阿蘇くじゅう国立公園
阿蘇くじゅう国立公園(あそくじゅうこくりつこうえん)は、熊本県と大分県にまたがる、九州中央部に位置する国立公園である。1934年12月4日、阿寒国立公園、日光国立公園、中部山岳国立公園、大雪山国立公園とともに指定された。1986年の改称以前は、阿蘇国立公園(あそこくりつこうえん)と呼ばれていた。 概要指定区域と名称の変遷熊本県の旧名である「火の国」の由来といわれる阿蘇山と、大分県にあり九州本土最高峰の中岳を有する九重山(九重連山)を中心とする国立公園である。総面積72,678ha。 当初から九重山周辺も含まれていたが「阿蘇国立公園」の名称で指定された。1953年にはやまなみハイウェイの整備を前提に、沿線となる由布岳、鶴見岳、高崎山(高崎山自然動物園)*¹を拡張指定。1986年には、大分県知事および当時の関係7市町村の陳情を経て、「阿蘇くじゅう国立公園」と改称された。なお、「くじゅう」が平仮名であるのは、九重と久住の両地区(どちらも読みは「くじゅう」)での議論を踏まえてのものである。
特徴と植生環境省は、特徴のひとつに火山地形を挙げている。やまなみハイウェイを起点に湧出する温泉群「くじゅう連山温泉郷」の他、筋湯温泉や長湯温泉など温泉が点在するほか、大岳および八丁原に地熱発電所が建設されている。 天然記念物に指定されていた国造神社の「手野のスギ」(平成12年5月指定解除)が知られるほか、久住山周辺のコケモモ、大船山周辺のミヤマキリシマ、スズランなどの高山植物が見られる。高原地域にはサクラソウ、リンドウ(ハルリンドウ)、ヒゴタイなどが群生。また、特別天然記念物のニホンカモシカが生息している。 火山阿蘇カルデラ、阿蘇山、九重山、由布岳、鶴見岳 歴史
観光スポット熊本県
大分県
ビジターセンター利用者数は2008年(平成20年)[5]。
関連市町村以下は市町村合併を反映した2006年5月現在のものであり、指定当時とは名称が異なる自治体も含まれる。 ギャラリー関連項目脚注
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