
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上級I
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5,000円
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現在、過去を問わず野球に関する基本知識の高度な観察力、洞察力を求める
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50問
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80%
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公式問題集なし
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2級
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上級II
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5,000円
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広範囲にわたって野球に関する正確な基本知識の深い理解力を問う
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50問
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80%
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70%
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3級
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中級I
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5,000円
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広範囲にわたって野球に関する正確な基本知識の有無を問う
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50問
|
80%
|
70%
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4級
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中級II
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5,000円
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広範囲にわたって野球に関する基本知識の有無を問う
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50問
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70%
|
70%
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5級
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初級I
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5,000円
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基本的な野球のルール、記録、歴史、エピソードなどの知識を問う
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100問
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90%
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100%
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6級
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初級II
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5,000円
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基本的な野球のルール、記録、歴史、エピソードなどの正否を問う
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100問
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70%
|
100%
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出題範囲
基本的に公式ホームページで発売されている問題集[7]と全く同じ問題が出題されるため問題集を丸暗記すれば合格できるが、3級からは問題集に書いていないことも問われるため時事問題やルール・記録・歴史・エピソードを事前にチェックする必要がある。あくまで「野球」の知識を問われるので日本プロ野球(NPB)はもちろん、メジャーリーグ・高校野球・大学野球・社会人野球・独立リーグなど野球に関するあらゆる知識を身につけていなければ上位級の合格は到底難しい。特に1級は公式問題集自体存在しないため、合格は至難である。
検定官
各検定毎にプロ野球OBが検定官を務める。検定終了後には質問コーナーやトークショー、クイズ大会が開催される。なかでもクイズ大会では正解した人に検定官のサイン入りボールがもらえるので人気を博している。質問コーナーの内容がクイズ大会の問題と重複した場合や、クイズ大会で正解者がいない場合は受験者全員で検定官とサインボール争奪じゃんけん大会が開催されることがある。2017年6月の東京会場で村上雅則氏が検定官を務めた際には、じゃんけん大会でサインボールの他にサンフランシスコ・ジャイアンツのトートバッグがサイン入りでプレゼントされた。
歴代の検定官
合格者特典
抽選・成績優秀者
- 写真撮影
- プロ野球OBとの食事会
- サイン入りボール
- サイン入り色紙
- コラム執筆の権利
1級合格者
記録
各級の歴代最高得点
級
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最高得点
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認定年月
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備考
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1級
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88点
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2019年7月
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2級
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98点
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2016年7月
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3級
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98点
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2014年4月
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4級
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97点
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2019年1月
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5級
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100点
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2011年6月
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タイ記録
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取得した主な著名人
6級
5級
4級
3級
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク