飯給駅
飯給駅(いたぶえき)は、千葉県市原市飯給にある、小湊鉄道線の駅である。 歴史年表駅名の由来地名にまつわる伝承として、この付近には壬申の乱に敗れてこの地に落ち延びたとされる弘文天皇(大友皇子)にまつわる伝説がある。飯給駅前の白山神社は弘文天皇を祭神としている[1]。「飯給」という地名も、この地の人々が天皇一行に食事を捧げたことから、弘文天皇の3人の皇子が「飯給」の名を与えたとされる[2]。 このほか、「御所塚山」は弘文天皇が仮の御所を置いた地、「安房森」は弘文天皇に随行した安房大納言の旧跡とされる[3]。安房森には弘文天皇の3人の王子を祀ったとされる3つの祠がある[4]。 2021年7月から10月にかけて、生活ガイド.comが調査した「難読駅ランキング 東日本編」において、本駅の正答率が18.7%で1位になったことが同年12月に発表された[5][6]。 駅構造単式ホーム1面1線を有する地上駅。待合所がホーム上に設置されており、無人駅となっている。ホームは2両分であるがキハ40形による2両編成の場合後方車両がホームにかからなくなるため前方車両のみでドア扱いを行う。
利用状況2020年度の1日平均乗車人員は3人[* 1]である。 近年の一日平均乗車人員推移は下表の通り。
駅周辺駅は桜・菜の花の名所となっており、駅にある桜の木や菜の花が咲き乱れることから、春には列車と花などをモチーフとした写真を撮影するため多くの人が訪れる。
Toilet in Nature市原市の観光振興の一環として、「世界一大きなトイレ」と称するトイレ“Toilet in Nature”が駅前に建設され、2012年(平成24年)4月より供用を開始。藤本壮介(建築家)が手がけるもので、広さ200平方メートルを杉丸太で大きく囲んだ中に「草原」に見立てたスペースを設え、その中央部に全面ガラス張りの個室トイレ(女性専用)を設置する意匠となる。なお、この他に一般的な多目的トイレ(男女兼用)も設置された[7][8]。
隣の駅脚注注釈出典
参考文献
関連項目外部リンク
|